CorelDRAW とは
CorelDRAW (コーレルドロー)は、コーレル株式会社が開発、販売するベクトル画像編集ソフトウェアである。プロフェッショナルな観点から、AdobeのPhotoshop、Illustratorに対抗できる、数少ないプロ向け統合グラフィックパッケージである。
WindowsでのDTP(Desktop prepress)用ソフトウェアとして1989年に誕生し、今もなお世界中で使われているソフトのひとつ。現在はPhoto-paintなどのセットパッケージとして発売されており、画像加工も行うことができる。(かつてはAdobe Creative Suite Design Standerdなど高価なセットと比べられていたが、近年はAdobeはダウンロードのみになっている)
CorelDRAW Essentialsという廉価版も販売されており、Illustratorのようなグラフィカルなことをしたいけど、まずはお試しで作りたい、という場合1万円台で購入することができる。本家CorelDRAW Graphics Suiteとの大きな違いは、プロユースな機能が付いていなかったり(カラーマネージメントの詳細設定やカスタムキーの設定など)表示できるモードの数など。詳しくはよくある質問を参照のこと。
特徴
- Illustratorは月額、年額で支払う必要がある。CorelDRAWは買い切りである。(月額支払いも可)
- Adobeは画像加工にPhotoshopを別に買う必要があるが、PHOTO-PAINTが同梱している。
- Mac発のAdobe系ツールに比べ、Windows発のツールなので右クリック操作が充実している。
- プラグインがあまり出ていないので、Adobe系に比べて拡張性に乏しいが、プラグインで導入しないと手に入らない機能がもともとついていることもある。
- CorelDRAW 2019ではMac版とWebapp版が同梱されている。
ノウハウ
- CorelDRAWは複数ページを作成する機能を有しているため、Indesignの役割も果たしてくれるが、ルビ機能などはない。
- CorelDRAWはHTMLやフラッシュ形式でのエクスポートに一応対応している。
- 標準でバーコード作成機能や寸法ツールが搭載されている。また、X7でQRコードの作成にも対応した
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