イベント - ASS(Advanced SubStation Alpha)@wiki

イベント

イベントには以下の6種類があります。

字幕イベント	テキストを書いて字幕として表示します。
コメントイベント	書式は他のイベントと同じですが表示はされません。
画像イベント	画像ファイルを指定して動画に組み込みます。
音声イベント	音声ファイルを指定して動画に組み込みます。
動画イベント	動画ファイルを指定して動画に組み込みます。
コマンドイベント	プログラムファイルを指定して動画に組み込みます。

書式

字幕イベントは"Dialogue: "の後に、各項目をコンマ","区切りで書いていきます。
コメントイベントは"Comment: "の後に、各項目をコンマ","区切りで書いていきます。
画像イベントは"Picture: "の後に、各項目をコンマ","区切りで書いていきます。
音声イベントは"Sound: "の後に、各項目をコンマ","区切りで書いていきます。
動画イベントは"Movie: "の後に、各項目をコンマ","区切りで書いていきます。
コマンドイベントは"Command: "の後に、各項目をコンマ","区切りで書いていきます。

例

Format: Layer, Start, End, Style, Name, MarginL, MarginR, MarginV, Effect, Text
Dialogue: 100,0:00:05.00,0:00:10.00,Kanji,Taro,0000,0000,0000,,{\an2}こんにちは。

Layer　レイヤー

字幕などを表示するレイヤーを指定します。
値が大きいほど上に描画されます。

音声イベントとコマンドイベントでは無視されます。

Start　表示開始時間

字幕などの表示を開始する時間を指定します。
最小単位は1/100秒です。

End　表示終了時間

字幕イベントと画像イベントでは、字幕などの表示を終了する時間を指定します。
最小単位は1/100秒です。

動画イベントでは、映像は同様にこの時間で表示終了となりますが、音声はファイルの最後まで実行されます。

その他のイベントではファイルを最後まで実行するため無視されます。

Style　スタイル

字幕イベントでは、字幕に適用するスタイルを指定します。

その他のイベントでは無視されます。

Name　話者

その字幕が誰のセリフなのかを書きます。
これはASSを書く上での利便性のためであり、字幕に反映されることはありません。

MarginL　左の余白

字幕イベントでは、左の余白のピクセル数を4桁で指定します。
"0000"の場合はスタイルのMarginLが適用されます。

画像イベントと動画イベントでは、表示座標を左端からのピクセル数を4桁で指定します。
"0000"の場合は中央に配置されます。

音声イベントとコマンドイベントでは無視されます。

MarginR　右の余白

字幕イベントでは、右の余白のピクセル数を4桁で指定します。
"0000"の場合はスタイルのMarginLが適用されます。

その他のイベントでは無視されます。

MarginV　上下の余白

字幕イベントでは、下の余白（アライメントが上段の場合は上の余白）のピクセル数を4桁で指定します。
"0000"の場合はスタイルのMarginLが適用されます。

画像イベントと動画イベントでは、表示座標を上端からのピクセル数を4桁で指定します。
"0000"の場合は中央に配置されます。

音声イベントとコマンドイベントでは無視されます。

Effect　エフェクト

字幕イベントと画像イベントではいくつかのエフェクトをつけることができます。
詳細はエフェクトを参照して下さい。

その他のイベントでは無視されます。

Text　テキスト

字幕イベントでは、実際に表示するテキストを記述します。
このときコードを含むことができます。

画像イベント、音声イベント、動画イベント、コマンドイベントでは、動画に組み込むそれらのファイルをフルパスで指定します。

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