Middie-2 Side-Rin

 



GM さっくり行きますと、次は視点を移すのです。
神楽 うぃ。
麟  うい
神楽 っと、その前に確認しておきたかった事が何点かあるんだよ!>GM
GM 士朗さんは何を……と、はい?
神楽 1.学校までの道のりで人には出会わなかったのか
神楽 とりあえず、これを教えて
GM ああ
GM ものめずらしそうに出ていた人はいましたね。
GM 気味悪がって、窓から覗いているだけの人もいました。
神楽 ふむ、じゃあ「元は天使」ってのも比喩じゃないのかなぁ?(首かしげ
神楽 ん、いいよ、先に進もう。
GM まぁ、路上も泥人形だらけですから
GM 車が走りにくい、と言うのはあったでしょうね。
GM 人間なら避けて歩けますけれど。
神楽 うぃうぃ。
GM さて
GM 士朗さんと麟さん
麟  うい
GM 何かやる事はありますか?
麟  ん~とりあえず合流したいんでPLとしてはバー・スメバミヤコに行きたいw
士朗 バー、スメバミヤコで行き倒れてるくらいですか。私は(笑)
神楽 皆してとりあえずスメバミヤコに集まろうとしてるね(笑
GM そうですか……では、視点は……麟さんが良さそうですね。
GM ティアティア連れてますし。
麟  りょーかいっと
神楽 任意で登場していいんだよね?
GM では、とりあえずティアティアに声をかけて
GM はい、どうぞ。
GM 彼に協力する事にした麟さん。
麟  「さってと、とりあえず往来に突っ立って話するのもあれだしねぇ・・・そうだな」
麟  ふと、とある場所が脳裏をよぎる
GM ティアティア「そうですね……どこかに、
GM         姉様を休ませられる場所があると良いんですけれど……」
麟  「あそこが、いいかな?昼飯ぐらい食えそうだし、
麟   何かこの街の話ぐらい聞けそうだ」
GM ティアティア「あそこ?」
麟  「ああ、たしか…スメバミヤコ、っていったかな?」
GM 不思議そうに首を傾げる、赤髪の少年。
GM ティアティア「スメバミヤコ……。それは、どこにあるんですか?」
GM 住所の書かれたマッチとか持っていてください。(笑
麟  上着のポケットをあさって…出てきたマッチ
麟  「っとぉ、あったあったぁ!」
麟  「そんな遠くはないな、っと。よし、行こうか。ティア」
神楽 /古びたマッチ。それは「魔都で困った時には」と、親友に渡された物だった。
GM ティアティア「はい」
GM ヴィヴィーヴィを背負いなおして、ついていきます。
GM 道中、何かやりたい事が無ければ……到着させますけれど。
麟  彼女を支えるのに、手は貸さない
麟  それは、彼がやるべきことだから、そう想うから
神楽 /青い都と化した魔都、参立する泥天使。人々の奇異の視線が飛び交う中、
神楽 三人はバー・スメバミヤコへと向かった。
麟  ん、んじゃまあ到着していいです
GM と、すみません(席外してました)
GM では
GM バー:スメバミヤコの扉の前です。
GM ティアティア「ここですか?」
麟  「ああ。ま、何かあったらここに来いって言われてな」
麟  まるで駆け込み寺でも紹介された気分だが
麟  「さて、失礼するよ」
神楽 /時刻はお昼前。普段なら早めのランチとしゃれ込み常連客で賑わう
神楽 /この時間も、この異常時の中では空席の中にチラホラと見える程度だった。
譲二   /なぜなら。
GM 星寝:「あら、あらあらあら、いらっしゃ~い☆」
譲二  「いらっしゃいませー」
譲二  と、机に突っ伏すその男がいたから。
譲二  正確にはカウンター。
士朗 /正確には二人である。
士朗 一人は譲二、もう一人は士朗である。
譲二  しろーさんまでいたー!(笑)
GM 星寝:「ジョージがいるのにお客さんだなんて、珍しいわっ!」
麟  「サンドイッチ、それとコーヒーと適当な飲み物。頼めるか」
麟  気にせず注文
GM 星寝:「何だかお金持ってるんだかわからないような行き倒れ
GM     二匹だけしかいなくて、ウンザリしていたところなのよー」
譲二  「行き倒れとはしつれいな!」
GM 暁歩:「はいよ、サンドイッチセットだな」
GM ティアティア「お、お邪魔します……」
譲二  /ちなみに、そのサンドイッチの味は……
士朗 /こってりして、しつこくまったりして、みずみずしさがまったくなく、
士朗 /それでいて……ぶっちゃけ、まずかった。そのサンドイッチは。
GM その不味いサンドイッチは、士朗さんが食べてます。
士朗 私ぃ!?
GM 星寝:「っと……料理するのよ、料理!
