初めての、名前

 


シグ では気球に乗って組織の基地に向かう5人!
神楽 うい。
ユィ おー。
神楽 シグムンド、士朗、神楽、月、
神楽 そしてまだ現在は名前が無い少女。
ユィ 「んー・・・・・さむいやね」
ユィ いつの間にかチャイナ服に着替えて
シグ 「さて諸君!準備はいいかな?」
シグ ???「………」頷く。
神楽 「準備の前に説明しなよ!」
シグ 「ふむ、何の説明だね?」
神楽 キャラ的(神楽)には、なんの説明も受けてないわけだけど。
神楽 「作戦とか、今後の行動ししんとか」
神楽 「とにかく、ただ暴れるだけじゃダメでしょ!」
ユィ 「状況の説明を。老師(ラオシー)」
シグ 「はっはっは!やることは一つ!」ずびし!
シグ 「足止めと暴れて目を惹きつけてくれたまえ!
シグ  ただし殺しはいけない!」
ユィ 「そもそも相手は1,2・・・たくさんだし!」
神楽 ゴブリン数だ!(笑
士朗 「わかりました! がんばります!」>足止めと暴れて
神楽 「殺しちゃダメ……か。まぁ、当たり前だけどね」
神楽 ちら、と少女を見つつ、呟きます。
ユィ 「んー…取り合えず符で動きとめて…禁術で行動縛って…」
ユィ あれこれ考え始め
神楽 「火加減がな~……殺さないように、殺さないように……」
士朗 「ご飯は食べたから、血は足りてるから……」
シグ 「正確には2051人。うち能力者は1000人ばかり」
神楽 「1000人、か~……ちと、多いね」
神楽 能力者以外は眼中にありません。
シグ 「君達が暴れて全員の目を惹きつけてくれている間。
シグ  私は彼らから彼女の存在を『盗ませて』もらう」
ユィ 「どのくらいで完了する?」老師を振り返り
シグ 「10分で充分」
シグ 余裕の表情で言い切るシグムンド。
神楽 「10分、か」
ユィ 「信頼の言葉が痛いね・・・」
ユィ 大きな戦いは初めてなので緊張気味
神楽 「そういえばさ、シグムンド?」
シグ 「なんだね?神楽嬢」
神楽 「陽動はいいけど、その間この子は、どうするの?」
神楽 少女の頭をなでつつ言います。
ユィ 「敵に捕まればただじゃあすま無いね」
神楽 「そもそも、古巣なわけだし、知った顔もいるんじゃない?」
シグ 「身の安全を考え、私と共に行動してもらう。
シグ  さすがにこの人数から『盗み』だすのは時間が必要なのでね。
シグ  その間、私は準備をする為に隠れる。
シグ  つまり、君達は私が見つからないよう、
シグ  大暴れして注意を惹きつけて欲しい」
神楽 「・・・・・・おっけい」
士朗 「うん、ですね!」
シグ 「そして、安全面ならば問題ない」
シグ 「神楽嬢。君が始めて会った時、彼女は何処にいた?」
シグ と、楽しそうに笑いかける。
神楽 「………」
神楽 ちょっと憮然とした顔で、足元を指差します。
シグ 「その通り。彼女には私の影の中に隠れてもらう」
ユィ 「なるほど・・・・なら安全なのは老師の影だね」
ユィ 「わたしの言葉は無差別に行くからねえ。
ユィ  ・・・・・・一番はやはり老師か」
神楽 「ん~……確かに、一番安全な場所、かぁ」
神楽 ちょっと悔しそうに言います。
神楽 そして、少女の頭をなでつつ、視線を合わせるべく屈みます。
シグ ???「しん、ぱ、なぃ」目を見てそう言う。
神楽 「……頑張ろうね」
シグ ???「か、ぐらも、がんば、て」
神楽 精一杯の言葉に、信頼をこめて頷きます。
士朗 /その精一杯の言葉に、神楽は、力をもらった。
神楽 「……うん。うん!」
シグ /と、ここで疑問に思う。
シグ /少女に自分の名前を自分でちゃんと言ったかどうか。
シグ /そして、彼女に名前を聞いたかどうか。
ユィ 「んんーそういえばさ。一つ問題がるんだけど」
シグ 「何だね?月嬢」
神楽 「ん? どしたのゆいちー?」
ユィ /空気を読んだのか、切り出す羽娘。
ユィ /「このこ、名前あるのかな?
ユィ / 聞いてないし、名乗ってない気がするんだけど・・・。」
シグ んー、一つ忠告ー。
シグ /入れるのは他人の行動。
神楽 自分の行動には / はいらないよ~。
シグ ここから士朗君以外自己演出でもらえるDPは無いと思え。
神楽 士朗さんはいなかった分、DPが少ないからねぇ。
ユィ 721!?
シグ というわけで月嬢、1点は入らない。
シグ 具体的に言うと「この子の~」の台詞の分。
ユィ おー。
士朗 あ、自分の負け演出で、
士朗 他人の強さを演出するときは、よかった気がします。
士朗 あれ? よくなかったっけ?
シグ 負け演出は可能。
神楽 /その一撃で、壁まで吹き飛ばされる!
神楽 とかね。
シグ そうそう。
神楽 吹き飛んでるのは自分だけど、吹き飛ばしたのは相手だから。
神楽 じゃあ、続きと行こうか!
