Opening

 


 

世界を洗い流す――世界を洗い尽くす……雨が、降る。
ぽつ――ぽつ、ぽつ、ざ――ざぁ、ざぁ、ざぁぁぁぁぁ
青に、蒼く、藍へ――真っっ青に。
染色する。浸染する。汚染する。染濯する。
雨が上がった後、そこに残されていたのは。
夥しい量の――天使――
それを、象った、土人形。
地面に束縛されたかのように、汚濁から逃亡できぬかのように。
 
 
連々と並び犇く、数多の天使像。
自らの重みに、崩れる、泥人形。
泥天使。
……Mad-Mud. Deadly-Bloody Angels.


 
魔都へ、ようこそ。

 
 

Opening Side-Kagura


 
 


GM  さて。
神楽  うぃ。
麟   うむ
GM  誰が良いかな、どれにするかな、です。
GM  神楽 士朗 麟の順番で行かせていただきますか。
神楽  え、ボクから?
麟   助かる、正直まだ勝手がわからん
士朗  私も、初めてなんで、よろしくです。
GM  はい。
神楽  うぅん、それは全員そうなんだけどなぁ。
GM  うふふ。
神楽  まぁ、行ってみようか!
麟   おっと、そうでしたか。こりゃ失敬
GM  私も初心者ですから、問題ありません。
士朗  あらら。
神楽  ウソツキガイルー
麟   ・・・だうと
士朗  ダウト。
神楽  ジャッジ!
GM  飲み込みが早いだけですよ? うふふ。
GM  それでは、チャキチャキ行きましょう。
 
 


雨……。
苦くて渋くて、悲しいクライに締めつける。
淡い天、青藍い雫。
街も心も染め上げた。


 


