アファームドT

Mr・Hが引っ張りだしたバーチャロイド第3弾
一応、第1世代型アファームドのころからさかのぼって説明する。

この第1世代型アファームドの開発の経緯は意外なところからの要請に始まる。話の出所は、一貫してVR導入に反対していたSTDS(DNA戦略・戦術開発局。商品開発プランの立案からその実行に至るまで、DNAの営業戦略を担う中枢的存在)だった。いざVR同士による戦闘が本格的になると、近接格闘戦も重要な要素となってきた。ましてや、限定戦争は娯楽の一面もあり、近接格闘戦の中継は大人気を博していた。巨大人型ロボットによる近接戦闘は、生身の人間による白兵戦並みの激烈な要素を持ちながらも視覚的残虐さは気薄であった。STDSは、この点にVRの商品価値の一端を見出し、「限定戦争(というショー・ビジネスの)本質にかなった」要素として指摘したのである。この指摘を重要視したDN社は早速、現行4機種の検証を行い、その結果、テムジンをベースに(加えて、テムジンの「後継機」というのも兼ねて)近接戦を強化した主力戦闘VRが開発されることとなった。開発には当時新設されたばかりで若手の多かった第2プラントが担当する事になったが、開発が難航。これに見かねた開発管理局は、XMUプランの9号機の基本設計を流用するよう勧告。なんら実績の無い新興プラントは、その意向に従うしかなかった。完成した試作機はMBV-04に比べると粗削りな機体で、非常にソリッドな操作特性を持っていた。しかし基本能力に関しては何ら問題はなく、その機体構造の堅牢性及びメンテナンスの容易さについては、かえってテムジンのそれを凌駕するものがあった。この結果を受けて本機の制式採用が決定し、MBV-09「アファームド」と命名された。メイン武器は両碗部に取り付けられたビームトンファーで、このビーム発振器はジェネレーターに直結されており、絶大な破壊力を誇る。ジェネレーターもテムジンのそれよりも余裕を持たせてあるため、トンファー攻撃時の踏み込み速度は音速を超える。またその際、フィールド(一種の「バリア」)が発生し「無敵」となる。ただし、装甲も近接格闘を意識してかかなり厚めの装甲なので、通常ダッシュ時はテムジンと大差なくなってしまっている。携行武器として小型のショットガンが開発され、近接格闘時の邪魔にならないようになっている。射撃での火力の弱さを残してはいたが、直後に完成したドルカスとの連携も視野に入れてあったため、さほど不安視はされなかった。ボムは「アファームドの開発時、手の動作が修正できない」という理由で、ダッシュ時に投擲すると「不発弾」となる難点がある。
その後、第2プラント「トランスヴァール」が製造した第2世代型アファームドはフレッシュ・リフォー陣営のVR開発禁止令を破り、最も早い段階でTSCドランメン陣営の戦闘部隊「RNA」に供給された。まだ第1世代VRが席巻していた頃であり、この新機体は初期には猛威を振るい、圧倒的性能によりDNAを窮地に追い詰めた。多数の派生機が登場したが、当初はアファームド・ジ・アタッカーと称される右腕にバタフライナイフ、左腕にバズーカないしサブマシンガンを装備する機体と、アファームド・ザ・ディスラプターと呼ばれる両肩キャノン・両腕ミサイルポッドの機体が多数製造された。このVRはまだ機体の熟成が進んでいなかったが、それでも第2世代VRの性能は第1世代VRに大きく水をあけていた・・・しかし他の第2世代VRが登場すると、圧倒的性能差を確保することが困難になった。そこでこのVRを再度調整して製造されたのが、オラトリオ・タングラムに登場する「アファームド・ザ・バトラー」と「アファームド・ザ・ストライカー」である。バトラーは両腕にビームトンファーを装備し、サブマシンガンを両手に持つ。第1世代アファームドを更に近接寄りに持っていったコンセプトである。ストライカーは先述のディスラプターの武装を半分にし、肩ミサイルキャノン1門・ミサイルポッド1個を装備し、ディスラプターで問題となっていた近接能力を補うためナイフを装備している。そして指揮官機「アファームド・ザ・コマンダー」も登場し、こちらはマチェット(鉈)と、初期はアタッカーやバトラーと同じサブマシンガンを、後期は第1世代型アファームドと(性能は異なるであろうが)同型のショットガンを装備している。
第2世代型アファームドバリエーション
アファームド・ザ・バトラー
別名「超格闘対応型機体」