ユィ OKです。
シグ うむ。では、少女はそれを聞いて、少し眉を寄せる。
シグ ???「なまぇ、ない…」
神楽 /いつからか繋いだままだった神楽の手が、
神楽 /少しだけ強く握られる。
ユィ 「そっか・・・」
ユィ 半ば想定していた返答。少し眉をひそめる
士朗 「名前、ないんですか……」
シグ その握る手の力の強さは、不安の表れ。
神楽 だからこそ、不安を解きほぐすべく、優しく握り返す。
シグ 「…ならば。神楽嬢」
神楽 「わかてる、よ!」
神楽 目線は、合わせたまま。
ユィ 「わたし達がなづけ親だね?」
神楽 /小首をかしげる少女。
シグ ???「ぇ…?」
神楽 「今日、今、この時から、キミの名前は―――カミュ、だよ」
シグ カミュ「か、みゅ?」
神楽 「うん。カミュ」
神楽 ふわりと、自然な笑みを浮かべる。
シグ カミュ「か、みゅ。かみゅ。わた、し、なまぇ…」
神楽 「ボクに妹が出来たら、
神楽  この名前にするつもりだってお母さんが言ってた」
シグ シグムンドは2人を暖かな眼差しで見つめている。
シグ 少しずつ、カミュの中に芽生える気持ち。
神楽 「だから、カミュはボクの妹! わかった?」
シグ カミュ「…ぁりがと、ぉねえ、ちゃ」
神楽 「―――ん♪」
シグ カミュもまた、綺麗な笑みを浮かべ。
神楽 /その頬を、一滴だけ涙がこぼれた。
ユィ 「ん~・・・いいね。綺麗な名前」
ユィ 邪魔しないよう遠くからつぶやき
士朗 「いい名前です」
ユィ 「先のことも考えて、保護者になってあげたら?老師」
シグ 「ふむ。カミュ・シュテルビーか。いい名前だ」
神楽 「………って、ええぇええっ! な、なんでシュテルビー!?」
シグ 「おや、神楽嬢。君に経済的基盤があるというのかな?」
神楽 「うっ!」
神楽 痛いところをつかれた、そんな顔。
ユィ 「まあ、流れからすれば老師だよねえ」
ユィ いつの間にかお菓子を食べ始め
神楽 「でもでも、カミュはボクの妹なのに~!」
シグ 「養子縁組で私の元に引き取るつもりだ。
シグ  心配しないでも教育はちゃんとするし、
シグ  我が家に来るというなら何時でも歓迎するぞ?」
シグ カミュはきょとんとした顔で2人を見ている。
ユィ 「神楽ちゃんも養子になるとか?」
ユィ ぽりぽりとぽっきーを食べて
神楽 「な、なんだってー!」
シグ 「ふむ。それもまた一興」
神楽 「一興、じゃないよ!」
シグ カミュ「ぉと、さん?」
神楽 /そこで、カミュが神楽の服の袖を引っ張ります。
シグ カミュ「ぉと、ぉ、さん」
シグ /見つめるつぶらな瞳。
神楽 「う~う~……カミュのため、カミュのため……」
神楽 必死に自己暗示をかける。
ユィ 「めでたいね。これで一家族出来た訳だ♪」
ユィ 楽しげににひひと笑い。
神楽 「あ~、もう! わかったよ!」
神楽 何かしら吹っ切ったように、だが悔しそうに。
神楽 「カミュのためだからね!
神楽  お父さん、なんて呼ばないからね!」
神楽 ビシッ、とシグムンドに指を突きつけます!
士朗 「めでたいです」
ユィ 「さあて、幸せな家族も出来たし!
ユィ  後は組織を懲らしめるだけだ!」
シグ 「ふむ。君本人は嫌ならば嫌と言われてもしょうがないが」
シグ 「では神楽嬢も養子に来るのかね?」
シグ 「私は一向に構わないが」
神楽 「うっ……う、ううるさいよ、しょうがないでしょ!」
神楽 「ボクは、カミュのお姉ちゃんなんだから!」
シグ では本当に。本当に楽しそうにくつくつと笑って。
シグ 「では。新しい家族のために開幕と行こう!」
シグ シグムンドの笑顔は本当に嬉しそうで、楽しそうで。
ユィ 「ん~、うらやましいねえ神楽ちゃん♪
ユィ  やり手で素敵なパパと可愛い妹が一気に♪」
士朗 「ですね。幸せものです、かぐらさん」
神楽 「あ~も~、ゆいちーも士朗さんも人事だと思って~!」
士朗 「家族がいるのは、幸せなことじゃないんですか?」
ユィ 「わたしからすればほんとに羨ましいことだよ」
ユィ 真剣な表情で
シグ 「はっはっは!なぁに心配するな!
シグ  家長としての責務は果たすさ!」
シグ うきうきとした声で告げるシグムンド。
シグ きっとその頭の中には、
シグ 騒がしくも楽しい新しい毎日が描かれているのだろう。
シグ カミュ「ぉと、さん。たのし、そぉ」
神楽 /顔を真っ赤にして怒鳴る神楽、真剣な顔の月、
神楽 /ニコニコしている士朗、本当に楽しそうなシグムンド。
神楽 /そんな騒がしくもおかしな様子に、カミュは小さく微笑んだ。
シグ では突入と行きましょう!w
神楽 おうよ!
士朗 okです!
ユィ あいさー!

