真北の大冒険 > 第45話 京浜防衛作戦


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世界政府が日本本土侵略の準備を進めているという情報を聞いて、日本人民軍は東京、横浜で警備をすることになった。移動中の京急電車にて
「わざわざドレミファインバーターを用意してこようとは」
「それにしてもよく飛ばす、さすがは京急だ」
と、真北と中原は話している。
「いいか、これは京急さんのご厚意によってこの鉄道輸送は成り立ってるんだぞ」と、上官は2人が厳しく言う。
1時頃、横浜に到着、ここで横浜方面隊とはしばしの別れである。
「必ず生きて帰れよ!」
「おうっ」
兵士達はそれぞれの戦友と言葉を交わす。横浜方面隊の兵が全員降りるとすぐに扉は閉まり、再び「ドレミファインバーター」を鳴り響かせ、電車は動く。
それから30分後、東京方面隊は品川で降りる。改札を通ればもう警戒態勢である。
「警戒態勢をとれ」と、上官が指図すると、班ごとに散らばり、それぞれが指定された地点に向かう。真北の班は新宿の神宮外苑付近の配置となっていた。

そこから神宮外苑まで移動する真北。真夜中に地下鉄や路線バスは走っておらず、軍用トラックじゃ敵に筒抜けにされやすいためか、徒歩かタクシーしか移動手段はない。
「タクシーにしようよ」
「うーん、でもなぁ、こんな格好じゃ・・・」
しかしコンバットスーツ姿はテロリストに間違われやすいのか、タクシーに乗るには肩身が狭い。
「きっと大丈夫だよ」と、真北は品川駅前に停めてあるタクシーの運転手に日本人民軍のバッジを見せる。
「まさか、乗るのか」と、その運転手は驚きつつ訊く
「はい、神宮外苑まで」
真北の班は2つのグループに分かれてそれぞれタクシーに乗り込み、神宮外苑へと向かうことにした。
「こんな時間に何のようかね」運転手は訊く
「日本人民軍の作戦でして」
「そうか、世界政府に立ち向かうのか」
「そうでっせ」
「へぇ、じゃぁ小銃とかも持ってるのか」
「はい」
「まさかテロリストじゃないよなぁ・・・」運転手は真北から話を聞くたびに怖がる。
「ご心配なく、世界政府などねじ伏せてみせますわい」

こうして30分後、神宮外苑に到着。神宮球場や国立競技場が暗い夜の中でこっそりと立ち並ぶ。すると班長である真北の無線に入電。
「こちら天知、敵は新兵器で東京へと向かっている」
「何ですって」
「どうやらTSLという船で向かってる。」
「なにぃっ!?TSL」
TSL、それは高速船の一種。もとは旅客用として開発されたが、後世世界でも原油高が発生し、就航が頓挫してしまったのである。世界政府はそれに目を付けてろ獲して、輸送手段として利用しているという。
「ということは小笠原父島で観光客に化けていた戦闘員はただの陽動にすぎなかった」
「(くそっ・・・どういうことなんだ・・・・)」
「あと数時間もすれば敵は横浜に着岸する、敵の罠にまんまとひっかかった私で本当に申し訳ない、全班に告ぐ!大至急沿岸に向かえ!」
「わかりました」
大至急、と言われても、移動手段がない。しかし、自衛隊がトラックを貸してもらうという。30分後、自衛隊のトラックが来た。
「さあ、早く」と、そのトラックの運転手は呼びかける。
「ありがとよ、自衛隊さん」真北の班は乗り込むと、そのトラックは動いた。未明の空の下を走るトラックは首都高湾岸線で横浜へと向かう。

40分後、横浜の波止場に到着。いよいよ世界政府の上陸と共に日の出もちかくなってきた。真北、波止場でずっと敵を待ち受ける。
「さあ、早く来い」
冷たい風だけが吹き付ける。すると・・・
「敵だぁーっ!敵が来たぞーっ!」
ついに敵が乗っていると思われるTSLたる船が姿を現した。するとその船から戦闘員が飛び降り、波止場まで泳ぎに向かった。
すると天知から入電
「あれは間違いなく世界政府だ、迎撃せよ!」
「撃てっ」
パンッ!パンッ!パンッ!パパンッ!
しかし世界政府の戦闘員は小刻みに潜り、弾をかわす。
「くそぉっ!」
そして早くも一人目が上陸。いきなり日本人民軍兵にだまし討ちをかける。
「ぐはぁっ!」
一人目の戦闘員はまもなく海に投げ飛ばされたが、次から次へと戦闘員が来る。
「インベーダーゲームさながらだな」真北は得意の遠距離射撃で迫り来る敵を未然に屈服させていく。
しかし、突然、TSLに積んだロケット弾のようなものが放たれた。
「危ない!」TSLが武装していることを知らなかった日本人民軍の兵たちは慌てふためく。
ドォカァーンッ!
炸裂し、7人の日本人民軍兵はがやられた。
「くそぉっ!星川!あの船なんぞ自慢の手榴弾遠投でぶっとばしちまえ!」
「いくぜっ!」
星川は威勢良く手榴弾を投げる。しかし、150メートルほど離れている船には届かない。
「ダメだ!遠すぎる!」
さらにまた向こうからロケット弾が放たれた。人民軍兵たちは同じどつぼに二度も嵌るまいと、冷静にかわしていった。
「おい、見ろ」と、一人の兵士が船の上に立っている謎の黒服を指さす。一般の戦闘員は灰色の戦闘服をまとっていたが、この男だけが黒いスーツである。
「何だあれは」と、真北
「なにか怪しいぞ」
男はなにか棒のようなものを振りかざした。すると突然異変が起きた。
「ぐはぁっ!」
真北、突然体に違和感を感じた。
「どしたんや」
「し、心臓がぁ・・・」
真北はもがき、倒れる。
「おい、島田!しっかりせい!」
果たして、真北の運命はいかに

続く
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