20年ぐらい前、奈良のとある公園横の空き地
子供達の遊び場だったそこに、今でいうホームレスらしきおっちゃんがいた

見るからに怪しかったが、子供に話かけて自分の人生をネタにいろいろと語る人だった

おっちゃんは戦時中大陸に渡り、家族も戦争でなくした
あとはもう時効だからと前置きして話してたが、犯罪歴もあったらしい
会うたびによく自分の経験とか武勇伝を話してくれた

けど最初に会った半年後ぐらいから見なくなった
確か春から冬の初めごろまで

今同級生と昔話をしても、そのおっちゃんを覚えてるのはたった1人
しかもあーいたねーぐらいな曖昧な記憶だけ

みんなまだ片手で数えられる年齢だったし仕方ないか

もう死んでるだろうけど、
1人の思い出の中だけに強烈な印象として残ってる

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2010年10月13日 18:40