 

奇襲作戦、決行

 




シグ ではその前にちょっとGMシーン”
ユィ おー。
神楽 裏話だ(笑
シグ 構成員A「おい、交代の時間だ」
シグ 構成員B「ああ、わかった…ん?」
シグ A「どうした?」
シグ B「いや音が…」
シグ その時。
シグ ズドォオオオオオオオンッ!
シグ A「…チタン合金で出来た門が」
シグ B「…溶けてる」
シグ さぁ、三人とも登場を!
神楽 「諸々の禍事、罪、穢有らむをば、
神楽  祓へ給ひ・清め給へと申す事を、
神楽  ――聞食せと畏み畏み申す!」
シグ /剛と唸る炎。
神楽 /半ば溶解しつつあった門を吹き飛ばし、
神楽 /火線が―――疾るッ!!
シグ A「て、敵襲~~~~~!」
シグ こうして。開幕のベルが鳴らされた。
ユィ 「さらに!足を禁ずれば動くことあたわず!!」
シグ C「なんだ!?う、動けねぇ!?」
神楽 /懐から銃を取り出そうとしていた黒服が、
神楽 /金縛りにあったかのように動きを止める。
シグ D「ち、畜生おおおおっ!」
シグ パラララララララ!
シグ そして、増員が放つマシンガンの弾。
シグ だがそれは。
ユィ 「シーさんお願い!」
シグ /一人の男が、射線に立つ。
士朗 「あぶないですよ、それ」
シグ /弾は確かに心臓を、脳天を、腕を!全てを吹き飛ばした!
シグ /吹き飛ばしたはずなのに!
神楽 「……士朗さん、死なないからって無茶しないでね?」
神楽 呆れたように、呟く神楽。
シグ /何故、目の前の男は立っている!?
ユィ 「無敵超人・・・・・」
ユィ あさっての方向に台詞を飛ばす月。
士朗 「いや、私ができることなんて、これくらいです。
士朗  ゆぃさんや、かぐらさんは、銃弾に当たったら痛いでしょう?」
神楽 「士朗さんだって、痛くないわけじゃないんでしょうに、まったく」
士朗 「まあ、なれてますし」
シグ H「畜生っ!バケモノにはバケモノだ!あいつらを呼べぇ!」
シグ さて、では戦闘に入ろうか!
ユィ 「さあこーい!」
神楽 では対話フェイスだけど、敵はどいつ?
シグ ちなみに。バケモノはバケモノでも君達と比べると弱い。
シグ だからほとんどは演出で吹っ飛ばして可。
シグ というかまずはその演出いれなさいw
シグ 獣人兵「ぐるああああっ!!」
シグ 次々と襲い来る化生。だが。
神楽 「はっ! ようやく本命のお出ましか!」
神楽 「け・ど・ね!」
シグ /ドウッ!
シグ /神楽の炎。それは伊達ではない。
神楽 /唐突に、地雷でも踏んだかのように爆発する地面。
神楽 /舞い上がる土砂は接近しようとしていた獣の群れを、
神楽 /根こそぎ吹き飛ばす!
シグ /シグムンド相手では手玉に取られることもある…が。
神楽 いうな!(笑
ユィ 「歯を禁ずれば即ちかむことあたわず、
ユィ  ・・・ってのは可愛そうか・・・」
神楽 「ゆいちー、遠慮はいらないよ?」
シグ /その炎には焼き尽くせぬモノなどはない。
士朗 その爆発で、獣人さんたちが死なないように、
士朗 力王でカバーしておきます。
士朗 動けなくなる程度で抑えられるように。
神楽 大丈夫、手加減はしてるよ~。
神楽 /土砂と共に、
神楽 /吹き飛んでいた獣人たちは地面に叩きつけられる。
神楽 /派手な爆音とは裏腹に、その炎を直接浴びた物はいない。
神楽 /よって、その全員が、
神楽 /かすかな痙攣と共にうめき声を上げていた。
ユィ 「んー・・・派手だね。このくらいのほうがいいのかな?」
シグ /そして、月の言霊。
シグ /言葉を発すればそれ即ち具象なり。
シグ /その言葉の前に、存在することはかなわじ。
シグ /ただ在るは月の望む結果だけである。
ユィ 「雷よ穿て!死なない程度に!!」
シグ /だが。3人の中で最も異なるモノ。
シグ /その名、屍 士朗。戦おうともしていない。
シグ /実際に攻撃もしていない。
シグ /だが見ればわかるはずだ。神楽の炎、月の言葉。
シグ /それで死ぬ者がいないよう、
シグ /自分の身で庇い、力を行使していることに。
神楽 /敵も味方も無い。
神楽 /被害を最小限にとどめるべく、この男はこの場にいるのだ。
シグ 君達の活躍か。
シグ 敵の目は全てここに集まっており、死者はいない。
ユィ 「ええと・・・・次は丘の上で溺れて貰おうか。
ユィ  ・・・この場は湖の底。汝らは泳げぬ!」
神楽 「さて、そろそろ気を引き締めた方がいいかもよ、ゆいちー?」
シグ だが、そんな君達の前に一人の男。
神楽 「呼ばれて飛び出てくる類の雑魚は片した。
神楽  ……なら、次に出てくるのは」
シグ 長大な刀を携えた、着物を着た男。
ユィ 「そうだね・・・・きついのがくる・・・・」