GM     こいつがいたらどんな風になるかわからないわ!」
GM がし、とジョージの腕を取る、キラキラマダム。
譲二  思いっきりカウンターにいますからね(笑)
GM ずるずるずるずる……
譲二   「えー?」
GM 星寝:「あんたは外に出てなさい」 ずるずるずるずる…………
譲二  「いや、外はいやー」
譲二  「せめて、あっちの行き倒れの人と一緒にいますから。
譲二   外は嫌なインクの雨降ってるし」
GM 星寝:「あ、そう言えば……。昨日変に青い雨が降っていたのよねぇ……」
GM 暁歩:「ああ、そう言えばそうだな。もう止んでいるかな?」
GM ティアティア「何だか……賑やかな、ところですね」
GM と、姉を背負ったまま立っているティアティア。
麟  「・・・ま、とりあえず座ろうか」
麟  「ティア、姉さん座らせてやりな」椅子を引いて
GM ティアティア「はい……」
GM 彼は姉を椅子に座らせようとします。
GM ……ばしゃっ
GM おおよそ、人間が座る際の音とは思えないような音を立てて…ティアティアの姉
GM ヴィヴィーヴィは、椅子に座らされた。
神楽 /一瞬、濡れた音を立てた椅子を見て眉をしかめる星寝。
神楽 /しかし、この魔都では様々な種族がいる。いちいち気にしていられないと、
神楽 /心の中の『譲二借金帳』に『椅子の洗浄費』と書き込んだ。


士朗 「星寝さん、注文したいです……」
譲二  /星寝:「お金のない子はお客じゃないわ」きっぱり。
士朗 「そ、そんなあ!」
譲二  「可愛そうに坊や。じゃあ、私のとっておきのこれをお食べ」
譲二  と、一人の女の子がしろーの所に座った。
士朗 「おお、ありがとうございます。どなたか知りませんが」
譲二  「いえいえ。困った可愛い子を助けるのも私の役目」
譲二  と、青い雨で濡れたスーツ姿の女の子。
士朗 (で、なにを貰ったのでしょうか? しろーは)
譲二   チロノレチョコ。
GM またあれかよ!
士朗 ぱくりと食べます。
譲二  「まあ、いい食べっぷり。す・て・き……」
莠世  /なぜかその時、士郎の背に悪寒が走った!
譲二  /だがしかし、思考能力が無能になっているので、
譲二  /気のせいかと思ってしまうのだった!
士朗 (その能力があったーーー!)
GM カレス:「あ、あの、ジョージさん……外、出てませんか?
GM      星寝さんが、す、凄い目で睨んでます…………」
譲二  「あら、ジョージさんは、
譲二  一人さびしくさっき星寝さんが外にほおりだしたわよ?」
譲二  にこにこと微笑む女の子。
GM てか誰ですか、本当に貴方。(苦笑
士朗 「ど、どうもです……」
士朗 といいつつ、ちょいとビビり?
譲二   だれでしょう?(笑)
譲二  女の子は秘密でいっぱいなのです。
GM 話が進まなくなるので、そろそろ強制退場させますよ?(苦笑
譲二  いやー。しろーさんと一緒にいさせてー。
GM 却下!
GM せめて、素性は明かしてくださいよ。
譲二  素性と言われましても。ただのモブのように見えて、中身はジョージ?
GM 暁歩:「サンドイッチセット、出来たぜ」
GM と、暁歩さんが言います。
GM 星寝:「はぁい、暁歩ー」
GM 星色を撒き散らせながら、それを取り麟の元へ運ぶ星寝……
譲二  「あら、おいしそうなサンドイッチ。食べさせてあ、げ、る」
士朗 ならば私が星寝さんに、
士朗 「このお方はどなたですか?」
士朗 とこっそり聞きます。
GM 星寝:「知らないわ……。ジョージモドキじゃない?
GM     あ、料理に手を出さないで下さりますか」 どすっ
莠世   なぐったーw
GM 変なジョージもどきさんの手にフォークを突き刺して、席へ運びます。
GM 5本くらい刺さってます。
譲二  「ぐえっ! ちょっ! 別人だったらどうするのさ!?」
神楽 /漫才のような背景を、呆然と見ていたティアティア。
神楽 /しかし、目の前にサンドイッチが運ばれた事で、ようやく我に返る。
麟  「さて、とりあえず食いながら話しでもするか」
麟  やっと来たサンドイッチの力で横の状況は気にしない事にした
GM ティアティア「は、はい」
GM サンドイッチを手に取るティアティアです。
士朗 「じょーじもどきさん……ですか。変わった名前ですね」
譲二  「いえいえ、私の名前はじょー、ジョー子。そうそう。ジョー子ですなりぃ。
譲二   青い雨を浴びたら女の子になって記憶を失ってしまったの。
譲二   助けてくださらない?」
士朗 「はあ、大変ですね……」>じょーじもどきさん
GM 星寝:「はいはい。ちょっとカレス、このジョージもどきと、
GM     買い物に行ってくれない?」
GM カレス:「は、はい。
GM      あ、あの、いっしょにおかいもの、い、いきません、か?」
GM ジョージもどきさんの手を取ります。
譲二  「っと、どうやらおよびのようだわ。
譲二   いとしいいとしい娘とハッピータイムが待っているみたい!
