制作と製作


概要

「制作」は芸術作品を実際に作る事を指す。
「製作」は形のある物や消耗品を作るという意味を持ち、芸術作品においては企画立案(原作・キャスト・制作委託先等の選択検討)・制作費提供や著作権の管理をする事を言う。

一般のアニメーションでは制作会社と製作会社が明確に分かれており、スタッフロールの表記は厳密に区別される(蛇足だが、作会社が作委員会に参加している事もある)。
個人で作品を作っている者が多いFLA板ではどちらでも問題無いが、単に作る事を強調したいなら「制作」の方が正しい。
声優や楽曲等の素材提供者をスタッフロールに書く場合、作者の表記は「アニメーション制作」とするのが妥当だろう。

ちなみに、アニメーション制作における編集・雑用をする役職を「制作進行」(東映アニメーションでは『製作進行』、京都アニメーションでは『制作マネージャー』)、演劇における事務的役割を担う役職を「制作部」等と呼び、どちらも「制作」と略す事がある。
これは一見本来の意味から外れているように見えるが、「制作進行」は編集作業を含み、「制作部」の場合は大道具や衣裳などを制作する作業もある為「制」の字を使う。

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最終更新:2007年10月17日 19:26