神楽 「いや、もう来てる、かな?」
シグ ???「お主ら、強いのう」
シグ 悠然とその男は歩いてくる。
ユィ 「まだまだ・・・クンフーが足りないよ」
神楽 /その男の目には、襲撃を受けた事に対する怒りも、
神楽 /仲間をやられた事に対する悲しみも無かった。
シグ あるのは、喜び。
神楽 /ただ、戦いを渇望する狂気にも似た光。
シグ 強い敵と戦えるという、無上の喜び。
士朗 「えーと、こんにちは」と、とりあえず挨拶します。
神楽 さすがだ士朗さん(笑
シグ ???「ふむ、なかなかに礼儀正しいな、青年」
士朗 「どうも、ありがとうございます」
シグ 年の頃は三十路であろうか。
シグ 踝まで伸びたつややかな黒髪が印象的である。
ユィ /しかし放つ気は人修羅のそれ。
神楽 /その威圧感は、
神楽 /今まで相手にしてきたザコとは雲泥の差があった。
士朗 「私は、屍士朗って言います。よろしくです」
神楽 「士朗さん、一応ボクらは襲撃にきてるんだけど?」
士朗 「へ? あー」
シグ ???「ほほう、ならばわしも名乗ろう。
シグ     わしの名前は飯田正宗」
シグ 正宗「何の因果か、わしの愛刀と同じ名前じゃよ」
士朗 「いいだ、まさむね、さん、ですか。よろしくです、いいださん」
シグ 正宗「さてさて。
シグ    実のところ、この組織が潰れようとわしには関係がない」
神楽 「そう? 関係ないなら回れ右、だよ」
ユィ 「逃げるほうを選択すると嬉しいです」
士朗 「です。できれば、たたかったりしたくないです」
シグ 正宗「わしは雇われの身じゃしのう。じゃが」
神楽 「……じゃが?」
シグ そして、発せられる膨大すぎる剣気。
シグ 正宗「強き者がいるなら話は別じゃ」
シグ そして、にぃと笑う。
神楽 「あ、やっぱり」
神楽 はぁ、と疲れたようにため息をつく。
士朗 「そんなあ!」
神楽 「くぁあ! バトルジャンキーはこれだから!」
神楽 ガシガシと頭をかきつつ、内心で思う。
神楽 (コレだけの騒ぎなら、充分だね)
神楽 (早く済ませてよね、父親!)
シグ 正宗「かっかっか!なぁに心配は無用じゃ!
シグ    わしとて殺しはせんわい。
シグ    そんなことをすれば楽しみが減るしの」
士朗 「……つまり、試合?」
神楽 「……士朗さん風に言うと、そうかな?」
シグ 正宗「じゃから。適当に時間を稼ぐぞい」
シグ またにぃと笑う。
シグ 全てを見通しているように。
神楽 「望むところさ!」
士朗 「それなら、OKです!」
シグ 正宗「ではやるとしようかの!」
シグ しゅらん!
士朗 「はい!」
ユィ 「死合いは・・・勘弁ですよ?」
シグ 「かっかっか!わかっておるわい!」
神楽 「全身全霊で、殺さない程度に吹っ飛ばす!」
ユィ 「さていたって尋常に・・・勝負!!」

 

VS正宗


 




シグ ではイニシアチブ!
シグ 正宗から先やるかい?
神楽 ん、お願い。
士朗 お願いします。
シグ 正宗「それでは行くぞい!」
シグ 彼に断てぬものはない。
シグ 森羅万象有象無象。全てをその愛刀で叩き斬る。
シグ (かっかっか。あやつも面白い者共を連れてきよったわ!)
シグ 目指すは目標。それは…
シグ (さて。この者共にわしの剣速が見切れるかのう?)
シグ 全員だ。
シグ というわけで高速で移動、全員に斬撃。
シグ 機敏+剣術+神剣で神域+2
神楽 待てい。
神楽 イニシアで直接攻撃をしないでもらおうか!
シグ 無論!これからやろうとしていることだから。ちなみに内訳。
シグ 機敏はそのまんま。剣術は足運び。神剣からは付与能力。
シグ これにより超スピードを叩き出す!
神楽 うい、で能力はさっきのやつ、と。
シグ まぁ、全員に攻撃いきますよー、というGMの優しい予告だ!
士朗 やさしいです!
神楽 そんな優しさいらんわい!
シグ では各自イニシア!
ユィ 「如果禁止刃即切的事不能!」刃を禁じ切れなくするよー。
神楽 だからイニシアで攻撃を仕掛けないでってば!(苦笑
シグ どんな風にイニシアとるかだから。
ユィ そうなんだ(^^;
シグ 例えば月嬢だったら、言霊を使う為に力を乗せる準備とか。
ユィ ふむ。
神楽 攻撃に直接関係無くていいの。
シグ 何をやりたいかも関係あるしね。
神楽 早く動く、とかの演出を入れればOK。
神楽 先にボクがやろうか?
シグ ではまず神楽嬢!お手本!
神楽 アイさー!
ユィ お願いします!
神楽 「派手に、派手に行こうかぁ!」
神楽 陽動が目的であり、敵を殺傷してはいけない以上、
神楽 演出過多なくらいが丁度いい。
神楽 それを踏まえたうえで、目の前の刀使いに相対する。
神楽 人目を引くように、派手に、派手に!