譲二   そんなわけでお邪魔のようなのでまた!」
士朗 「そうなのですか。では、また」
GM つむじ風のように、カレスを抱えて走り去るジョージでさんでした。
GM びるるるるる。
譲二  「さあ、カレス買い物に行こうか。んで、なに買って来ればいいの?」
GM 星寝:「リストをカレスに渡してあるから」
GM カレス:「は、はい。これ、ですね」 紙を見る彼女。
譲二  「OK。それじゃシローさん。また帰ってきたら、私の記憶を探してね~」
士朗 「暇があったら、がんばります」
譲二   次回PCの時に(笑)
譲二  さて、それでは皆様申し訳ありませんでした。あでゅ~。
GM その紙には小さく、『途中でコロッケをジョージに買い与えても良いわよ☆』
GM と書いてあります。
莠世  ・・・星寝さん優しいなぁー
譲二  それは、カレスがジョージに買い与えるって事かな?
GM です。(笑
莠世  つまり、カレスの方がジョージよりお金持ち?(笑)
譲二  ふっ、それならば俺様だってカレスになにか買ってあげるもんねー!
GM はいはい、わかりましたから
GM 星寝:「じゃ、気をつけてゆっくり行ってらっしゃいな」
GM カレス:「い、行きましょう、ジョージさん」
士朗 /しかし、そう考えたジョージの財布の中には、お金はなかった……。
譲二   じゃーじ!
譲二   7円は入ってるよ!
士朗 なるほど!
GM …………了解です。
士朗 5円チョコは買えちゃうんですね!
GM ですね!
GM そう言うわけで、捨て台詞を捨てて、退場ですジョージさん。(酷
GM 話進めてよろしいでしょうか、ジョージさん?
譲二  いや、私に確認とらなくていいですから(笑)
GM はい、では無視して進めます。
麟  /外の雨よりも凄い嵐がさり、やっと店内に平穏が訪れる
麟  (っと、雨は止んでるんで 昨夜の が最初に入りますな)
GM 星寝:「ったく、本当にあいつは厄介だわ……」
GM 暁歩:「邪魔な事この上ないな。今度粗大ゴミにでも出しておこうか。はっはっは」
GM 星寝:「いやん暁歩ったら! なまゴミだってば!」
麟  「まったく、思わず賛同してしまいたくなってしまうな」
麟  今までのやりとりを見てふと呟く
神楽 /バーその物が反応に困ったように、沈黙する場。とりあえず、一つ咳払いをし、
神楽 /麟は「何事も無かったように」ティアティアを促した。
麟  「さて!いいかげん話を戻すとするか、ティア」
GM ティアティア「……あの、えぇと……」
GM サンドイッチをはむつきながら、対処に困っているティアティアです。
麟  「味、どうだ?」そういいながら自分もサンドイッチにぱくつく
GM ティアティア「お、美味しいです……」
麟  「そうか、そいつぁよかった!」
麟  自分も口の中に広がるその優しい味を楽しみながら
GM さっきはジョージさんパワーが
GM 士朗さんに向いてましたから。
GM どやどや。
士朗 /ジョージがいなくなると同時に、一気に客が入ってくる。
GM ジャッジ。-
GM どちらかと言いますと、話を進めにくいので。(苦笑
麟  なるほど、では -
士朗 ああ、本当だ。-。
神楽 うぃ -
GM さて、麟さんの方からお話どうぞ
麟  「さってとぉ。そいじゃ、話。聞かせてくれるか?ティア」
GM ティアティア「と言っても……何から、話せば良いのか……」
GM ちょっと困ったような顔の、ティアティア。
士朗 しろーはその話に聞き耳立ててます。
麟  「気の向くまま話しな、何でも、何時までも。聞いてやるからさ」
麟  ニコッと笑って
GM その顔に元気付けられたかのように、表情が明るくなります。
GM ティアティア「……まず、僕達が何者なのかから、
GM         話した方が良いですよね」
麟  「OK,それじゃあそこから頼むよ」
GM 食べかけのサンドイッチをお皿において、席を立つティアティア。
麟  「っと?何処へ行くんだ?」
GM ティアティア「僕達は――――天使です」
GM ばっ と…………
麟  (っと、そういうことね、ちょっちミス)
GM 彼の背中から、翼が生える。
GM しかし、その羽は左側だけです。
GM ティアティア「僕はちょっと……不良品で、
GM         翼が片方しかないんですけれど、ね」
GM ちょっと悲しそうに、顔を伏せる少年……
麟  「ふっ、ゆらぎもない完璧なモノなんかより。
麟   私としてはよっぽど綺麗だと思うけどね」
GM ティアティア「……」
GM くすりと笑って、翼を閉じます。
