サロン


 湖の対岸に管理者が使っている施設群があり、管理者はこの場所をサロンと呼んでいます。

 庭には薔薇園が広がり、片隅に庭師の妖精の小屋が佇んでいます。
薔薇園で一際美しい薔薇はClaudiaと名付けられています。

 正面玄関を入ってすぐの場所はホールとなっていて、長椅子や小さなテーブルが何セットか用意してあり、
訪問者の方には左手のフロントで受付をお願いしています。

 フロントの左の壁の向こうには、通称「根源の部屋」と呼ばれている場所があります。
その名のとおり、《自分の根源》に繋がり、見つめ直すための部屋です。
ドアはありませんが、入ろうと思えば入ることができます。
ちなみに、全ての生命の根源はひとつに繋がっていますから、
不可視の仕掛けによって《庭園》に入れなかった人も、自分の根源を見つめなおすことで
この「根源の部屋」から進入することもできます。

 ホールから正面に進むと、中庭に繋がる開放的な通路に出ます。
吹き抜けになっていて、地下の施設群を見下ろすことができます。

 地下へは先ほどのホールの右手から繋がる階段を下りるか、中庭から左側へ繋がる通路を進んだ先にある
テレポート・ステーションを使って行くことができます。

 中庭はクリーム色の塀に囲まれた円形の広場で、芝生の中を通路が延びています。
中庭中央には三本の細長い柱が三角状に並んで立っています。
ウイングは回転を続けますが、ぶつかることはありません。

 中庭から左奥に向かう通路を進むと、エメラルドの光のテレポート・ステーションに繋がります。
そこからは管理者の住居「黄昏の塔」や、地下の施設群に行くことができます。

 地下から地上までは吹き抜けになっていて、太陽の光が届きます。
床には薄い色の煉瓦が敷き詰められ、壁際には白く輝く石が敷き詰められています。

 ステーションから一番近いところにある施設は「水鏡の部屋」です。
暗い場所で、内側から壁を見ることはできませんが、清浄な気で満ちています。
部屋の中央には水盆が置かれ、いろいろな映像を映してくれます。

 その隣に並んで図書館、美術館、レストラン、講堂があります。
講堂に入ると沢山の椅子があり、ずっと奥に演壇があります。
演壇の後ろには白い柱が立ち、その上にはルクレツィア・ボルジアの像が設置してあります。

 図書館の蔵書は人間の世界にある紙の束による本ではなく、エネルギー体の形状をしています。
人間であれば、一生を数百回繰り返しても読みきれないほどの蔵書量を誇る図書館ですが、
司書の妖精に読みたい本を相談すれば親切に教えてくれるでしょう。

 中庭に戻り、右側へ繋がる通路を進むと、赤い屋根の大ホールと温泉があります。
コンサートの音色も、温泉のお湯も、浄化やエネルギーチャージに役立つものですので、
サロンを訪れたら体験してみるといいでしょう。

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最終更新:2009年03月18日 17:41