真北の大冒険 > 第41話 デイン帝国の黒幕


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戦局が行き詰まり、敗色濃厚のデイン帝国、その首都デインシティの王城では極秘の作戦会議が開かれていた。
「さて、これよりデイン帝国陸海空軍、合同の緊急作戦会議を始めさせていただきます。」と、一人の高官はいうと、デイン帝国国王アシュナードが立つ。
「ご覧の通り、我が軍はもはやめちゃくちゃだ。連戦連敗はもちろんのこと、それも物量差で負けてる。しかも時にはわざと負けようという将兵もいる。それは一体どういうことなのかね?」
「国王陛下、それは・・・」と、陸軍の総司令官は言う
「なに!?忠誠が誓えない!?」
「そ、それは・・・」
「そういうやつは粛清すれば良いんだ!わかったな!」アシュナードは陸軍総司令官に大目玉を食らわす。
「もはや海軍はめちゃくちゃですし」と、今度は海軍の総司令官は言う。
「んあ?」
「それよりブラックアイヌ団の新型貨客戦艦の話ですが」
「ああ、ドレッドノートのことか」
ドレッドノート、それはブラックアイヌ団が開発した新型超兵器の貨客戦艦である。
「米軍にろ獲されてしまいました」
「なにぃーっ!?それをなぜ早く言わんのや!」
「すみません」
「んで、次、空軍」
「はい、国王陛下、現在我が空軍は必死の防空戦を続けておりますが、アメリカのF-22という新型戦闘機にどうしても歯が立たないのです」
「ああ、あのF-22か、にくきやつだな」
「敵の陸上勢力もH-55Φで対抗しようとしていますが、やはりF-22が来るといちころです。」
「あーもうどいつもこいつも、頼りないわい!こうなったら・・・・あの作戦をやるしかないのか・・・」
「どういう作戦でしょうか」
「ああ、まず、このデインシティから民間人を一切排除する。そしてそこに軍を駐留させておいて、必死で守る。」
「で、その民間人は」
「一部の軍人と一緒に近郊へと疎開だ。」
「そんな、国王陛下、いくらなんでもむごすきます!まさか国民を見殺しになさるおつもりですか!」
「黙れいっ!それ以外勝てる方法はあるのかよ」
「そ、それは・・・」
「じゃぁ今すぐにでも国民にそう伝えろ、親衛隊長スタルヒン!今すぐ情報部へ行け!」
「わかりました」と、スタルヒンは軍の情報部へと足早に向かった。
「(もうどうにでもいい、頼むぞ、我が息子よ)」
さて、そのアシュナードの『息子』のことであるが、現在28歳で、デイン親衛隊の一員として活躍しているらしい。

その頃日本では、祖国解放で連日祝賀ムードに溢れていた。そんな中、真北もようやく京阪津電気鉄道にやってきた。
「島田、久しぶりやな」と、江藤晋一が声をかける。
「ああ、どうも」
「誰もが君のこと待ってたで、」
戦争によって車両が2両廃車に追い込まれ、運転士も戦死あるいは行方不明になっていったのである。開戦前、データイムには1時間8本もの電車が走っていたが、今や1時間3本に減らされている。
「こんなにひどいですか」
「ああ、ひどかったさ、」
「そうですか・・・・」
真北と晋一は落ち込んでいた。そこに一人の助役がやってきた。
「島田」助役は真北に声をかける。
「はい」
「早速やけど、運転士の試験、受けてくれ」
「ええ?この私が運転士に?」
「ああ、そうだ、今、ものすごくピンチなんだ。一人でも運転士が欲しいくらいだ」
「わかったよ、受けますよ」
こうして、真北は運転士になることを決意した。

それから一週間後、デイン帝国は降伏を表明。
真北は帰宅途中、
「何か疲れたなぁ」
バコォーン!
と、するとどこからか爆音が聞こえた。
「何だあれは」
真北は急いでその爆音の方向へと向かった。そこは戦災でまだ復旧していない焼け野原だった。
「こいつが、こいつがあの男を殺したんだ」と、誰かが一人の男を取り押さえていた。
「なんだって」
真北が見る先には男の爆死体が
「しまった、あいつだ、逃げろ」
と、謎の男は去っていった。
「一体何があったんだ」真北は謎の人物に取り押さえられていた男に事情を訊く。
「実はこいつが俺の友人を殺したんだ」
「なにっ!?」
「あいつらがやったんだ」
「ええっ!?ってこはまさか・・・」
真北は、その殺人犯が自分が恐れている人物とは関係が深そうな感じがした。

それから帰宅後、あの事件がニュースで報道されていた。犯人はすでに現行犯逮捕されたという。どうやらデイン人の2人らしい。
「くそったれ、デインの奴」
「まさかまだ居たとは」
「いや、もう一人いるかも知れないぞ。何かのスパイが」
するとテレビ放送が突然ジャミングされ、謎の覆面男が画面に映った。
「只今より、日本国民全員に重大なお知らせがございます」と、その覆面男はしゃべり出す。
「なに?」
「只今より、『世界政府』の設立を発表いたします。」
覆面男が言った瞬間、ジャミングは解かれ、普通のテレビ放送に戻された。
「世界政府、何者だ」
真北が脅威を抱いていた人物、それはあの覆面男なのか。

一方、デイン帝国は降伏し、アシュナードをはじめとするデインの王族と幹部は軍事裁判にかけられることとなった。
しかし、アシュナードの思いは息子に向けられていた。
「(頼むぞ、我が息子よ、かならず父の無念を晴らしてくれ、そして日本を再び恐怖のどん底に陥れてやれ)」
果たして・・・

続く
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