811 :名無しさん@ピンキー:2009/12/16(水) 01:09:07 ID:2fJ15JR2
「もう行ってしまうのですか・・・?」
 彼女はそう言いながら、スカートの裾をきゅっと掴み俯いてしまう。

 ああ――そんな顔をしないでおくれ

「大丈夫、次スレでもきっと会えるさ」
「でも、絶対会えるって保証は無いじゃないですか!
それに最近は私に会いに来てくれる機会も少なくなっているし・・・」
 今にも泣き出しそうなそうな顔で叫ぶ。
 いつもは気が弱く後ろで控えてるようなこの娘が、これほどまでに感情を露わにしたことがあっただろうか?

 押し黙り、小刻みに震える彼女を抱きしめながら僕は呟く。

「きっと――いや、絶対に会いに行くからそれまで次のスレで待っていてくれないかい?」

 そして彼女に優しくキスをした。 

最終更新:2009年12月21日 10:16