神楽 「大空を目指せ赤い翼! レッド・ウィーング!」
神楽 背、肩甲骨の辺りから勢いよく噴出する炎。
神楽 まるで翼のように形を変え、
神楽 その赤々とした翼身を羽ばたかせる。
神楽 「いくぞー! ……といいつつイグニション!」
神楽 足の裏で巻き起こる小規模爆発に押されるように、
神楽 高々と飛び上がる神楽。
神楽 「微調整よし、いける!」
神楽 連続した小爆発で体勢を整えながら、
神楽 神楽は空中で身を翻す!
神楽 ……その間、レッド・ウィングは
神楽 ただ漠然と羽ばたきを続けていた。
神楽 知力・創造 自我・感覚 〈神秘なる力〉で+2
神楽 爆発力を利用し、空中戦をてんかいする!
神楽 っと、こんな感じ?
ユィ なるほど。
シグ うしうし。では次にいこうかー。
シグ 月嬢と士朗君、どっちから行く?
士朗 ゆぃさん、お願いします。
ユィ 「接敵はまずいね・・・こっちはロングレンジが売りなんだから」
ユィ 間合いを話し呼吸を整える。そして頭の中で言葉を構成する。
ユィ 殺せない。ならばいかな言の葉を選択するべきか。
ユィ それは相手の獲物を奪うこと!!
ユィ 「その刃・・・・潰させてもらうよ!!」
ユィ 羽持つ少女は意を放つ!!
ユィ 操作・隠蔽 知力・創造
ユィ でいいのかな?
神楽 言霊がぬけてない?
ユィ 操作・隠蔽 知力・創造 言霊+2
神楽 うい、おっけい。
神楽 行動のための前ふり、
神楽 呪文展開前の意識集中ってかんじかな?
シグ 仙術で肉体強化してもいいそ。
神楽 まぁ、続いては士朗さん。
士朗 「試合開始ですね!」
士朗 相手がこちらに来るなら、
士朗 それを迎え撃てばいい。
士朗 そのための、
士朗 力をためる!
士朗 って事で、
士朗 剛力・頑強 夜の貴族 力王
神楽 相変わらず簡潔ですね(苦笑
士朗 似、苦手なのですよ、演出。
神楽 穏やかな表情のまま、その瞳が魔力を帯びて怪しく光る。
神楽 とか、こんな感じなのかなぁ?
士朗 で、神域の+2です!
シグ w では判定いこうか!
シグ 振るよー。
神楽 うい。
シグ 2d6+2
GMシグムンド -> 2D6+2 = [2,4]+2 = 8
神楽 よし、そんなに高くない。
シグ 低いにゃあ。
神楽 じゃあ、次はボク。
神楽 2d6+2
GM神楽 -> 2D6+2 = [2,2]+2 = 6
神楽 ぎゃー!
シグ はははははw
神楽 って、あ、ゾロ目!
神楽 神威だ!
シグ って神威じゃねぇか!
神楽 やったー!
士朗 ははは(笑)
ユィ 振り足し。
士朗 それはえせTですよ!
神楽 いや、ゾロ目だと威力ランクが上がるのですよ~。
ユィ そうなん?
シグ なのです。
神楽 普通にやった場合『神域』が最高だけど、
神楽 神域でゾロ目を出すと『神威』という最高ランクに変わるのです。
神楽 ランクが上なら、数字が負けてても勝ちになるのです。
シグ ですです。
ユィ 神威だと問答無用でトップ?
ユィ おおー。
シグ いや、最高ランクで最高数値がトップ。
シグ 神威で4は神威で7に勝てない。
ユィ ふむふむ。あくまでランクが上がるだけか。
ユィ 次わたシー。
神楽 ちなみに、この時の数字が次の行動者を決定するので、
神楽 勝負が決してもおろそかには出来ない。
神楽 今回は神威でボクの行動だけど、
神楽 次のターンは数字が一番高い人が行動するんだよ。
神楽 いや、ゆいちーや士朗さんが神威をだしたらわからないけど。
ユィ 了解。
シグ では振ってくだせえ。
ユィ 2d6+2
GM月 -> 2D6+2 = [6,5]+2 = 13
神楽 おお、高い!
ユィ 神域で13.
士朗 2d6+2
GM士朗 -> 2D6+2 = [4,1]+2 = 7
士朗 いつもどおり、低いです(泣)
神楽 士朗さんは神域で7か。
シグ ふむん。では神楽嬢、能動を。
神楽 じゃあ、今回はボクの能動だね!
神楽 素早い動きも、空からならまだ追える!
神楽 そして、その隙も見逃さない!
神楽 「パージ!(分離)」
神楽 背からレッド・ウィングが切り離される。
神楽 元々あっても無くても飛ぶのに支障は無かったので問題ない。
神楽 ただ、身体から離れる事で
神楽 翼の形を維持する必要がなくなったため、
神楽 その赤い翼は、紅い炎となって燃え盛っていた!
神楽 「諸々の禍事、罪、穢有らむをば、
神楽 祓へ給ひ・清め給へと申す事を――聞食せと畏み畏み申す!」
神楽 祓えの祝詞に合わせ、炎がその勢いを増す。
神楽 爆炎が、正確に正宗を狙い打つ!
神楽 知力・創造 社会・共感 〈神秘なる力〉で+2
神楽 まぁ、単純に攻撃かな。
神楽 では、皆さん受動行動をお願い。
シグ ほいほい。
シグ では月嬢、士朗君PL側から先どうぞ。
ユィ あーい。つぎわたし?
