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劉備編 序章4


劉備「て、テメエらは、いったい何者なんだ、コンチクショウ!!」
長髭の漢「死に行く者に名乗る意味はないが、我が名は関羽。関雲長」
虎髭の漢「オレ様は張飛!オレァこいつみたいに民だの義だのに興味はねえが、
テメエらみたいに徒党を組んでいきがってる連中はムカつくんじゃい!
どりゃどりゃどりゃぁぁ!!」

名乗りを上げる長髭の漢と虎髭の漢めがけて、
地面に投げ出されていた《犠・雄・軍》の幾人かが立ち上がり、
武器を手に手に襲いかかった。
だが、裂帛の気合と共に張飛と名乗った漢が両腕を振ると、
襲いかかっていった《犠・雄・軍》のメンバーたちが十数人勢いよく吹き飛ばされてしまった。

劉備「ば、バケモノ…。お、おい、簡ヨウ!簡ヨウちゃん!!頼む!!
こ、こいつらをお前の力で何とかしてくれよぉっ!!」
簡ヨウ「…(おいおい。無茶言うな。わしはこんな陽の光が降り注ぐ場所じゃ
力を発揮できんわい。それに、こんなたくさん人がいるところで
そんなことを言う阿呆がおるか)」

劉備同様地面に投げ出されていた簡ヨウは口の中でそうぼやきつつ、
体勢を整えると懐から無数の鉛で造られた弾を閃かせた。
一見玩具のような武器であるが、軽々と岩盤に穴を穿つほどの破壊力を秘めた、
簡ヨウの必殺の暗器の一つである。
だが、長髭の漢は飛来する鉛弾を横目でちらりと見据えると、
「ふんッ!」と手にした得物を一閃した。
次の瞬間、簡ヨウが放った鉛弾は、一つ残らず地面に叩き落とされていた。

関羽「なかなか面白い武器を使う。だが、所詮は児戯。拙者には通用せん」
簡ヨウ「…ダメだ、大将~。わしじゃこんな化け物、どうにもできんぞい
(…こいつは、あるいは夜の闇の中でもどうにもできんかもしれんのぅ。
それほどの強さじゃわい)」

必殺の一撃を軽々と防がれてしまった簡ヨウは、肩をすくめて劉備の方を見た。

劉備「おいおいおい!早ぇーよ!諦めるなよ!お前はもっと出来るだろ、簡ヨウ!
どうして君は全力を出さないんだ!ほら、諦めたらそこで反乱終了だよ、バカッッッ!!」

劉備は必死に叫んだ。が、簡ヨウは諦めたようにため息をつき、首を横に振るばかりだった。
他の手下たちは相変わらず張飛に向かっては行っては、
ちぎっては投げられぶん殴られては叩きつけられていた。