プラグインについて
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プラグインについて(TTSneoユーザー向け)
プラグインというよりかは、スクリプトという感じですが、さっとメモではプラグインと呼んでいます。
事前知識
注意点
- さっとメモのプラグインは、すべて目に見えるインターフェイスを提供するものです。したがって、ライブラリのように単体では動作しないものは作成できません。
- インターフェイスは「パネル」と呼ばれる領域で設計します。このパネルは、プラグインごとで独立しています。
- パネルはピクチャーオブジェクトで作成します。
- ただ「参照」命令でプラグインを読み込んでいるだけなので、変数、手順、パネルのオブジェクト名が重複してしまう可能性があります。
プラグインに使うファイル
- さっとメモ\プラグイン
- Plugin.ini
- プラグインの名前、パネルの名前などを記録しています。削除するとさっとメモが使えないようになります。
- PluginRegistar.exe
- プラグインの情報をPlugin.iniに書き込み、プラグインを登録します。
- Plugin.ini
Plugin.iniの構造
Plugin.iniの例:
[PluginList]・・・① List=メモ検索,… [メモ検索]・・・② PluginFileName=標準_さっとメモ検索.tts・・・③ PluginName=メモ検索・・・④ CreatePanelProc=さっとメモ検索パネル生成・・・⑤ PanelName=さっとメモ検索・・・⑥ PluginVersion=1.0.0・・・⑦ ・・・
- [PluginList] 項目の List:登録されているプラグインの一覧を配列形式で表します。この一覧に含まれるものだけパネルとして追加されます。
- [(プラグイン名)]:個々のプラグインの情報を記録しています。この項目名は1.のプラグインの一覧と対応しています。
- PluginFileName:プラグインのファイル名。フルパスではありません。(必須)
- PluginName:プラグインの名前。(必須)
- CreatePanelProc:パネルを生成する手順の名前。(必須)
- PanelName:パネルの名前。オブジェクト名。(必須)
- PluginVersion:プラグインのバージョン。現在は特に機能は持ちません。(任意)
PluginRegistar.exeの使い方
PluginRegistar.exeはプラグインの登録のために使われます。
プラグインの情報を起動時の引数(コマンドライン)に指定しないと機能しません。
プラグインの情報を起動時の引数(コマンドライン)に指定しないと機能しません。
書き方:(改行は消してください)
「プラグイン\PluginRegistar.exe PluginName=プラグイン名, PluginFileName=ファイル名, CreatePanelProc=パネル生成手順, PanelName=パネル名, PluginVersion=バージョン」を起動
プラグイン機構の仕組み
※カッコ内はPlugin.iniでの位置を表します。
- さっとメモがPlugin.iniからプラグインの一覧(PluginListのList項目)を取得し、プラグインの情報を読み込みます。
- プラグインの情報を元に、指定されたttsファイル(PluginFileName項目)を参照します。
- 指定されたパネルを生成する手順(CreatePanelProc項目)を実行します。
- 指定されたパネル名(PanelName)でサイズを「相対位置」設定項目で調整します。
- さっとメモの設定にしたがって、プラグインの枠と、グラデーションを描画します。
- 完了
プラグインの作成方法
プログラミング方法
- 必ず1番最初にPluginRegistar.exeでプラグインを登録させる命令を記述してください。これにより、ttsファイルをダブルクリックするだけで登録できます。(PluginRegistar.exeの使い方を参照)
- 指定したパネル生成手順に、指定したパネル名のピクチャーオブジェクトを作成させる命令を記述します。
- 後は、目的に応じてプログラミングしてください。
- さっとメモの操作には、さっとメモAPIを使ってください。
プログラミングでの注意点
- 変数はできる限り、ファイル内のローカル変数か、手順内のローカル変数にしてください。
- 手順はプラグイン名をプレフィックス(接頭辞)としてつけるなど、できる限りかぶらないように命名してください。パネルも同様です。
- プラグインでの「今の位置」関数は、さっとメモのトップのフォルダになります。
さっとメモAPI(標準命令・関数)
メモ機能
メモの操作をするAPI群です。
- [命令] <内容>をメモ保存
- <内容>をメモとして保存します。
- [命令] <メモ番号>にメモページ移動
- 現在のメモ番号を保持している変数を<メモ番号>に変えます。ですので、実際に移動するには「読むだけ」命令を使います。
- [関数] 読むだけ
- メモを読み、内容を返します。
- [関数] 次読む
- 1つ次のメモ番号のメモを読み、内容を返します。
- [関数] 前読む
- 1つ前のメモ番号のメモを読み、内容を返します。
- [関数] 選択メモ番号取得
- 現在、開いているメモの番号を取得します。
- [関数] メモファイル一覧取得
- 「メモ」フォルダにあるファイルの一覧を取得します。拡張子がtxtのものだけを取得します。
- [関数] メモ検索(<キーワード>)
- <キーワード>を指定して、一致するメモの番号と内容を返します。
プラグイン機能
- [関数] プラグインファイル一覧取得
- Plugin.iniの各プラグインに設定されているファイル名を配列で返します。
- [関数] プラグイン名一覧取得
- Plugin.iniの各プラグインの名前を配列で返します。
- [関数] パネル名取得(<プラグイン名>)
- <プラグイン名>を指定して、それに設定されているパネル名を取得します。
- [関数] パネル生成手順名取得(<プラグイン名>)
- <プラグイン名>を指定して、それに設定されているパネル生成手順名を取得します。
- [関数] プラグインファイル名取得(<プラグイン名>)
- <プラグイン名>を指定して、それに設定されているファイル名を返します。
- [命令] パネル切り替え(<パネル名>)
- 指定した<パネル名>を最前面に移動させます。
プラグインの登録
プラグインのプログラムの頭に、「PluginRegistar.exeの使い方」で紹介した、プログラムをつけて実行します。
これにより、他のユーザーはファイルをダブルクリックすれば登録できるようになります。
手動で、Plugin.iniに直接書き加える方法もありますが、面倒で初心者ユーザーにとって難しいのでおすすめできません。
これにより、他のユーザーはファイルをダブルクリックすれば登録できるようになります。
手動で、Plugin.iniに直接書き加える方法もありますが、面倒で初心者ユーザーにとって難しいのでおすすめできません。
プラグインの公開
プラグインを公開するには、
さっとメモプラグインセンター
で、公開できます。