日本重化学工業共同体
日本重化学工業共同体(にほんじゅうかがくこうぎょうきょうどうたい)とは、人型兵器JAを製造した日本国内の重化学工業企業の連合体。代表は時田シロウ。
概要
葛城ミサトが評したように「うち(特務機関ネルフ)の利権にあぶれた連中」であるとするならば、ネルフが保有するエヴァンゲリオンに対抗できるだけの兵器を開発し、日本政府に売り込もうとする意図があるのだろう。JAの製造に当たって、同じくネルフと対抗関係にある戦略自衛隊の介入は認められなかったが、日本重化学工業共同体が民間でありながらATフィールドに関する極秘情報を入手していたこと、JAの起動用オペレーティングシステムに「通産省」や「防衛庁」(国防省を参照)がクレジットされていることから、政府の関与は決定的である。時田が内務省長官である万田にJA全プログラムデリートの許可を聞いているところから、内務省が中心的役割を担っていると推測できる。
トリビア
なお、本編ではカットされたが、脚本第七話決定稿では、同話冒頭において時田を含む7人ほどの男の秘密会議が予定されていた。台詞からは権力と金を独占するネルフに対抗するべく、独自の対使徒戦力を構築しようとする軍事産業と政府のメンバーによって構成されていることがわかる。
本編での描写
第28放置區域(旧東京都心)において、「JA完成披露記念会」を開催し、ネルフ御一行様としてミサトと赤木リツコも招待している。だが、大きすぎるテーブルの中央にビール瓶を置いたり(ビール瓶に手が届かない)、他の招待客のテーブルと異なり料理を一皿も置かないなど、地味な嫌がらせをしていた。