myownwords <私見雑記帳>
Carnegie Hall Concert
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Carnegie Hall Concert / Benny Goodman
Benny Goodman楽団が、それまでクラシックの殿堂であったカーネギーホールで、初めてクラシック以外の音楽の演奏会を行ったときの記録的なライブ録音。
その出来事自体記録的なものであるから、記録としての価値ももちろんあるのだろうけれども、単純にこの演奏会は、、、スゴイ!
なんと、1938年というから、もう60年以上も前になるわけです。
さすがに音質は古いけれども、まったくもって視聴に耐える録音が残っているのがありがたいですね。
さすがに音質は古いけれども、まったくもって視聴に耐える録音が残っているのがありがたいですね。
まだ黒人差別も残っていたような時代に、Benny Goodmanは白人/黒人混成の楽団で、しかもカーネギーホールで演奏会を行うという偉業を成し遂げました。
でもそれも、このコンサートを聴いたら納得するかも。
名人芸の集まりであり、そして完全なるエンターテイメントであり、、、
ひとつのコンサートの中でも、トリオのような小編成から、10人以上のビックバンド形式まで、いろいろな形式で楽しませてくれます。
Gene Krupa*の力強いドラムス、うなりまでしっかり録音されているLionel Hampton*のビブラフォン、曲の合間に交わされるやりとり、そして、縦横無尽に歌いわたるBenny Goodmanのクラリネット。
映画Swing Girlsでも有名になった名曲Sing Sing Singの録音はたくさんあるが、この演奏会でのSing Sing Singに勝るものはやはりないのではないだろうか?
Benny Goodmanは当然のことながら、Jess Stacyのピアノソロが素晴らしすぎる。
Benny Goodmanは当然のことながら、Jess Stacyのピアノソロが素晴らしすぎる。
CDの盤について
このCDは、最初に出ていた通常版と、後に改めて出てきた「Carnegie Hall Concert COMPLETE」という2種類がある。
後者のほうが収録曲も追加され、曲間の拍手やアナウンスなども再現されているので、記録としての価値は高いと思うが、個人的には、前者のほうが好きである。
なぜなら、後者は前者より、Analogノイズが目立つ気がするのだ。もともと音質は求めていないが、ノイズが耳につくのは出来れば避けたい。
また、拍手などは、記録として一度聴くならよいが、ヘビーローテにもなるCDとしては、冗長に感じる。
後者のほうが収録曲も追加され、曲間の拍手やアナウンスなども再現されているので、記録としての価値は高いと思うが、個人的には、前者のほうが好きである。
なぜなら、後者は前者より、Analogノイズが目立つ気がするのだ。もともと音質は求めていないが、ノイズが耳につくのは出来れば避けたい。
また、拍手などは、記録として一度聴くならよいが、ヘビーローテにもなるCDとしては、冗長に感じる。
記: 2009/04/22