GM  神楽さん、朝の設定でよろしいのでしたっけ?
神楽  うぃ!
GM  安ボロアパートですか。
GM  それでは、起床シーンから、どうぞですよ。
神楽  昨日はバイトが深夜勤務だった。
神楽  だから、夜なにがあっても目覚める事もなく、
神楽  その日も、目覚ましがなるまでぐっすり眠ってたんだよ。
GM  ――――りりりりりりりりりりりりりりりりりりり
GM  じりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりり!
神楽  「うぅ?」(目覚ましを止めようとあらぬ方に手を伸ばす)
GM  じりりりりりりりりりりりりりりり!
神楽  /一つ、二つ、三つ四つ五つ、
神楽  鳴り響く音はだんだんその数を増していく。
GM  じりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりり!
神楽  /ドン! 隣の住人が「うるさい」と言わんばかりに壁をたたく。
神楽  /・・・・・・隣は空き部屋だった気もするが。
GM  (それらは一続きなので、一つの演出とします)
GM  (毎回スラッシュを入れなくても良いですよ。 長い演出の時は)
士朗  /「うっせーぞ! 毎朝毎朝、テメー憑き殺すぞ!」
GM  と、お隣幽霊さんですか。(笑
神楽  「うぅ~、わかったんだよ~」
神楽  (寝ぼけ眼で、一つずつ目覚ましを止めていく)
GM  と、神楽さんは気づきます。
神楽  「う?」
GM  床に……青い染み?
神楽  「おおおおおおお、おねしょ!?」
神楽  「し、してないよ、昨日は水も飲んでないし!?」
GM  いえ、眠っていたところとは別の場所ですよ。(笑
神楽  あたふたと起き上がり、よくよく観察してみましょう。
GM  …………ぽつっ。
神楽  「う?」
GM  染みのある場所に、雫が上から降ってきます。
神楽  上を見上げてみると、
GM  天井を見ると、天井にも青い染みが。(笑
神楽  「のーん! 雨漏りいぃ~ッ!」
GM  ……………………ぽつっ……。
神楽  「う? 今度はどこから?」
GM  上を向いた、神楽さんの口に
GM  ぽつ。
神楽  「のーーーーんんっ!!」
神楽  ごっくん!
GM  …………苦く、渋く。
GM  痺れるよう。
GM  何かが麻痺してしまいそうな、感覚。
GM  胸が締めつけられるような、幻覚。
GM  そんな、味です。
神楽  「うぅぅぅう、これいやだよぅ・・・・・・」
神楽  胸をかき抱き、気分を変えるべく窓を開けます。
GM  外は――――
GM  ――――青かった。
神楽  「・・・・・・・・え~っと?」
神楽  予想もしない光景に呆然とします。
GM  夜の間に、青く染め上げられたみたいに……
GM  青く、蒼く、藍い、外。
士朗  /まるで、絵の具で塗りたぐったような、青さであった。
神楽  天井を見上げつつ、
神楽  「・・・上の階の人が絵の具をこぼしたわけじゃなかったんだね」
GM  ……あれ、上の階の人、居たんですか?(苦笑
神楽  おおう、そういえば
神楽  上の階があると既に藍まみれですな(笑
GM  まぁ、寝ぼけていると言うわけですね。
GM  さて、どうしますか?
神楽  じゃあ、とりあえずテレビをつけてみましょう。
神楽  「ニュースでやってないかな?」
GM  テレビ(笑)
GM  ――ザ――
神楽  「のーん!!」
GM  ざざざざざざー、ざざー
GM  ざざざーー
神楽  「うそー、今日のアニメが見れないじゃん!」(バン、バン!)
麟   /砂嵐が吹き荒れる―――
麟   一寸先も見えないことを知らしめたいがごとく
神楽  叩いても、治るような様子は見せず、ただ砂嵐だけがそこにある。
GM  ざざざざざざざざ
GM  ざざざー
神楽  「そ、そうだ! 携帯で電話! えーと、学校の友達!」(ピッポッパ!)
GM  何だか現代機器を次々持ち出してくれますね。(苦笑
神楽  状況がつかめないと動きようもあるまいに(笑
GM  外に出てみるとか。(笑
神楽  おおう!(ぽんっ
GM  電話します?
GM  とりあえず。
神楽  ・・・・・・いや、いい。
GM  了解しました。
神楽  電話しようとして時計を見たって事で。
GM  (笑
神楽  ・・・・・・9時、18分。
GM  物言わぬ時計が高らかに宣言する。
神楽  「ち、遅刻してるーーーーーーーー!!!!!!」
GM  ふふ。
神楽  あわてて制服に着替え、家を飛び出します。
GM  では、飛び出したところでぶつかります。
GM  誰かに――
神楽  どんっ!
神楽  「ふぎゃっ!」
GM  いえ、なにかに。
神楽  「うー?」(見上げるとそこに)
GM  人影……
神楽  「ひと?」
GM  ずるり…………と
神楽  「っと、あ、すみません、急いでて・・・って、え?」
GM  崩れて、どしゃり、と地面に落ちます。
GM  上半身が。
神楽  「ひっ!」
GM  それは、泥人形。
GM  泥で出来た、人形。
GM  周りを見渡すと、そこかしこに存在しています。
神楽  「な、なんなんだよぅ・・・・・・」
GM  その泥人形達には、特徴がありました。
GM  背中に、大きな羽が生えています。
神楽  「天使像?」
GM  天を仰ぐように、飛び立とうとしているかのような、形。
GM  顔は端正。 正しく、天使。
神楽  「ひ、人ンちの玄関前にこんなの置かないで欲しいな、まったく!」
GM  しかし、その色は茶色い泥の色。
GM  あちら、こちら。 おおよそ地面と呼べる場所から、生えています。
GM  青色に染まりながら、茶色の天使像。
GM  それは気持ち悪いほどに醜いです。
神楽  ・・・・・・一応聞くけど、
神楽  ここいらに昔からあるオブジェとかじゃないよね?
GM  昨夜までは面影もありませんでしたね!
麟   (あってたまるかぁ!w)
神楽  うう、気味が悪いけど、動いてるわけじゃないよね?
GM  動いてはいません。
神楽  じゃあ、今はほうっておく!
GM  今にも動き出しそうでは、ありますけれど。
GM  道のあちこちにありますので、動きづらそうですね。(苦笑
神楽  「こんなに邪魔なんだもん誰かが片付けるっしょ!
神楽  それより遅刻遅刻~!!!」
神楽  すり抜けるように、人形の群れを突っ切ります。
GM  (普通に学校が無いとかは思わないのでしょうか?)
GM  (こんな異常事態で(苦笑))
神楽  そんなの気づくわけ無いじゃん!(笑
士朗  /今にも動き出しそうな泥天使達を跳ね除け、走り出す神楽。
士朗  学校がないとも知らずに……。
GM  では、通り過ぎる時に目に入ります。
GM  その表情…………
神楽  狂おしいほどの悲しみ、そして・・・・・・
GM  狂喜に満ちたような、楽しくて仕方がないような、
GM  幸せを謳歌するかのような。
GM  笑顔――――。
GM  笑ってますね。
神楽  「誰が造ったのか知らないけど、不気味だなぁ・・・」
神楽  ・・・・・・ってとこで、何事もないなら
神楽  学校につくまで気づかないつもりだけど?
 
