myownwords <私見雑記帳>
同じ指で違う音?
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同じ音で違う音?
みなさんほとんどリコーダーは吹いたことがあると思いますが、下の「ミ」の音と、その1オクターブ上の「ミ」の音(ソプラノリコーダーの場合)、ほとんど同じ指使いなのに、違う音になりますよね?
なぜでしょう?
なぜでしょう?
指の違いは、左手親指を少し開けるかどうか、だけ。
音の基本は「長いほど低い」ですから、同じ長さなら同じ音が基本です。
同じ長さで違う音が出るのは、倍音が出ているからです。
管楽器の場合、音を鳴らすと管の中にこんな感じに波が出来ます。
さて、この絵で波を倍にしても、きれいに収まりますよね?
これが、倍の音が出ている仕組みです。
これが、倍の音が出ている仕組みです。
左手の親指を開けるのは、管の途中を解放することによって、上の形に変わりやすくするきっかけなのです。
(逆に、きっかけでしかないので、左手親指を開けなくても、上手くすれば同じ音がなります。)
(逆に、きっかけでしかないので、左手親指を開けなくても、上手くすれば同じ音がなります。)
※ただし、クラリネットなど一部の楽器については、波の形が少し違います。それはまた別途。
記:2009/01/19
追記:2009/01/20
追記:2009/01/20