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虹の道、歌の道


~虹の道を行け、歌の道を行け
進むうちにまわりに美があふれ、
くらい靄の中からの出口が見つかる。
虹の道を行く人には~


どうしようもなく心が塞いだとき、少女はいつもこの歌を口ずさみました。
彼女はネイティブ・アメリカンの生まれでした。
故郷を離れてヨーロッパへ渡った後も、
彼女の心はいつも故郷の荒野とともにありました。

少女は生まれつき、特異な感性を持っていました。
太陽や、星や、花や、風といった自然から、生命力を受け取ることができました。
頭の上に座った妖精と交信することができましたし、
人の心の機敏を鋭く察することができました。

とにかく心が柔らかく、感性が繊細なものですから、
人の中にいるだけでも消耗し、負の感情に触れれば簡単に傷ついてしまいます。
ヨーロッパでは、心ない仕打ちを受けることもありました。
褐色の肌を涙で濡らし、可愛らしい顔を歪めたことは数え切れません。

それでも、彼女の心は無垢なままで、決して汚れることはありませんでした。
虹の道への道程も、歩き方も、すべて知っていましたから。
今では、彼女は小さな孫たちに囲まれて、幸せに暮らしています。
そして、あなた方に向けてこう言っています。

「虹の道は、誰でも、簡単に見つけられるのよ」

と。