 
GM  ぶつ。
 
 
神楽  って、ぶつ? 異音。
GM  では次に行きますー(にこやかに
神楽  のーん! 最後になんかし掛けて置いてー!
GM  いえ、シーンを切った音です。
GM  ぶつりとシーンを切りました。
神楽  ういうい、了解しました。
神楽  ともかく、町が真っ青で、天使の泥人形がいっぱい!
神楽  そんな状況なわけだ!
神楽  ふぇーどあうと~。
GM  素敵なまでの取り乱さないっぷりですね。
 
 
 

Opening Side-Sirou


 
 


GM  さて、次は士朗さんです。
GM  よろしいですか?
士朗  はい。
 
 


泥……。
ドロドロしてて、ベタベタしてて。
こびりつく、汚いものの代名詞。
街に心に飛び散った。


 


GM  それでは、士朗さんらしく夜にしましょう。
士朗  分かりました。
GM  公園かなんかで行き倒れていてくださると、楽しいのですが。(笑
士朗  じゃーそれで(笑)
GM  良いんですか。(苦笑
GM  それでは、自分演出お願いします。
士朗  公園で倒れてます。
士朗  「……腹……減った……」
士朗  「誰も……いない……んですかあ……」
GM  夜。 公園。 虫のたかる街灯と……
GM  行き倒れる、吸血鬼。
GM  ざっ
GM  ??「おやおや。大丈夫ですか、貴方?」
士朗  「……大丈夫じゃないです……」
士朗  「……どちら様ですか?……」
GM  ??「大丈夫じゃないんですか。穏やかじゃないですね」
GM  見上げると、すらりとした長身の青年。
GM  美青年と言っても良い、造形。
GM  暗い紫色の、身体にぴったりとした長袖に、長ズボン。
GM  笑うと、茶色の髪が揺れます。
士朗  一方こちらは平凡すぎるくらい平凡な容姿。
士朗  黒いスーツに黒いサングラス。
GM  ??「私は通りすがりの者ですよ」
GM  と、少し笑って言います。
士朗  「……ああ、そうなんですか……」
GM  ??「例えるならば、一仕事を終えて夜の散歩と洒落こんでいるような、
GM     そんな存在です」
GM  そう言って、軽く髪をかきあげます。
士朗  「……はあ……ああ、あなた、ええと、ちょっと、
士朗  お願いがあるのですけれども」
GM  ??「なんでしょう?」
士朗  「言いにくいことなんですが……おなか……すいてるんで……
士朗  なんか、食べさせていただけません?」
神楽  /沈黙が支配していた闇夜に、高らかと鳴り響く腹の音。
 
 
士朗  魔都物語の吸血鬼って、人権、あるんですかね?
麟   さあ、あるんじゃないかとw>人権
士朗  堂々と血をくださいといっていいものかどうか、悩んでます(笑)
麟   う~ん、初対面の人には普通は言えないよなぁw
 
