工作


1.学校教育における科目の一つ。

主に「図画工作」と言われる事が多い。

2.スパイ活動の事。

スパイ活動を行う人のことを「工作員」と呼ぶ。
リヒャルド=ゾルゲや陸軍中野学校、北朝鮮や中華人民共和国等の、所謂「ハニートラップ」「娘々」等が有名である。

3.ネット世界において、人為的かつ効果的に物事の評価を操作すること。

ニコニコ動画におけるランキング操作や、2ちゃんねる等における自作自演、ブログの炎上などもこれに該当すると思われる。

本項目では、主に3についてアレする。

概要

ネットにおける工作活動とは、それはそのまま「自作自演」と意味を同じくする。

インターネットが世界で生まれて、あめぞうからニコニコ動画に至る歴史は、ほぼ「自作自演の歴史」と言っても過言ではない。
なにしろ、2ちゃんねるそのものが、あめぞうにおける「ひろゆきの自作自演」によって生まれたという説すらある。
匿名性を売りにした「自由なネット空間」というものがあるのならば、当然それを利用して利益を上げたいと思う者は現れる。
そのために必要不可欠なのが、自作自演という行為というわけである。

2ちゃんねる・FLASH板における自作自演

FLASH板においては、設立から当分の期間、IDが任意表示とされていたので自作自演がし放題だったようである。
その中で、FLASH板における「アンチ統一すれっど」が発達し、各種のブームが起こり、評価の固定化が進む事になる。
もっとも顕著なのは、のすふぇらとぅ氏が自らの日記において、身近なトラブルを抱えていた事実を何者かがフラ板に持ち込み、それに乗じて当時のフラ板の番人的存在だった固定ハンドルが、のすふぇらとぅ氏を批判していた事を、自ら明かしてしまった事である。
そういった状況は、FLASH☆BOMB?04後にFLASH板が強制ID化されるまで続くわけだが、強制ID化したところで、単に「自作自演がしずらくなる」だけであって「自作自演が出来る」環境に間違いはないので注意が必要である。

ニコニコ動画におけるランキング工作活動

※工作方法に関しては、各自が検索なりして調べること


ニコニコ動画においては、運営者に2ちゃんねる元管理人の西村博之氏が関わっていた事から、発足当時から「自作自演がしずらい」環境に改善(改悪?)される事が多かった。また、ニコニコ動画の社会的信頼度を上げるために、違法動画の削除を積極的に行ってきたため、非常にクリーンであるというイメージを作ろうとしていることが伺える。
角川書店が「涼宮ハルヒの憂鬱」や「らき☆すた」のヒットを見て、ニコニコ動画の広告効果を大きく認めていることからも解るように、ニコニコ動画のランキング上位入りは、商業的に成功する一つの秘訣であるという風に認められている部分もある。(それは、東方やボーカロイド等にも同じ事が言えるであろう)
その為に、ニコニコ動画の運営も、ランキング入りに関しては条件を厳しくしているものの、実際には知識(一個人が複数のユーザーを装おうための知識)や環境(同様の環境)があれば、手間さえ惜しまなければいくらでも工作が可能であるのが現状である。また、2ちゃんねるのyoutube板には、特定作品工作を呼びかけるスレすらあり、パンツレスリングやドナルド、必須アモト酸等の一部のジャンルのように、アンチテーゼから生まれたブームが、そのままニコニコ動画を代表するジャンルへと発展する事もある。
このように、例えば特定の企業が宣伝のために自らニコニコ動画にアップロードし、企業の関係者を使って自作自演でランキング上位に入れさせることも可能であり、そういった事が法律的にどう解釈されるのか、今後とも注目される事である。

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最終更新:2009年04月02日 09:57