ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランドとは?


ゲーム中に登場するモンスターを育成するRPGであるドラゴンクエストモンスターズシリーズの第1作。ドラゴンクエストシリーズ初の携帯ゲーム機用ソフトとなった。『ドラゴンクエストVI 幻の大地』(以下『VI』)の登場人物テリーの幼少時代の外伝である。

この作品はゲームボーイカラー(以下GBC)本体に先駆けて発売された初のGB・GBC共通ソフトとなった。そのためGBC発売前と発売後の出荷分ではロムカセットの色および箱のデザインが異なる。GBC発売後のロムカセットは従来の灰色からGB・GBC共通ソフトを示す黒色に、箱はすべてのGBCソフトで使用される共通デザインに沿うよう変更された。

登場モンスターは、第1作『ドラゴンクエスト』から『VI』までのドラゴンクエスト各作品からの抜粋と本作オリジナルのもの。逆に、本作オリジナルのモンスターの一部は後に発売された『ドラゴンクエストVII』にも採用されている(ドラゴスライムなど)。

旅の扉のボスとして登場する「ぬし」の多くは、ドラゴンクエストシリーズに登場していた中ボス(ゴーレムやドラゴン)やサブキャラクター(バトルレックスやホイミスライム)であり、過去登場したダンジョンにゆかりのあるモンスター(スカイドラゴン、ギガンテス)、『ドラゴンクエストIII』で登場した精霊の泉のイベントのパロディなど『ドラゴンクエスト』から『VI』までドラゴンクエストシリーズの数々の名場面を思い出させるような場面が多数登場する。

なお、本作は外伝的な作品であるためドラゴンクエストシリーズの常識である「世界を支配しようとする魔王との戦い」という構図はない。しかし上記のように過去シリーズのストーリーの伏線を楽しむという意味で魔王クラスのモンスターとの戦いは存在する。あくまでも本編で登場した魔王(竜王、デスタムーアなど)が通常のボスキャラクターとして登場するのみであり、ラストボスではない。

ファンサービスの要素が強い作品であったが、ドラゴンクエストになじみの少ない非ファンの子供の間でも大ヒットし、外伝ながら200万本以上を売り上げ、ドラゴンクエストシリーズのファンを拡大させたソフトである。

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最終更新:2009年08月30日 18:01