GM ティアティア「それで、姉様は……天界の、研究員でした」
GM 席に戻ってきて、隣のヴィヴィーヴィを見ます。
神楽 /キュッ。暁歩のグラスを磨く音がやけに響く。
神楽 /意味も無く聞き耳を立てている士朗にも、二人の話は良く聞こえた。
麟  「へぇ…それじゃあ彼女は何を研究してたんだい?」
GM ティアティア「詳しい事は知りません……。けれど、多分、
GM        世界を幸せにする研究」
譲二  (そりゃまた漠然と、かつ素敵な研究だ)
GM ぽちゃん。
GM ヴィヴィーヴィのからだから、青色の液体が滴り落ちる。
GM 彼女は、さっきからずっと塗れている。
士朗 /蒼く、青く、塗れたままである。


神楽 「・・・・・・その話、ボクにも聞かせて欲しいんだよ!」
神楽 /勢い良く開け放たれる扉。その先には、
神楽 /意味も無くポーズをとった女子高生・神楽の姿があった。
GM 星寝:「いらっしゃ~い☆ 神楽ちゃん、だったかしら?」
神楽 「うぃ、お久しぶりなんだよ」
士朗 「あ、かぐらさん、こんにちはです」
神楽 「うむ? 士朗さんもいたんだ、こんにちわ」
神楽 星寝、士朗らに挨拶しつつ、麟たちの席に近づく。
麟  「・・・おっとぉ、聞きたいんだったら代金代わりに聞きたいっていう
麟   理由を話して貰おうか。理由しだいじゃ…」
麟  腰にあるムチに手ををかける
GM ティアティアは警戒したような表情で、神楽さんを見ています。
神楽 「鞭・・・それに黒いハットにギターケース・・・?」
神楽 不意に思い出す。流離いの私立探偵。
麟  「んあ?何だ…ああ、ひょっとして神楽か?」
神楽 「うむぅ・・・・・・お久しぶりなんだよ、麟さん」
士朗 「あれ? かぐらさん、こちらの人とお知りあいなんですか?」
GM あら、お知り合い?
麟  (いや、知り合いにしたほうが話し進むかなぁってw)
神楽 (ボク、歩き巫女、全国を旅する)
士朗 (PC間コネは回しておいたほうがいいですよね(笑))
GM 適当に話を繋げていってください。 それも醍醐味ですよ。(笑
神楽 どっかで会ったんでしょう、きっと(笑
GM もう演出でどやどや。
神楽 うぃ、じゃあ何かの事件の際に協力して解決した、とでも。
麟  ですな
麟  「ちょっと見ないうちに随分と変わったもんだなぁ!」
麟  ポンポンと頭に手を置いて
神楽 「麟さんは、相変わらず豪快そうだねぇ~」
神楽 ちょっと困ったような笑みを浮かべつつも、神楽は再会を喜ぶ。
神楽 「とりあえず、座っても良いかな?」
麟  「ティア。警戒しなくていいぞ、
麟   こいつは年こそ若いが腕も立つし信用できるからな」
GM ティアティア「そうなのですか」
GM ティアティア「ティアティアです。よろしくお願いします」
GM ぺこりとお辞儀をする、礼儀正しい少年。
神楽 「よろしくね? ボクのことは神楽って呼んで」
士朗 「ええと、かぐらさん、お知り合い?
士朗  こちらの人(りんさん)と」
士朗 と、聞きに来て見ます。
譲二  /思い出すのは、あの時の夕日。そして川原。土手……
GM 川原、土手? 喧嘩??
GM ジョージさん、それだけだと判断のしようが。(苦笑
譲二  /そう。はじめての出会い。フリーマーケット。
GM フリーマッケット……………………
神楽 えーっと・・・・・・
GM ま、まぁ、私は無視して進めます。
GM ティアティア「はい、神楽さん」
GM 返答うかっり忘れてました(苦笑
麟  「んでまあ…何だってティアの話なんて聞きたがるんだ?
麟   そっちのお前(しろー)もさっきから聞き耳立ててるようだし」
神楽 「ん? 士朗さんも、話を聞きたいのかな?」
士朗 「あれ、ばれてました? すいません、ちょっと好奇心が」>りんさん
麟  「まあ、神楽の知り合いなら一応は信用はしとくよ」
神楽 とりあえず、麟をというよりはティアティアを伺うようにしながら、
神楽 神楽は席に座る。
士朗 「あ、申し送れました。
士朗 私、屍士朗っていいます。よろしくです」
士朗 っといって、私も同席します。
士朗 (おっと忘れてましたが、昨日貰ったりんごの袋は持ったままです)
GM ティアティア「よ、よろしくお願いします」
GM 真っ黒い士朗さんにちょっと警戒しつつ。
GM 袋だけですか?
士朗 (中身も入ってますよ? 昨日の半分になってますけど)
神楽 GM、ボクの霊視モードのトリッドの気配、林檎からしない?
GM その霊視モードって
GM 人が触っただけでも、その感触が残るのですか?
