MAD


概要

素材となる映像・静止画・音声を継ぎ接ぎして二次創作された映像・音声の事。
「MAD」とは英語で「狂っている」「馬鹿げている」の意。
1970年代末頃に、テープレコーダーで編集し同人ルートで普及した、「MADテープ」が起源とされ、MADビデオ等を経て現在のMAD作品に至る。

1980年11月から「タモリのオールナイトニッポン」において、ニュース番組のアナウンサーの声を合成したものを流す「つぎはぎニュース」というコーナーが放送され、一般にも認知されるようになった。(これは後に『マッドニュース』と呼ばれている)

これらは元の真面目な映像や口調のまま、脈絡の無い事をしたり話したりしているのを笑うという物だったが、特撮映画などを素材として追加orカットされたシーンを繋げた「ファンによる完全版」なども現れた。
近年はYouTube等に多くアップロードされているプロモーションビデオ的な物が多く見られ、これは「静止画MAD(静止画にAE等によるエフェクトと音楽を付けた物。多くは同人発)」「AMV(Anime Music Videoの略、海外のイベント等で上映された物が起源)」と呼ばれている。
「作画MAD」と呼ばれるプロのアニメーターのファンが制作したREEL等も話題を呼んでいる。またニコニコ動画ではアニパロ作品も制作されているが、これは「手描きMAD」と呼ばれる事が多い。

またMADムービーの作成は、素材となる作品の著作権者に無断で行われることがほとんどであり、しばしば著作権の侵害として問題になっている。

近年はニコニコ動画などの影響で、MADという言葉が普及していると共に、定義がかなり広くなっている。

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最終更新:2008年12月23日 21:01