 
GM  ??「あはは、そんな事ですか」
GM  青年は笑って……
GM  貴方の前に何かを置きます。
GM  それは赤い果実。 林檎。
GM  ??「どうぞ? 貴方の口にきっと、合うでしょう」
神楽  /赤い色。血の色。沸き起こる吸血衝動。
GM  ??「それはそう言うものですから。 極上品です」
士朗  「おお、どうもありがとうございます!」
士朗  といって、一気に食い尽くします。しんも残らず。
GM  美味しい――なんてものではない。
GM  それは幸福の味でした。
GM  何もかも忘れてしまいそうなほどに、美味しい。
士朗  沸き起こる吸血衝動は、その幸福の味で、何とか押さえ込みまする。
麟   /だが、芯が喉に詰まる―――その感覚があやうく引き戻してくれた
GM  空腹だったから? それだけでは決してない、美味しさ。
GM  ??「お気に召しましたか? まだまだありますので、どんどんどうぞ」
GM  青年は、茶色い紙袋を抱えています。 中には林檎。
GM  ベンチの方へ歩いていき、言います。
士朗  「ああ、じゃあ後2つほど貰ってもよろしいでしょうか?」
GM  ??「いくらでも差し上げますよ。そんなところもなんですし、
GM  とりあえず座っては?」
神楽  /外聞も無い様子の士朗に、青年の笑みがさらに深くなる。
GM  とすっとベンチに腰掛けて、長い足を優雅に組みます。
士朗  /そのしぐさは、人間とは思えないほど、完璧で、美しいものであった。
GM  良いですね皆様。(笑
士朗  「あ、じゃあ、失礼します」といって、座ります。
GM  まぁ、ここはOPでPC引きたてシーンですので、
GM  そのキャラクターらしさを出してくださいな。
GM  青年が林檎を渡しながら微笑みます。
神楽  /林檎に夢中の士朗は気づかない。
神楽  その笑みが親しみとは程遠い暖かさに欠けたものだと。
士朗  シャリシャリと二つ目を食べ、三つめをポケットにしまう。
 
 
神楽  暖かくないって表現にジャッジがつかないって事は、
神楽  やっぱり敵ですね(笑
麟   なるほどw
士朗  林檎二つも食べちゃった。やばいかも?(笑)
 
 
GM  ??「真っ赤な果実……確か、forbidden fruits……
GM     エデンの園にあったのも、こんな果実でしたね」
士朗  「? そうなんですか? 私はそういう知識はさっぱりでして」
GM  相変わらず、その美味しさは衰える事がありません。
GM  食べるたびに感じる幸せ。
GM  ??「そう言う説が一般的だそうですよ。
GM     まぁ、天国に在ったような果実ですから、とても美味しいのです」
GM  林檎を放り投げて、キャッチします。
GM  ??「……そう言えば、名乗っていませんでしたね。俺は……」
GM  ちょっと首を傾げてから
GM  トリッド「トリッド―――トリッドです。貴方は?」
GM  T R I D と、指で示しながら、彼は聞きます。
 
 
麟   ・・・dirt 泥・土っていみの英語の逆読みか?
士朗  速っ! もう調べつけてるんですか!
士朗  凄いですねえ。
神楽  素晴らしいですね。
GM  このくらいの言葉遊び
GM  気付いて頂かないと困ります。(苦笑
麟   はっはっはw
士朗  まったく気がつきませんでした(笑)
 