士朗 どうぞ、お願いします。ゆぃさん、。
ユィ 言葉にて世界を従える。それは硬く強き意志。
ユィ ただいまは眼前の敵を討つ為に、己が言葉を世界に放つ。
ユィ 「狙いは今はただ一つ・・・・刃を潰すのみ!!」
ユィ 狙いは決まった!あとはトリガーを引くのみ!
ユィ 「如果禁止刃即切的事不能!
ユィ  (刃を禁じれば即ち切る事あたわず!)」
ユィ 後はかの意志に打ち勝つのみ!
ユィ 操作・隠蔽 知力・創造 言霊+2
ユィ 防御こうどうでーす。
ユィ 次シーさん。
神楽 待った!
神楽 攻撃されてないのに『防御』はできないよ?
神楽 あえて言うなら、えーと、これは『邪魔』行動だね?
神楽 相手の達成値に-1する。
シグ だね。
ユィ あー、じゃあ刃を潰す攻撃で。
シグ 『攻撃』じゃなくw
ユィ 邪魔行動で!
シグ あいあい。では士朗君。
士朗 はい。
士朗 前に見た、かぐらさんの攻撃。
士朗 ならば、前と同じように、その力を強くすることが、
士朗 できるはず。
士朗 ヴァンパイアの目と、
士朗 力王の力で。
士朗 って事で、
士朗 剛力・頑強 夜の貴族 力王で、
士朗 神域+2の
士朗 『協力』行動です。
神楽 うい、これで達成値が+1される、と。
ユィ すごい役割がはっきりしてるなあw
神楽 さあ、次は正宗の番だ!
シグ ういうい。
シグ (面白い…面白いのう!)
シグ 久しく感じていなかった衝動。思えばあの男と関わってからか。
シグ (まだまだ世界は広いでないか。まったく以って…)
シグ (面白い!)
シグ 空翔る少女を迎撃する為に。
シグ ヒゥン!
シグ 空気さえ斬るこの刀。では。
シグ たとえ神の炎であろう何だろうと斬って捨ててみようでないか。
シグ ということで反撃!
神楽 ほほう、反撃で来たか。
シグ 剣術+神剣+剛力。神域+2。
神楽 ゆいちーの邪魔が入るからボーナスは+1になるね。
シグ うむ!では判定!
シグ 2d6+1
GMシグムンド -> 2D6+2 = [2,5]+1 = 8
士朗 達成値で勝てば、ですけどね>邪魔
シグ じゃあ9だ1
神楽 それは『妨害』じゃなかったっけ?
神楽 『協力』と『邪魔』は普通に出来た気がしたけど?
シグ 確認してみたところ、神楽嬢の方みたい。
シグ というわけで達成値8!
士朗 ああ、そうなんですか。申し訳ない。
神楽 おし、勝てない数字じゃない!
神楽 2d6+3
GM神楽 -> 2D6+3 = [5,1]+3 = 9
神楽 あっぶなー!
神楽 +-が無かったら負けてたよ!
ユィ ぎりやね。
シグ では!
シグ 御世!
神楽 待った!
シグ いや!
シグ 「とくとごろうじろ!」
シグ 朗々と響く第三者の声!
ユィ 「ん?!」
神楽 いいんだけどね、
神楽 演出は運切であっても全員の判定が終わってからにしてね。
シグ おっと、すまね。
士朗 2d6+2
GM士朗 -> 2D6+2 = [2,3]+2 = 7
神楽 というわけで、ゆいちー判定。
ユィ 2d6+2
GM月 -> 2D6+2 = [2,3]+2 = 7
ユィ おわあ・・・。
シグ どっちにしろ神楽の9があるから振りなおしは無し。
神楽 ……ってことは、9が一番高いから、次の能動もボクか。
シグ ではいくぞい。
神楽 うい。
シグ 正宗「…どうやら来たようじゃの」
シグ ぴたりと刀身を止め。
シグ ガシャガシャガシャン!
ユィ 「なに!?」
シグ 何処からともなく照らされるスポットライト!
シグ その中心には!
神楽 「……援軍、か?」
シグ 黒いマントを羽織り!
シグ また黒いシルクハットを被り!
シグ 右手には腕ほどの長さのステッキを!
神楽 シルクハット? ステッキ?
ユィ 「老師?」
シグ 右目には金の鎖をつけたモノクルを!
シグ 「レディース&ジェントルメン!
シグ  今宵はこの怪盗、
シグ  シグムンドのショーによくぞお越しいただきました!」
ユィ くう、おいしいとこもってかれたなw
神楽 「な、なななな、何をしとるかぁあぁああああっっ!!!!」
シグ 「今宵のショーには珍しく共演者がおります!
シグ  まずは一人目!」
シグ ガシャン!
シグ スポットライトに照らされる月嬢!
シグ 「麗しき言霊使い、月=美音!」
シグ コメントどうぞw
ユィ 「えーと・・・がんばりまーす♪楽しんでくださーい♪」
ユィ ポーズ作って(笑
神楽 呆れたようなため息を吐きます。
シグ 「そして二人目!」
シグ ガシャン!
シグ 「心優しきノーライフキング!屍士朗!」
士朗 「え? わ、私?」
士朗 おろおろします。
シグ 「そして三人目!」
シグ ガシャン!
シグ 「私の愛娘、迦具羅蔵神楽!」
神楽 「む、娘っていうなぁっ!」
神楽 真っ赤になって叫びます。
シグ 「そして四人目!」
シグ ガシャン!