神楽 むぅ・・・・・・それは無茶だね。
GM では、トリッドの気配はしませんね。
神楽 前回覚えたトリッドの気配がしないか、と思ったけど違ったか。
GM 代わりに、ティアティアとヴィヴィーヴィからは
GM 外の泥天使の残滓……それの元のような気配がします。
GM とても神々しい。
神楽 ・・・・・・それは良いことを聞いた(ニヤリ
麟  「コイツはティアって言ってな。
麟   まあこの街に入ったときたまたま出会ってな、そんな縁だよ」
麟  と、二人に紹介する
GM 成る程。
GM ティアティア「あ、はい、麟さんに連れてもらって、ここに来ました」
GM ティアティア「姉様を、どうにかしたくって……」
GM と、真っ青――真の意味で真っ青な席に座らされた女性に視線を向けます。
麟  「と、まあ姉さんを助けたいらしくてな。
麟   それじゃあティアの話の代金として、
麟  それを手伝ってもらうぐらいしてもらうぜ」
麟  ニヤっと笑い
神楽 「・・・・・・仕方ないなぁ」
神楽 苦笑します。
士朗 「え、あ、う、し、仕方ないです」
GM 押しに弱いですねぇ(笑
神楽 「けど、ボクの方の話も聞いてもらうよ?
神楽  ・・・・・・というより、先にボクの話をした方がいいかもね?」
麟  「んじゃま、まずはそっちから頼むとするかね」
GM ティアティア「……? ……お願いします」
神楽 ティアティアと青い少女を見、神楽はちと複雑な表情をしながら話し始める。
GM 少女と言うか、成人女性ですね、こちらは。
神楽 うぃ、了解。
神楽 「昨晩降った青い雨と、外に乱立してる泥天使」
神楽 反応を見るように、その単語だけを口にします。
GM 申し訳無さそうに、顔を少し伏せる、ティアティアです。
神楽 「・・・・・・雨の方はあてずっぽうだったんだけどなぁ」
神楽 苦い笑みを浮かべます。
麟  「おっと、そんな話し方をするってんなら、止めな神楽」
麟  少し目を鋭くして
GM まぁ、目の前の女性は
GM その雨で構成されたような風体ですからね。
神楽 「麟さん・・・・・・・・・うん、そうだね、フェアじゃないかな」
神楽 ごめんね、とティアティアに言い、神楽は再度話し始めます。
神楽 「ボクは、外の泥天使の一件を調べてるんだ」
神楽 /スメバミヤコに来る道すがら、神楽は仲のいい友人と連絡を取り捲った。
神楽 /その結果、天使系の生徒・教師が軒並み行方不明となっている事を知る。
神楽 (でいいかな?)
GM ジャッジ。
神楽 ちっ。まぁ、あて推量だったし -
GM -。
麟  ん~ -
士朗 *
GM はい、否決です。
GM ただし
GM 連絡を取ったのは良いですよ。
GM 貴方の行動ですから。 でもDPは無しです。
神楽 むぅ・・・・・・そうすると、どういう情報を得よう?
GM 自分の行動ですから。お話の続きをどうぞ。
神楽 仕方ない、トリッドの一件から責めるか。
麟  (まあそのほうがしろーさんものってこれますし)
士朗 (ですねえ)
神楽 「トリッド、っていう自称・青い鳥とあってね」
GM それを聞いたティアティアが、はっとなります。
士朗 「とりっどさん?」
GM ティアティア「……《汚泥に塗れた幸福》…………!
GM         あいつも、この街に……」
神楽 「・・・・・・この泥天使たちは幸せになった、って言ってたんだ」
麟  「それが、天界でのソイツの名前か?」
GM ティアティア「……はい。でも、その天界は、もうありません」
神楽 「・・・・・・トリッドが、幸せにしちゃった、から?」
GM ティアティア「そう――です、ね」
GM 辛そうに頷きます。
麟  「んで、そっちの青年も何か知ってそうだが」
GM 士朗さんですね。
麟  うん
神楽 一緒に士朗さんを見ます。
士朗 「あ、はい。とりっどさんって、美形の青年さんですよね?」
神楽 「あ~・・・・・・顔は、よかった、かな?」
神楽 言動を思い出し顔をしかめながら言う。
士朗 「ああ、昨日、会いました。公園で」
神楽 「会った!? なんか話したの?」
士朗 「行き倒れてた私に、りんご、くれました。これです」
士朗 といって、袋に入ったりんごを指します。
士朗 「優しい人でしたよ? りんごくれましたし。
士朗  りんご、なんか幸せな味がしましたし」
GM ティアティア「あ、それは……」
GM その林檎を見て言います。
士朗 「うっかり、たくさん食べてしまいました」
麟  「ティア、知ってるのか?」
GM ティアティア「はい。天界の果実です」
士朗 「え、そうなのですか?」
GM ティアティア「……赤き至福の果実……。姉様の、発明品の一つです。
GM         誰の口にでも合い、最高の味を感じさせる。
GM         ……そんな、フルーツです」
神楽 「発明品・・・・・・世界を幸せにする研究の発明、か」
士朗 「なるほど、だからこんなにおいしいのですね」
GM ティアティア「あいつ、持って降りてきてたのか……」
神楽 「幸せか・・・・・・ねぇ、麟さん?」
麟  「ん?なんだい、神楽」
神楽 「さっき言ってた、話を聞きたがる理由なんだけどね・・・・・・
神楽  彼が―――トリッドが言ってたんだよ、前いた所を幸せにしてきた、
神楽  この街も幸せにする、見たいな事を。
神楽  ちょっと、符号してるんじゃないか、って考えたんだよね・・・」
GM 符号?