 
士朗  「あ、私は屍、屍士朗と申します」
GM  トリッド「士朗さんですか。よろしくお願いします」
GM  にこりと笑って、彼は言います。
士朗  「こちらこそよろしくお願いします、とりっどさん」
GM  と、空――月は無く、泣き出しそうに暗い――を、見上げて言います。
GM  トリッド「……と。士朗さん」
士朗  「はい?」
GM  トリッド「お家があるのなら、帰ったほうが良いかもしれませんよ」
士朗  「お、おうち? な、何でですか?」
GM  トリッド「だってもうすぐ――」
GM  こちらを向いて、美しく恐ろしく笑います。
GM  トリッド「――青い雨が降る」
士朗  「……あなた、何者ですか?」
神楽  /士朗はようやく気づく。トリッドと名乗る青年の笑み。
神楽  張り付いたように変わる事ないその笑みの不自然さに。
GM  トリッド「私ですか? 先ほども申したように、ただの通りすがり……」
GM  ぱっと立って、両腕を広げて、不敵に微笑みます。
GM  トリッド「シアワセを運ぶと言う一仕事を終えて、
GM        少し魔都(ここ)を散歩していただけですよ」
GM  ぽつ。 士朗さんの頬に、冷たさが走ります。
士朗  「ん?」上を見る。
GM  頭に。 鼻に。 手に。
GM  ぽつ、ぽつ、ぽつ、ぽつ。
GM  雨垂れる水滴。
GM  だんだんと、強くなってきます。
士朗  「ああ! 本当に雨が降ってきた!」
GM  ぽつ、ぽつ、ぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつぽつ――
GM  気がつくと、目の前の青年の姿は見えません。
GM  最初から居なかったかのように、その存在が。
GM  消えている。
GM  残ったのは、紙袋に入った林檎のみです。
士朗  「あれ? 林檎くれた人、もう帰ったのかな?」
士朗  林檎の入った紙袋を拾いながら。
GM  少しずつ激しさを増す雨、です。
士朗  「ひえええ、はやく雨宿りできる場所、探さなくては!」
神楽  /士朗は最後まで気づかなかった。トリッドと名乗る青年が現れてから、
神楽  騒がしかった虫の音が止まっていた事に。
神楽  /雨音だけが、闇夜の士朗を包み込む。
GM  ジャッジ。
GM  虫はそのままで良いです。
GM  -。
神楽  むぅ、仕方ない-。
士朗  あらら、じゃあ+。
麟   ん~*
GM  否決。
神楽  うぃ。
GM  走り去った士朗さん。 後に残った、夜の公園。
GM  誰も居ない公園。
GM  街灯は、降り注ぐ青い雨を、光照らしていました。
 
 
GM  と言うわけで、士朗さんにDP1つ、プレゼントです。
士朗  はい、貰いました。ありがとうございます。
 
 
神楽  登場人物(トリッド)を悪役に仕立て上げてしまった(笑
GM  仕上げ過ぎですよ。
GM  て言うか彼、人畜無害な幸せ運ぶ青い鳥ですのに。
麟   青い鳥は運んできてもらうもんじゃなくて探しにいくもんだぜぃw
神楽  だって、行き倒れの黒いコートとサングラスの男に近づくの、
神楽  怪しさ炸裂じゃないですか!
士朗  黒コートじゃないですよ! スーツです。スーツ!
GM  そりゃぁ、倒れていたら声をかけるじゃないですか
GM  人道的です。
士朗  そう、彼は優しい人なのです!
GM  優しい人なのです!
士朗  (目を石川賢ばりにグルグルさせながら)
神楽  ううう、ヤサシイヒトナノデス。
 
 
 

Opening Side-Rin


 
 


GM  それでは次。 麟さんです。
麟   はい
 
 


翼……。
羽ばたいて、飛んでって。自由に。
どこまでも、行けたら良いのに。
街が心が閉じ込めた。


 


GM  ええと、どんな状況が良いでしょうか?
麟   どんな状況って~えっと~
GM  普段から魔都在住……じゃぁ、ありませんよねぇ?
麟   かなぁ、別にそうでもいいけど
GM  ご希望は?
麟   う~
GM  この物語を組み立てるのは、PCの希望願望ですよ。
麟   何がいいって聞かれるの苦手なんですよ(泣
麟   状況が与えれられてそこで動くっていうプレイスタイルだったもんで…
GM  それではそのスタイルが進化を遂げるチャンスですね。
麟   えっと~んじゃこうこの街に電車かなんかで降り立った感じで
GM  成る程、予想通りです。(笑
麟   どうせオリジナリティの欠片もないよう!w
GM  電車が止まる……彼女は、やってきた。
士朗  (基本に忠実なのはグッドですよ!)
GM  彼女に最も似合うであろう、絢爛舞踏の都に!
GM  電車が着いたのは地下、でよろしいですか?
麟   うい
GM  では、格好良く降り立ってください。(笑
麟   プシュゥゥゥ 電車が暗闇を抜け光満ちる地下へと滑り込む
麟   ようやくついたようだ 帽子を指先で軽く上げ立ち上がる
神楽  /降り立ったのは彼女だけ。無人のホームに、その一歩を踏み出す。
麟   渡り鳥らしく旅すがら この魔都と呼ばれる街に足が向いたのは
麟   果たしてただの気分か―――それとも
GM  ふふ、その調子です。(笑
士朗  (ちきしょー、かっこいいじゃないですか!)
 