ゲームにおいては、やはり近接能力が高い機体となっている。そして今回ターボ攻撃が追加されたことによって遠距離ビームトンファーは縦に長い竜巻状に放つことが可能となっているため、「近接を挑むための射撃牽制戦」が強く、プレーヤーに纏わり付く様なアグレッシブな立ち回りが可能である。Ver5.2時はこのしゃがみCWを中心とした射撃牽制が牽制どころでない強さを誇っていて「遠距離で竜巻がいやらしい、近距離はトンファーが痛い」という機体になっていた。そのためVer5.4以降近接以外が大幅に弱体化したものの、本来のアファームドらしさを取り戻したと言われたこともあった。
アファームド・ザ・ストライカー
別名「超火力強化型機体」
攻撃も地味でかなり敬遠されがちな機体になってしまっているのは否めないものの、地味ながら決め所が豊富な射撃、CWゲージが75~99%に調整して出す空中前ダッシュCWの火力と誘導性能など、遠距離戦火力はなかなかの物がある上に、近接でもリーチこそ短いが出が速いため決して使いにくいという事は無い。しかし、Ver5.45のネット対戦で「強すぎる!」という声をまともに受けてしまい(実際の原因は単なる通信ラグ)、Ver.5.66にて左ターボCWの超大幅弱体化に加え、近接攻撃も大幅に弱体化されたため、相当ハンデのある機体になってしまった。実際には近接は全キャラへのバグフィックスだったのだが、このテクニックを一番多用するのがストライカーだった為に、近接が弱体化しすぎだと言われている。しゃがみ左ターボCW右トリガー離しハーフキャンセルで地雷のようなグレネードを設置できるが、これを戦闘中に一定個数以上置くとCWが強化されるバグがある。
アファームド・ザ・コマンダー
別名「超指導力強化型機体」
小説「One-Man Rescue」に登場し、後にVer.5.66から追加された機体で、ストライカーのリーチと威力を強化した近接能力と、バトラー以上の中距離攻撃もそれなりにこなすアファームド系列の中ではニュートラルな性質となっている。とはいえ、近接でシールド60%を持っていくバトラーや、当たれば20%以上のCWを連発出来るストライカーに比べ、大ダメージを取れる攻撃が当てて15%の前ダッシュRWと弾速が遅い上にチャージが遅めな前ダッシュCW程度しか無く、使いにくくはないものの使いやすいともいえない機体である。
ちなみにどの機体も共通で、左武器がドーム状の爆風を成すボムではなく地面から火柱の立つナパームになっており、時間差でプレッシャーを掛けることが可能(ターボ攻撃を行えばボムになる)。また空中横ダッシュナパームの誘導性能が極めて高く、相手にとっては避けにくい。2段ジャンプ中CWでハイパーモードを発動し、12秒間のみパワーアップするが、終了後は弱体化する。CWゲージ100%時に空中前ダッシュCWで特殊突進攻撃を出せるが(ストライカーのみパンチ、バトラーとコマンダーはキック)、誘導性能が無く当てにくい。
第3世代型アファームドは2種類ある。
最初はJ型
火星戦線にいち早く投入され猛威を振るうVOX系列に対抗するため、国際戦争公司の依頼により第二プラント「トランスヴァール」が開発を行った第3世代型アファームド。第2世代機「アファームド・ザ・バトラー」の流れを汲む。同じく「ストライカー」の流れを汲む"T"とは差別化され、スリムな人型のシルエットとなっている。ちなみに、"J"は「ジャガー」の頭文字。
そしてT型はアファームドJ系列は機敏な機動性能と運用の容易さが売りの機体だったが、それゆえに火力や機体サイズでは中量級レベルに留まっており、特にVOX系列の物量と火力で戦況を押し切られることがしばしばあった。このためアファームド系列にも火力支援型機体が求められるようになり、アファームドT系列が生み出されることとなった。第2世代機「アファームド・ザ・ストライカー」の流れを汲むが、VOX系列機に対抗する為に、より支援戦闘に重点を置いた設計になっている。ジャガーとは対照的にボディービルダーを髣髴とさせるマッチョな外見が特徴。外見通りの差別化がなされており、軽快さを系列の特徴とするジャガーに対し、重量級のような重厚な動きと装甲、パワーを持つ。ちなみに、"T"は「タイガー」の頭文字の略称。

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最終更新:2009年12月08日 20:01
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