警察庁

バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会

第一回議事要旨より引用

 例えば、1年2ヶ月前に扱った援助交際に対する事件、これは高校で扱った事件ですけれども、管理売春が行われていました。

それはどういうことかというと、お金の欲しい子、お小遣いの欲しい子は、いっぱいそういうところに登録するんです。しかし、それで商談が成立しても、実はうまいこといかないわけです。約束の時間に来なかったり、あるいは危険な目に遭う。

そこで、男がお金の欲しい子に対してこうメッセージを送るわけです。

「ぜひ安全に援交しないか。自分がプロデュースしてあげる。」ということで、男が女の子に送ってくるんです。

そして、自分が相手を募集する、成功したら君の場合は1回2万円で、1万円を僕にくれればいいという形で、数人の顧客をそこを使って紹介するんです。

だから、その男は一日中喫茶店にいるわけです。喫茶店にいて、ネカマ、つまり女を装うわけです。それで、さまざまな手で相手を募集し、時間をセットして、仲間に車を運転させる。そういう形で行っていく。

 それが明らかになったので警察に持っていったんです。そうしたら何もできないんです。なぜかというと、相手がプリペイド式携帯電話を使っている。もうそこまで見越した上で行っているわけです。それは捨ててしまえばいいだけの話になっていくわけです。非常に危険な状態の中で、携帯電話文化に子どもたちが触れているという感覚が非常にします。

 やはり具体的な発信をしていかないと、皆さんは有識者ですからさまざまな知識があるんですけれども、本来、伝えなければ

ならないのは親であり、教師にどのくらい具体的な情報を伝えるか。そういう学びを提供していく場であるべきだとすごく

強く感じるんです。

*勤務していた高校ってひとつしかないのに。プリ携を使っていようがいまいが、元締めも常駐している喫茶店もわかっているのだから逮捕できるはずですが。それすらできないほど所轄の警察はボンクラなんでしょうか?

第一回議事要旨より引用

 今、本当に信じられないことが起こってしまっているんです。ある子どもたちの話の中で、これは具体的に話さないと

わからないので、ちょっと恥ずかしいですが具体的に話しますけれども、ある男の子が初体験のときにいきなり顔射を

したというんです。顔射って何なのかというと、女の子の顔に射精をする。すなわち、ずっとアダルトビデオでそれを見て

きたから、それが当たり前、普通のことなんです。そして、それが普通だと受け止めている女性もまたいる。

私はすごく信じられなかったんですけれども、例えばマスターベーションだって、以前は空想、想像の中でしていたものが、

今はビデオを見ながら、あるいは本を見ながら、つまりバーチャルが子どもたちの想像力の領域にかなり侵食してしまっていると

思うんです。本来、想像力というのは主体的なものなんですけれども、あるものが想像力の中に侵食してしまっている。

そんなイメージをすごく強く受けます。

*警察庁で「ガンシャ」発言。いい度胸です。

この話って、一昔前に流行ったネットの都市伝説だと思うのですが。

第二回議事要旨より引用

 自分自身、携帯電話の影響を考えると、実は子どもだけじゃなくて自分にもすごい悪影響があるなといつも感じるんですけれども、もともと短気な人間なんですけれども、以前に比べてより短気になったような気がするんです。

結果をより早く知りたくなった。要するに、以前だったらもう少し待とうと、公衆電話を探すよりもう少し待とうという自分がいたのに、今はすぐ知りたい。つまらない話ですが、おととい、息子が水ぼうそうの可能性があったんですね。私は仕事で別の県に行っていたんですけれども、心配で心配でしょうがない。仕事が手につかないんですよ。でも、連絡しても彼女は携帯が壊れていたと言いわけしたんですけれども、連絡がつながらないんですね。どうしようもない中でメールぐらいできるだろうってどなりつけて大げんかになったんですけれども、これもまた、携帯電話があることの影響というか、仕事に出ているわけですから、ほんとうはなかったらわからないわけですよね。ずっと後でお互い電話がつながる状況になるまではわからないことが。

*夫婦喧嘩を警察庁で告白。本当にいい度胸です。

ケンカの原因になるなら、携帯を持たなければいいのでは?

第二回議事要旨より引用

 今のこととちょっと関連してのことなんですけれども、実は、私の生徒が携帯電話の中に、以前、イラクで首を落とされた香田証生さんの殺害画像がダウンロードされていたんです。それが非常に問題だと思いまして、「それをどこからとってきたのか」と言ったら、友達からもらった、友達からもらったというのを仲間内で突き詰めていったら、実は、そのある子がダウンロードしたのは2チャンネルだったんです。2チャンネルの中にそれが添付されていたのを落として、それをパソコンから携帯にという形で回ったということまでは突き止めたんですけれども、例えば、摘発で、もちろん2チャンネルという掲示板を運営している人間を取り締まることはできないのかと。張っている人間を取り締まる。でも、公然とそういうことが平気で行われているああいうサイトに対して、何らかの手を加えることは可能なのか、不可能なのかということをちょっと教えていただきたいと思います。

*DL元が2ちゃんねるだと主張していますが、月刊現代8月号の瀬戸内寂聴との対談では

引用

瀬戸内:インターネットもすごいものがあるらしいわね。

義家:自分の教え子が携帯電話の画面に、イラクで拉致された香田証生さんの殺害シーンをダウンロードして見ていたんですね。

瀬戸内:どうしてそんなもの…。

義家:「おまえ、どっからダウンロードしてきたんだ」って聞いたら、「みんなで回して見てる」と。

あれ?DL元は特定できていないんじゃ・・・

こんないい加減な根拠で2ちゃんねるを取り締まれと警察庁で主張するとは、本当に本当にいい度胸です。

最終更新:2006年10月25日 15:52