 
神楽  なんていうか・・・・・・麟さんだけやけに
神楽  OPがハードボイルドで格好良いなぁ(笑
士朗  私なんて、いきだおれて敵っぽい人に助けられてるのに(笑)
 
 
麟   「フッ」 軽く笑って歩き出す、もとより当ても無い旅。
麟   勘を信じてみるのも悪くは無いか
GM  影のような駅員の前の、改札を潜り抜け……
GM  外に出た瞬間、目に入るのは。
GM  「青」
麟   蒼いトマトでも投げあったのか、くだらないジョークが頭をよぎる
GM  イタリアンですね。(笑
GM  青く塗りたくられた、ビル街。
神楽  /明らかな異常。けれど、だからこそ解る。
神楽  /ここに、自分の足を止めるだけの何かがあると言う事が。
GM  地面からは、土で出来た天使像。 崩れそうな、天使像。
麟   「天使…か。こいつぁ今にも崩れそうなくせに―――」
麟   今にも空に飛び出そうとしている風に見えた
GM  さて、どう動きますか? とりあえず当ても無く歩き出しますか。
麟   ですかな
GM  ずるっ
GM  ずるっ、ずるっ……
GM  前から、誰かが歩いてきます。
GM  青いモノを背負った、赤い髪の……少年。
GM  赤と、青と、泥に染まった白い服を着て……必死そうな顔をして。
GM  歩いてきます。
麟   「やっ、少年。そいつぁなんだい?」ふと、声をかけたくなる。
麟   そんな気まぐれも、この街ならいいと思えてしまう
GM  その声に反応したかのように、こっちを向いて言います。
GM  ??「ね、姉様が…………」
GM  泣きそうな顔をして。
GM  ??「姉様を、助けてくれませんか? ……」
麟   「おっと、涙をこらえているな、少年。それじゃあ―――」
麟   ニッ、と人のよさそうな笑顔で笑って
麟   「助けてやら無いわけにはいかないな」
GM  その顔を見て、一瞬嬉しそうな顔をして……
GM  ??「……あ、いいえ……。
GM     すみません、変なことを言ってしまって……。
GM     僕が……助けないと、いけないのに」
GM  と、俯きます。
麟   「おおっと、ここでそれでおしまいじゃあ
麟   こっちの目覚めが悪いってもんだ。
麟   なぁに、そんな気まぐれに。少しは懸けて見る気はないかい?」
GM  ??「……賭ける?」
GM  麟さんをみて、首を傾げます。
麟   「私は街から街への渡り鳥。そこらにいる鳥に悩みを言ったって、
麟   悪くは無いんじゃないかい?」
士朗  /少年の目は、希望に耀き始めていた。
GM  ジャッジ。 -。
士朗  あら、ならば-。
神楽  ふむ、じゃあ-
麟   ふむ…まだ…かな?-で
GM  簡単に折れちゃいけませんよ。(苦笑
GM  多数決で通ったりするのですから。
GM  とりあえず、今回は否決ですね。
GM  ??「鳥、ですか……」
麟   「君の知らない風の噂ぐらい…知ってるかもよ」
麟   微笑んで、冗談めかして、それでもその目は真剣で
GM  少年は、年齢に合わない皮肉げな表情で、笑います。
GM  ??「……ありがとうございます……」
GM  そう言って、、頭を下げる彼。
GM  清らかで、純真そうで……少し脆そうな、少年。
麟   「おっと。いまいちそんな顔は似合わないぜ。少年」
GM  ??「え、そうですか?」
麟   「いいか少年。どんなに辛いときでもニカッ、
麟    って笑えるのが漢ってもんだ。
麟    笑ってみなよ!生きるってことは、
麟    『それがどうしたっ』って言い続けることさ」
GM  くすっと……今度は歳相応に可愛く笑って、言います。
GM  ??「貴方は女性じゃないですか。 あはは」
麟   「あ、いいかぁ。この場合の漢ってのは男って意味じゃなくてなぁ…」
麟   と言おうとして
麟   「ま、大したことじゃあないな」とニカッと笑い
GM  ??「あははは。 うん。ちょっと、元気が出ました」
GM  顔を上げて、しっかり麟さんを見据えます。
神楽  /笑いあう彼女と少年。
神楽  /距離の分だけ、二人の間には溝があった。
神楽  /それが、少し縮まった気がする。
麟   「おっとっと、そういえば。流石に少年じゃあ失礼ってもんだな。
麟    私の名前は早川麟。君の名は?」
GM  ??「僕は《チギレタ断片》……Tear-tear、ティアティアです」
GM  彼は言います。
麟   「OK!じゃあ…ティア。ティアって呼ぼう」
GM  ティアティア「ティア。姉様と同じ呼び方だ」
GM  また、少し悲しげな顔になります。
GM  肩に担いだ、青いモノを少し強く握り締める。
麟   「まあ、つーわけでティア。この出会いがどうなるか、
麟   今は誰にもわかりゃあしない。だからせめて良い方へ良い方へ、
麟   そう行こうじゃないか」ポン、と頭に手を置いて
GM  そこで気付きます。
GM  彼が肩に担いでいる、青いモノ。
GM  それが人間の形をしている事に。
GM  全身真っ青で。 いや、全身が青いモノ……
GM  青い液体で構成されているような。
GM  人間……………………?
麟   「―――大事な人か?」
GM  ティアティア「コレは――この人は。この女性は、僕の、姉様です……」
GM  搾り出すように言います。
GM  ティアティア「Vivi-vi……《生きし青藍》、ヴィヴィーヴィ……」
GM  ティアティア「助けたい、僕の姉様だ」
GM  今度は力強く。 彼は言う。
麟   「ああ―――そうだな。何とか、何とかしなくちゃな。ティア」
麟   少し強くグシャグシャっと頭を撫でる。
麟   けれども、確かな優しさがそこにはあった
 