神楽 「今はもうないという天界、
神楽  その天界の住人であったトリッド、
神楽  幸せな状態だという泥天使」
GM ティアティア「あいつは天界の住人なんかじゃない……」
神楽 「・・・そこの所、聞いてみたいと思うんだよ」
麟  「ん?じゃあ、そのトリッドってやつは何者なんだ?
麟   そして…一体天界で何をした?」
GM 顔をしかめて、彼は言います。
GM ティアティア「あれは…………、あれは、姉様の、失敗作だ」
神楽 「失敗作?」
GM ティアティア「はい……」
麟  「ソイツが…世界を幸せにする研究の失敗作だってのか?」
GM ティアティア「そう、失敗作……」
GM ティアティア「《汚泥に塗れた幸福》、と姉様はそれに名づけました」
神楽 /気遣わしげに姉を見る、その悲しげな中にも愛しげな目。
神楽 トリッドの事を語るとき、その目は憤怒と哀切が上書きした。
GM ティアティア「僕が見たときは、ただの泥の塊でした」
GM ティアティア「ドロドロとしてて、ベタベタとしてて、気持ち悪くって
GM         ……なんで、姉様はこんなものを作ったんだろうと、思いました」
神楽 「ドロドロ・・・か」
神楽 いけ好かないまでの美形顔を思い出しつつ、先を促す。
GM ティアティア「だけど、姉様はそれを見て……笑ってました。
GM         なんでだか、わからない」
GM 俯いて、表情がわからなくなる、ティアティア。
GM ティアティア「そいつは外に出されると、広がっていったんです。
GM         僕達の天区を覆い尽くすほどに、広く、大きく……」
神楽 「天界を―――というより世界を幸せにするために?」
GM ティアティア「巻きこまれていった人は、
GM         それでも凄く幸せそうな顔をしていて、
GM         満悦の表情を浮かべてて……」
GM 恐ろしいものを思い出すように、身体を震わせます。
GM ティアティア「逃げるようにして、姉様のところへ行くと、姉様は」
GM ちらりと横目で彼女を見て
GM 「こんな、姿になっていて……」
神楽 /震える肩を、励ますように麟が叩く。
麟  そして、震えるティアの手に自らの手を重ねる
GM 手を握られて、びくっとしますけれど、震えをおさめます。
GM ティアティア「やがて、神様は僕達の天区一帯を――――落としました」
士朗 「なるほど、かぐらさんが言ってた泥天使は、その区にいた天使っぽいですね」
神楽 「天界で『幸せな状態=泥天使化』した天界の住人が、
神楽  この魔都に落ちてきた、ってわけだね」
GM ティアティア「元々天界とこの世界は構成体が違いますから、
GM         この街に来た時に……皆の欠片が土に付着したんだと思います」
GM         欠片しかなかったから、あんな姿に……」
GM 表へ視線をやります。
士朗 「ええと、外の泥天使(?)の欠片が、
士朗  天界に戻ったら、天使に復活できるんですか?」
神楽 「・・・・・・無理だと思う」
GM ティアティア「…………出来ないと思います。
GM         もう、あんな姿になってしまったら」
士朗 「ふう、良かった。ここ来るときに何体か壊しちゃったので、
士朗  死んじゃってなかったらどうしようかと」
神楽 死体損壊罪ですな。
GM 既に死んだような状態ですからねぇ
士朗 「あ、良くないですね。戻れないって」
麟  「・・・まあ、もう終わってしまったもんをどうこう言っても仕方が無い、か」
麟  「けれど、ティア。お前だけはこうして今ここにいられる。
麟   だから、私に出会えた。だから、これから何だってできるのさ」
麟  ニカッ、といつものように笑う そこに根拠でもあるというのか
麟  いや、あるのだろう
麟  彼女の誇りとしての、その日本一の腕前が、そのすべての理由なのだから
GM ティアティア「そう、ですね」
GM 無理矢理に、笑った表情を作ります。
GM 最初に麟さんとであった時の言葉を、思い出すかのように。
神楽 /恐怖は消えない。《汚泥に塗れた幸福》に対する怒りも消えない。
神楽 /けれど、麟の言葉に、笑みを浮かべるだけの力をもらう。
神楽 /それは、本の小さな笑みだったけれど。
GM さて、どうしますか。
GM まだわから無い事沢山在ると思うのですけれど?