シグ そこに照らされるのは。
シグ 「我が親友!飯田正宗!」
神楽 「………をい」
シグ 正宗「相変わらず派手じゃのう」
ユィ なんかポーズ作ったわたしは恥女のようだ!!
神楽 大丈夫、この状況が異常だから相殺されてるよ(笑
シグ 「さぁさぁ皆様!今宵の盗みの対象それは!」
シグ ガシャガシャン!
シグ 「同じく私の愛娘!カミュ=シュテルビー!」
シグ カミュ「………」ぺこり
神楽 「おー、カミュ~!」
神楽 呆れていた事も忘れて手を振ります(笑
ユィ 「かわいい~♪」拍手し捲くりw
シグ 「貴方達の記憶から!
シグ  この組織に存在していたという証拠から!
シグ  全て盗んで魅せましょう!
シグ  それではこの奇術の名前は『レテの水』!
シグ  とくと御覧にいれてください!」
シグ シグムンドが終(つい)っとステッキを振ると。
シグ ぽた…ぽた…
シグ 天より降りたる。
ユィ 雨?
シグ ぽたぽた…ざ、ざざざざざざざざ!
シグ 熱烈なスコール!
シグ その雨は神楽の炎をも鎮火し!
シグ 組織の構成員全てに降り注ぐ!
神楽 「ぬあ、濡れる濡れる!?」
神楽 頭上に炎を出してはかき消され、
神楽 出しては鎮火しを繰り返しながら離れる。
ユィ 「ボ・・・忘却の川の水うう!?」慌てて羽根で傘を作り
シグ 「ちなみに君達に影響はないから安心したまえ~!」
シグ と、カミュと2人安全地帯で叫ぶシグムンド!
神楽 「ずるいぞ父親~!」
神楽 安全地帯へ走りつつ叫びます。
士朗 「私も雨宿りに!」
ユィ 「濡れる!透ける!張り付く!!
ユィ  老師の笨蛋(バカ)ーーーーーー!!」
シグ ざああああああああああああああああああああっ!ざんっ!
シグ そして雨は止み。
シグ A「あれ?俺何を?」
シグ B「俺も…一体?」
シグ 記憶をも盗み出し。証拠をも盗み出し。
シグ 「ではこれにて閉幕でございます。
シグ  本日はどうもありがとうございました」
神楽 「……相変わらず、無茶苦茶だ」
ユィ 「規模がでかいというかなんと言うか・・・・」
シグ シグムンドは一礼し。指をパチリと鳴らす。
シグ すると、六人は何時の間にやら気球の中に。
神楽 「……もう、何がおきても驚かないよ」
神楽 ため息。
シグ 「さて。今宵のショーも無事成功だ」
シグ 彼は余裕綽々で宣言するのだった。
士朗 「おおー! よかったです!」
 
 
シグ さて、ジャッジはあるが?
神楽 ジャッジはする。
神楽 ジャッジ!
神楽 けれど、まぁ+だね。
士朗 
シグ 
ユィ 
神楽 はい、可決。
シグ 満場一致で可決!
シグ 「さてさて4人は濡れてしまったな」
神楽 「誰のせいだよ!」
士朗 「しぐむんどさんのせいじゃないですか!」
シグ 同じくパチリと指を鳴らし。
シグ 「まぁそういうな。服の水分はもう『盗』んだ」
シグ 四人の服は、もう乾いている。
ユィ 「あー・・・着替えもって着といてよかった・・・・・あれ?」
士朗 「あら?」
神楽 「……便利なんだけどさ、インチキ臭いよね、この完璧超人」
シグ 「ははは、褒め言葉として受けとっておこう、娘よ」
神楽 「む、娘、言うな~」
シグ 「ふむ、ではこれからは神楽と呼ぼう。親子なのだからね」
シグ と、にこにこ笑顔。
神楽 「う~……わかってるよ、父親」
ユィ 「ン~・・・気分的に気持ち悪い。着替えておこう・・・」
譲二 疑問だけど、その盗んだ水は、どこにいったの?
シグ 盗んだ水は外に捨てた。
譲二 まぁ、重箱のつついちゃったけど。
譲二 心とかって、盗んだらしぐむんの中にあるの、
譲二 どうしてんだろ……?
シグ 好きに出来るのさー。
シグ 取っておくことも捨てることも
シグ 人にあげることも出来る>盗んだもの
士朗 いぃぃりかさんと、同じような存在なのかもしれませんね。
神楽 というより、本当に人間なのか疑問(笑
シグ 人間に決まってるじゃないかw
譲二 まぁ、いいや。
譲二 つっこむのも野暮だし。
譲二 論破してもしゃーないしね(笑)
士朗 ですねえ。敵に回ったら、いくらでも論破してやってください(笑)
神楽 拡大解釈はTKGさんの18番でしょ?
シグ 拡大解釈なら負けないぞ!(笑)
ユィ 天使よりも非常識だよねえ・・・・。
神楽 っていうか、絶対に人間じゃないよ、この完璧超人(笑
シグ 「はっはっは。それと。今宵はありがとう正宗」
神楽 「っていうか、協力者がいたなら最初から教えておきなよ!」
シグ 正宗「礼ならいらんぞい。わしもなかなかに楽しかったしの」
シグ 「ではまた何かあった時には。そちらからも遠慮なく頼ってくれ」
シグ 正宗「応。ではな、嬢ちゃん達。わしはここでお別れじゃ」
シグ ちなみにまだ気球に乗っている。
神楽 「お別れって……空の上だよ?」
士朗 「そうなんですか。さようなら! また会いましょう!」
ユィ 「すごかったよー。また遊ぼうねー」
シグ 正宗「楽しかったぞい。今度はちゃんと試合おうではないか!」
シグ そう言ってバッと正宗は飛び降りる。
士朗 「はい、また試合しましょう!」
神楽 「って、ちょっとオジサン!?」
神楽 下を覗き込む、が?