 
GM  では、ここら辺でカットしますか。
麟   うい
GM  最後になにかなさいますか?
麟   ん~
麟   特にないですね
GM  了解です。
GM  DPどうぞ。
麟   了解
GM  さて、お三方のOPが終了しました。
神楽  うぃ。
GM  次どうしましょうかねぇ……
GM  視点をどこに移しましょう。
神楽  とりあえず、誰かしらと合流したいですけど。
 
 
GM  ああ、因みに皆様
GM  バー:スメバミヤコは、頭に入れておいてくださいませ。
GM  まぁ、共通知識が無いと
GM  集まるのに苦労しますから。
神楽  どうやって集まりますかねぇ?
士朗  知り合いってことなら……簡単に集れますけど。どうしましょう?
神楽  士朗さん、貧乏ならウチの幽霊アパートに住みませんか?(笑
神楽  家賃安いですよ?
士朗  おお、それはいい……っと思ったのですが、
士朗  家賃がある時点で住めそうにありませぬ(笑)
GM  滞納していたりとか(苦笑
士朗  なので、勝手に空き部屋を借ります(笑)
神楽  隣の空き部屋の幽霊はキサマカー!(笑
GM  あははははは
士朗  ば、ばれた!(笑) いや、違うけど。
GM  違うの!?
士朗  幽霊と同居してるだけです。
GM  いや、寝起きだけ性格悪いとか。
士朗  しろーはあんなにガラ悪くないですよ?
GM  でも、一応魔都って新宿らしいですから
GM  ボロアパートでもそれなりの値段しそうです。(苦笑
神楽  じゃあ、反対側の隣の空き部屋の幽霊とか(笑
神楽  左右の部屋を幽霊に囲まれているから、
神楽  神楽の部屋はめっちゃ安いのです。
士朗  なーるほど。

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最終更新:2020年05月11日 21:04