麟  ですねぇ
神楽 「辛いこと、いっぱい思い出させちゃってごめんね?」
神楽 「けど、もうちょっとだけ話を聞かせて?」
GM ティアティア「……はい」
GM きっぱりと、強い視線でそう答えます。
神楽 「昨日降った、青い雨の事なんだけど?」
GM ティアティア「青い、雨……あれは、よく理由がわからないんです。
GM         姉様と、何か関係があるのかな……」
GM と、ヴィヴィーヴィを見やります。
神楽 「青くなったお姉さん・・・・・・か」
GM 青い藍い蒼い、《生きし青藍》――ヴィヴィーヴィ。
GM 彼女の目は閉じられています。
麟  /幸せな―――夢でも見ているのだろうか
GM 動いてくださらないと。(苦笑
麟  うむ…(苦笑
神楽 「青い・・・青」
神楽 唐突に、思い出す言葉。
神楽 軽口のように語られた、探し物。
神楽 「青い鳥の・・・・・・ツバサ」
神楽 確証はない、けれど、その禍言は神楽の耳を離れなかった。
麟  「青い鳥?それならすぐ近くにあるんだろうな、気付かないんだろうけどさ」冗談めいて
GM ティアティア「どうかしたんですか? 青い鳥、が?」
神楽 「トリッドが言ってたんだよ、自分は青い鳥だ、ツバサを探してる、って」
神楽 視線に含みを持たせ、ヴィヴィーヴィを見ながら言います。
GM ティアティアは首を傾げています。
GM ティアティア「なんで、そんな事を……。
GM        確かに失敗作のあいつには、翼は無いけれど……」
GM と、その時、うめくような呟くような声が聞こえます。
士朗 そっちに注意を向けてみます。
GM ヴィヴィーヴィ「失敗作……じゃ、ないわ」
神楽 「っ!? お姉さん、気がついたの?」
GM 静かに目を開く、彼女
GM ティアティア「姉様!」
麟  「おっと、そんな状態でも大丈夫なのか」
GM ティアティア「姉様、大丈夫!?」
GM 駆け寄るティアティア。
GM ヴィヴィーヴィ「大丈夫、よ……ティア…………」
GM 緩慢な、だるそうな、辛そうな動きで答える、ヴィヴィーヴィ。
神楽 「お姉さん、どこか苦しかったりしない?
神楽  浄化の祝詞で体調不良は治せるよ?」
GM ヴィヴィーヴィ「要らないわ―――ありがとう」
士朗 「ええと、お姉さん、何で、真っ青になってるんですか?」
GM ティアティア「要らないって、姉様! そんな辛そうなのに!」
GM ヴィヴィーヴィ「大丈夫なのよ、ティア。 この方達は、どなた?」
GM ティアティア「……姉様を助けてくれようと、
GM        協力してくれている人達です……」
GM ヴィヴィーヴィ「……そう、助け……ようと」
GM つぃ、と視線を麟・神楽・士朗へ向けます。
麟  「そういうことさ、礼やらが欲しいんじゃないさ。
麟   単なる…そう、風が吹いたのかな」
麟  軽く笑って
士朗 「あー、えーと、まあ、流れ的に?」
神楽 「始めまして、ボクは巫女の神楽だよ」
麟  「早川 麟、絢爛舞踏をしている」
士朗 「あ、私、屍士朗です。よろしくです」
GM ヴィヴィーヴィ「初めまして。天界第六十六天区
GM          幸福研究技術開発部第一級天使長、
GM          《生きし青藍》ヴィヴィーヴィです」
莠世   なが!
GM ヴィヴィーヴィ「弟と……それから、私自身も、
GM          知らないうちにお世話になったみたいですね」
神楽 「大したことはしてないんだよ」
麟  「それでヴィヴィさん、そのトリッドってやつが失敗作じゃないって?」
GM ヴィヴィーヴィ「トリッド……《汚泥に塗れた幸福》は、私の最終作品……」
GM          研究の最終結果、です」
GM 視線を逸らさずに、そう言い切る彼女。
士朗 「世界を幸せにする研究の、ですか?」
神楽 「・・・・・・世界を幸せにする研究」
神楽 「その結果が、あのトリッドだというの?」
GM ヴィヴィーヴィ「そう……貴方達」
GM ヴィヴィーヴィ「幸せとは何なのか、ご存知ですか?」
GM 深藍の瞳を向けて、貴方達に問います。
士朗 「えーと、おなかがいっぱいになる事?」
神楽 「ん~、ボクの私見だと、充足感、満足感・・・かな?」
麟  「テスト0点を承知で返すが…ヴィヴィさん。貴方はわかってるのか?」
GM ヴィヴィーヴィ「それぞれ、何に幸福を感じるかはきっと違うけれど、
GM          基本は『解放』……苦しみ、苦難、苦行……
GM          悲しみ、辛さ、怒り……重み……
GM          その量は様々だけど、基本はそれらからの解放……。
GM          それが、幸福を感じる瞬間です」
士朗 「ほあー、なるほどー」
士朗 と、聞き入っております。
神楽 「相対論ってやつだね。幸福の反対は不幸。
神楽  なら不幸じゃなければ幸福である、かな?」
麟  「『解放』…ねぇ。それが幸せなら私に幸せはないってことになるかな。
麟   私は絢爛舞踏としての宿命が覚めたあとすぐに復讐の旅が始まった。
麟  それでも、私は今を幸せという自身はあるねぇ」
GM ヴィヴィーヴィ「視点を変えてみてください」
GM 縷縷とヴィヴィーヴィは話します。
GM ヴィヴィーヴィ「それはつまり、『何もしない自分』
GM          ……『何も出来ない自分』、そう言った類の重圧から、
GM          解放されているのです」
士朗 「おおー」と感心してます。
麟  「へぇ、そこそこ考えてはいるようだねぇ」
GM ヴィヴィーヴィ「復讐……ならば、貴方は何か重大な損失があった。
GM          それに対して、何にもしないというのは、
GM          ……心の在る存在としては、重圧でしょうね」
麟  「まさか、その復讐が私をソレから解放する幸せだと言いたいのかい?」
GM ヴィヴィーヴィ「損失に対する責任、失われたものに対する自分自身の解答
GM          ――その復讐が、そうではないと言いきれるのですか?」
麟  「ああ、言い切ってやるさ。復讐に喜びを抱くなんて、三文小説の読みすぎだね」
GM ふっと、それに対し笑います。
GM ヴィヴィーヴィ「そうであっても私は別に、構いませんけれど」
士朗 /だが、ヴィヴィーヴィの言葉は、麟の心に深く、突き刺さった。
麟  ジャッジ
麟  -
士朗 では-
GM * どちらでも面白そうです。
神楽 ―
GM 否決。
GM ヴィヴィーヴィ「何にせよ……幸福は何かしらの精神的重圧からの、
GM          解放……または、解放された状態。
GM          私の研究における解答は、そうだったのです」
神楽 「幸せが『解放』っていう考え方は、ある意味で正しいのかもしれない。
神楽  けど、それって
神楽 『何も考えなければ悩む事はない』
神楽  って言ってるような物なんじゃない?
