【文化・生活レベルと信仰】

イメージするときのおおまかな目安として、なので大雑把ですが。

  • 電 気   
 ありません。電動に見えるものは実際は魔力が介在しています。外灯などはありますが、炎か発光石です。

  • 上下水道
 いずれの国も両方が便利な状況で整備されているのは人口が密集している都市部のみです。田舎に行くと水道の代わりに所有地や共有の広場に引かれた井戸やポンプから汲みためるということになりますが、下水面は比較的整っています。
 ベールヴァルドやオディールは豊かな湖を擁していますし、グランディナは水道橋などを建設し、国土内に水がいきわたるよう工夫しています。

 また、降雨量の少ない土地や政情不安定な土地はこの限りではありません。

  • 移動手段 
 主に徒歩か馬。あるいは馬車。東方のルシャナには蒸気で走る機関車があるといわれています。障害物の無い分、馬車の二倍の速度で移動できる馬車鉄道(客車部分をレールに乗せる)が整備されている場所も。(参考数値:馬車の速度は最高でも20km/h、少し状況の悪い道だと15-6km/h、馬車鉄道だと障害物がないのでその2倍の速さになります)

 また、オディールでは動力が魔力を封じた石で動く飛空艇を開発しているそうですが、民間人には無縁そうです。
 戦場では、翼竜や陸竜も使われます。古代の移動オベリスクが使える土地もあります(詳細は こちら

  • 通信手段  
 調教された動物、あるいは原始的に早馬に乗った人、術が使える一部の者は魔石を媒介に遠方との通信が可能で、錬金ギルドを通して携帯かつ使い捨て(あらかじめ使える魔力の量を消費すると終わり)の魔石を売っているので、一般人も使えます。

(5/29補足)

※携帯タイプの魔石による通信手段ですが、媒介となるのが魔石ですので、目的の石がはまっていれば形状は問いません。ですので、イヤリングやペンダントなどの装飾品に埋め込む形でもかまいませんし、そっけなく小袋に入れて持ち歩くならば、単なる石ころの形状でも構わないわけです。
当然、装飾品として加工されているものは普通よりも高価ですし、本体部分が消耗品なので永続性にも乏しいです。

連絡先をお互いに登録するのは、錬金ギルドに二人で出向く必要があります。
なので、手間や金銭面からも本当に緊急の連絡が必要なもの同士でしか持ちません(現代の携帯電話並のような手軽な番号やり取りはできないのでご注意ください)。
消耗して買い換える場合は、特に消去を要求しない限り記憶させたデータは移行されます。


形状にもよりますが、ピアスやペンダント、ブローチのタイプなら「おーい、いるか?」と直接呼び出すことも可能でしょう。
また、振動する、光る、持ち主だけに聞こえる可聴音で知らせる、などのパターンはご自由に。どちらにしても相手が出てくれない限りは一方的に話すことになります。

また、土地によっては妨害する磁場が出ていて、使えない場合もあります。



  • 魔石 
 クリスタローシュの世界には、魔石と呼ばれるエネルギー源があります。文字通り石として発掘されますが、内部に魔力のエネルギーを蓄えており、目的に応じた魔術を用いることにより初めてその力を発揮し、バッテリーのようにも石炭のようにも、上記の通信手段にも使えます。
 しかし適応する魔術の大半が失われたままなので、大きな動力に応用するのはまだ難しいようですし、研究は日夜続けられています。

 石の内部に蓄えられているエネルギー量とその強さは大きさには関係なく、指輪の石になる程度の大きさのものが膨大なエネルギーを持っていることもありますし、岩石サイズでエネルギー量が多くても強さは室内を照らす程度のものもあります。

 これらは消耗品で、約50-100年たつと再びエネルギーを蓄えるとされていますので、消費後は回収されて地中へと戻されます。

 最大の産出量を誇るのはシルヴェスとベールヴァルドを隔てるアケロイディス山脈ですが、東方の大陸を除けばどの国でも国内にいくつかの鉱山があります。


  • 時 計  
 いわゆるぜんまい仕掛けのものはあります。


  • 火 薬   
 あります。単純な銃器もありますが、技術はギルド独占です。


  • 信仰
 グランディナ皇国においては、国民の6割以上が至高神を信じていますが、全体的に見れば、人々の信仰はローマ的なご都合主義です。至高神を信じている者もあれば、旧神を祭る神殿が今なお健在な国もあります。自分の置かれた立場や状況によって、いくつもの神の名を讃える者もいます(魔術を扱うものにはできませんが)。

 祈りや讃美は神々(旧神も含む)にとって、力を与えてくれるものなので、当然のことながら今もなお信徒の数を増やそうとしています。
それが人間の世界では、代理戦争として宗教戦争になっていることも珍しいケースではありません。


 個々の神々を祀るより、原始の三神(エウシェンとルーフェロの双子に加えて、グウェンドリン)を祀っている神殿も多く見られます。






 すべてではありませんが、世界観をリアル世界のイメージに置き換えますと以下のようになります。参考までに。



  オディール→イングランド

  グランディナ→ローマ、イタリア、ヴァチカン

  シルヴェス→旧ロシア+北欧

  ベールヴァルド→東欧(ハンガリー、チェコなど)

  サフォン、ファリムディナ→ペルシャ世界

  ヴァルガ連邦→アラブ諸国+北アフリカ

  東方 ルシャナ→シルクロード世界

  ラ・ハエル(至高神)→キリスト教






(随時追加)
最終更新:2009年05月29日 13:41