シグ 正宗「かっかっか!またな!」
ユィ 「おおおおおおおっ!?」
シグ ここは上空70メートル。
シグ だが正宗は着地寸前で刀を地面に向けて抜き放ち。
シグ ボゥッ!
シグ その剣風で落下の速度を相殺。
シグ ふわりと地上に降り立った。
神楽 「あの人、飛べたんだ……」
ユィ 「うわあ・・・人類の規格外かあの人も・・・」
シグ 「私の自慢の親友さ」
神楽 「……なるほど、変態の友達は、また変態、か」
神楽 呆れたようなため息。
神楽 これで何度目だろう。
シグ 「さて。それでは我が家に向かおうではないか!」
シグ 告げる声は意気揚々。
ユィ 「疲れた・・・アパートに帰りたい・・・」
神楽 「……我が家、ねぇ?」
シグ 「まぁ、神楽が望むならあそこで暮らし続けてもいいがね?」
シグ とウィンク。
シグ パパは何でも知っているw
神楽 「ふん、だ! ボクは今の家を捨てる気はないもんね!」
シグ 「ティアティア君もいるしな」
シグ とにっこり。
神楽 「こ、こんの覗き趣味の変態父親ー!」
シグ 「いやいや、士朗君に聞いたら快く教えてくれたよ。
シグ  な、士朗君」
士朗 「はい? わ、私ですか?」
神楽 顔を真っ赤にし、さらに士朗をギロッと睨みます。
神楽 「士朗さ~ん?」
ユィ 「プライバシーもないねえ・・・もはや」
シグ 「はっはっは!これは覗きではないぞ?
シグ  士朗君と食事をした時に出た世間話さ」
シグ /記憶を呼び起こす士朗。
士朗 「ええ!?
士朗  話して、ない、と、思うことも、やぶさかではなく……」
士朗 と、どんどん声が小さく・・・・・・
シグ /確かに食事を奢られた時。
神楽 あの時、そんな事を話してやがったのか(笑
シグ /自分はそれを話していた。
シグ 「まさかもう娘の貰い手がいたとは。
シグ  一度会って見ねばなるまい」
シグ と愉快そうに話す。
士朗 えーと、話したことって、てぃあてぃあさんが、
士朗 かぐらさんのお隣の部屋に住んでるってことだけですよね。
士朗 しろーは恋愛感情に疎いですから、
士朗 そういうのは、わかんないですよ。
シグ あと仲良しということくらい。
士朗 みんな、仲良しだと、思ってますし。
神楽 そこから予測を立てるこの男はやっぱり変だ!
シグ 勿論シグムンドはからかっているだけだよw
シグ で、ためしにティアティアの名前を出してみて。
神楽 反応したせいでバレたともいうね(笑
シグ かまをかけたら見事に当たりw
ユィ 「わかりやす過ぎるよかぐらちゃん・・・・・」
シグ 「カミュ。どうやらすぐに兄も出来るそうだぞ?」
シグ カミュ「ぉにぃ、さ?」
神楽 「か、カミュになに教えてるのさこの変態オヤジ!」
シグ 「何を言う。家族が増えるということではないか。はっはっは!」
神楽 「くぁあっ! もう黙れー!」
神楽 シグムンドの首を絞め、がくがく揺さぶりながら叫びます。
シグ 「それとも神楽にはその気はないのかね?」
シグ と、いつの間にか人形と入れ替わって後ろにいる。
シグ 無論、ニヤニヤ笑いながら。
ユィ 「平和だねえシーさん・・・」遠く見て現実逃避w
士朗 「平和ですねえ、ゆぃさん」
ユィ 「お邪魔みたいだし・・・・わたし先に帰るわ・・・」
ユィ 羽根を広げて空に舞う。
神楽 「だ・ま・れーーーーーっ!!!」
神楽 気球の中にも関わらず噴出する炎。
シグ 「おやおや危ないぞぉ?」
シグ その炎を外にぺいっと捨てながら。
神楽 「おや、ガムが張り付いちゃった、ポイッ。
神楽  みたいな捨て方すんなぁ!」
シグ 「はっはっは!明日からは楽しくなるな!」
神楽 「こ・ん・の………」
神楽 「―――くそオヤジィィイイイイイッツツ!!!」
神楽 その叫びは、上空高くからどこまでもコダマしていった。
シグ そんな自分の家族を見て。
シグ カミュはくすりと笑うのだった。
 
 
神楽 うん、綺麗にオチたね(笑
ユィ OKでーす。
シグ あー、楽しかったw
神楽 ああー、変態が父親にー(泣笑
神楽 でも、妹ができたのは素直に嬉しい(笑
シグ ちなみに後半シグムンドらしくないのは浮かれてるからだw
シグ まさか対談からこんな突発セッションが始まるとはw
士朗 楽しかったです!
神楽 突発だからこその無茶があったね。
シグ それではありがとうございましたw
シグ とっても楽しかったですー。

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最終更新:2020年05月11日 21:09