神楽  それって、馬鹿になれば悩みはないって言ってるようなものじゃない?」
GM ヴィヴィーヴィ「違うのですか? 何も考えられない存在に、
GM          苦しみも幸せも在りませんよ」
神楽 「さて、異論はあれど、ボクは『幸せ』以外を考えられない、
神楽  感じられない状態を『幸せ』とは、とても思えないよ。
神楽  どちらにせよ―――押し付けられた『幸せ』は、とっても迷惑かな?」
GM ヴィヴィーヴィ「ふふ」
GM 笑いをもらします。
GM ヴィヴィーヴィ「迷惑、迷惑、迷惑……本当に、迷惑」
士朗 「! なるほど! つまり、おなかがすいてることから開放されても、
士朗  おなかはふくれない! ってことですね!」
神楽 「そう―――おなかがすいてる事に気づけなくなるだけなんだよ」
GM ヴィヴィーヴィ「気付かないと言えば、それこそが彼ら、天界の存在なのです」
GM ティアティア「……姉様?」
GM ヴィヴィーヴィ「そう、『解放』とは即ち『忘却』……あるいは『逃亡』」
GM ヴィヴィーヴィ「幸せに一つなるというのは、一つ何か
GM          ――それが何であるかに関わらず――を、捨てているのです」
GM          汚いものから目を逸らすように、
GM          苦しいものを封じ込めるように、
GM          嫌なものを消去するように、
GM          捕縛された状況を捉え方で変更して考えようによっては
GM          ――幸せだというように」
GM ティアティア「ね、姉様……姉様、どうしたの?」
麟  「・・・その捉え方を変化させるってのが、貴方の研究の最終結果ってわけかい?」
GM ヴィヴィーヴィ「いいえ」
GM くっと顔を上げます。
GM ヴィヴィーヴィ「つまり、『幸福』と言うのは、何かしらを忘れ、
GM          捨て、何かしらから逃げて……どこか汚いもの、
GM          そう、思いませんか?」
士朗 「……だから、天使は汚い泥天使になったのですか?
GM ヴィヴィーヴィ「どんな幸福も、汚泥に塗れたみたいに、
GM          ドロドロとベタベタと、ぐちゃぐちゃと、している。
GM          そう、私は思います。
GM          それに彼らは気付かなかったのですよ」
神楽 「つまりあれは・・・・・・幸福を感じるに相応しい姿になった、と?」
GM ヴィヴィーヴィ「既に終わった状態、なのでしょう。
GM          私はその姿を確認していませんので、
GM          実際どうなったかは存じませんけれど」
神楽 「・・・・・・彼らは、本当に幸せを望んでいたのかな?」
GM ヴィヴィーヴィ「彼らは私に要求しました。
GM          『幸せを、幸せを、もっと、さらに幸福を』
GM          『全ての人を救うのが天使の役目だ。
GM           全ての人を幸せにしてあげるのが天使の使命だ』
GM          『皆が幸せの、素敵な世界』
GM          そのための、研究を」
神楽 「幸せに『してあげる』か・・・天使ってのは、コレだから・・・」(嘆息)
GM ヴィヴィーヴィ「全く、手におえないほどに、『汚泥』にまみれてますよね」
GM ふぅ、と彼女は息を吐きます。
神楽 「そう思うのなら、幸せに『してやろう』なんて研究やめたらいいのに」
GM ヴィヴィーヴィ「視点の変えようですよ。
GM          ――本人が幸せになるのであれば、それで良い。
GM          だから、心行くまで幸せになれるよう、
GM          私は《汚泥に塗れた幸福》――トリッド、を、完成させた」


莠世  というか、外に出た譲二はどうなった?
GM カレスとお買い物中。(こちら

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最終更新:2020年05月11日 21:05