針刺し事故対策
医療現場では、血液体液曝露事故(針刺し事故)による血液由来ウイルスによる職務感染は、受傷者の心身両面に与える影響も大きく、場合によっては生命が脅かされることもあり、血液体液曝露事故防止対策は感染上、さらに労働安全上でも重要である。
血液曝露事故防止対策の基本
1 スタンダードプリコーションに基づいた防止対策で実施する
2 鋭利器具(注射器、メスなど)の取り扱いに注意する
・注射針のリキャップは禁止
やむをえず、リキャップする場合はワンハンドリキャップする
3 廃棄物の取り扱いに注意する
・廃棄物は正しく分別する
・感染性廃棄物の取り扱い(収集・保管・運搬・処理)を適切に行う
・廃棄容器・袋に詰めすぎない
血液曝露事故後の対応
発生直後・・安全衛生委員会針刺し事故マニュアルに沿って行動する
1)皮膚に刺した場合は、刺した皮膚部分の血液を絞り出す
口で吸ってはいけない(口腔粘膜から吸収されるため)
2)石鹸と大量の流水でよく洗う
3)眼に入った場合には、ただちに流水で洗う
4)口に入った場合には、大量の水ですすぐ
5)所属長に報告する
最終更新:2007年02月01日 20:43