1 シーズ × ニーズ => ビジネスモデル
1.1 シーズ(資源)とニーズ(想い)を同じウェイトで、「ビジネスモデル」を開発をする
例1)荒れた棚田 × 東京丸の内の差別化商品が欲しい想い => 棚田米純米酒
例2)耕作放棄地 × 若者の田舎で働きたい想い => 開墾ボランティア
1.2 ビジネスプランニングの全ての段階で意識する
段階1. 里山に放棄されたコナラ・クヌギを活用したビジネスがしたい
里山に放棄されたコナラ・クヌギがある 【シーズ】
沢山いる別荘族、薪ストーブで利用する薪が欲しいという想い 【ニーズ】
=>薪ビジネス
段階2. 薪ビジネスの収支バランスを改善したい
丸太までは簡単に製造できる 【シーズ】
田舎暮らしを体験したい想い 【ニーズ】
=>薪割り用に丸太で販売
1.3 ビジネスモデル ≠ 商品 ということに留意する
2 シーズ(資源)とは?
2.1 場所資源・もの資源・ひと資源・無形資源
2.2 資源は検証すること
1. 数値化
例)スギナ茶を開発したい
数値化 => 自分の土地1 反にスギナがどれだけ採れるか
2. ミクロ~マクロ視点
ミクロの視点で資源を検証する => 品種、味、など
マクロの視点で資源を検証する => 業界での位置、環境の中での位置、など
3. 多様な価値
人は物ではなく価値を買う。
- 従来価値
- 新規価値(新しい
- 希少価値(他には存在しない
- ブランド価値(品種、農法、他との違い
- トレンド価値(流行っている
- 比較優位価値(この季節はここにしかない
3 ニーズ(想い)とは?
3.1 個人ニーズ
· 食と農・自然体験・田舎暮らしニーズ
例)食と農ニーズ:
おいしい、新鮮、安全なものを食べたいというニーズから農ニーズが生まれている
· 健康癒し・コミュニティー・文化アートニーズ
例)コミュニティーニーズ:
都市生活の孤独感から コミュニティーの人付き合いをしたいニーズ
3.2 企業ニーズ
· CSR・安全安心な食の調達ニーズ
· 人材の活性化・CO2 削減・新規事業展開ニーズ
4 ビジネスモデルの5P
Products:製品×サービス
Price:価格
Place:販路・流通経路
Promotion:PR・販促・宣伝
Person1:顧客
Person2:事業体制
4.1 固有性
仮説(うそ)でもよいので固有名詞で語ること。
4.2 柔軟性
5P を考える段階でシーズ × ニーズの組み合わせと合致しないアイデアが出た場合は、シーズx ニーズの組み合わせを変えてもよい。
Price:価格
(1)原価
コスト+利益
(2)類似価値価格
農産物をお土産やお中元として扱うとすると幾らか?
松竹梅の価格設定
(3)想定顧客の購買特性(購買力、購買行動等)
(4)マーケット特性
(5)多様な収入手段
Place:販路・流通経路
販路は個人向けか、企業向けか。
個人向けならば感覚的な動機が大きい。
企業向けなら企業利益への貢献度が動機として大きい。
Promotion:PR・販促・宣伝
プロモーションを続けないと販売力は落ちていく。
web、チラシ、SNSなどを複合的に利用する。
Person2:事業体制
事業の初期段階では外部組織との連携が必要。
最終更新:2012年06月06日 06:48