キャラクター:デッドプール

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*概要 -初登場:New Mutants #98 (1991年) -クリエイター・アーティスト: ファビアン・ニシーザ、ロブ・ライフェルド 通称「口数の多い傭兵」。 不死身の再生能力を持った屈強な傭兵。多重人格者であり、自他共に認める狂人。 発狂した結果、決して気付いてはならない世界の秘密「この世界はコミックの中である」という真実を知ってしまい、読者や編集部に向けて話しかけて来る。 金のためなら汚い仕事でも引き受けるため、決して正義のヒーローではない。 が、彼の中にも善悪の線引きは存在し、人助けや悪への制裁のために戦う事もしばしばある。 陽気に振る舞ってはいるが、深い絶望と自殺願望を抱えており、時にそれは世界をも巻き込む惨劇にも発展する。 ---- *設定 **プロフィール -本名:ウェイド・ウィルソン -種族・人種:ミューテイト(後天的ミュータント)/カナダ人(厳密には不明) -ホームタウン: -現参加チーム:アンキャニーアベンジャーズ -過去参加チーム:[[シックスパック]]、X-FORCE、デッドプール・コープス、マークス・フォー・マネー **キャラクター **オリジン -彼は金で動く傭兵である。武器は銃やカタナなど。『口数の多い傭兵』と呼ばれるほど口が軽いのが特徴。 -好物はメキシコ料理のチミチャンガ。 -傭兵だった彼は悪性肺ガンに侵された為ウエポンX計画に自発的に参加。 --ウルヴァリンのヒーリングファクターを移植され、命を繋ぎ驚異の回復能力まで得たものの、常に癌細胞が再生されてしまうため、爛れた醜い容姿に変容。さらには精神にも異常をきたしてしまう。 -普段は醜い容姿をコスチュームで隠している。 --自身の容姿に悩んでおり、マスク無しでは電話にも出ない。顔見えないってば。 ---…と思いきや平然と自分から顔を見せたりもするし、マスク無しで日常生活を送る事もある。 -再生能力の副作用により、脳細胞も常にダメージを受け続けているため、精神面でも非常に不安定。 -常人とは違う狂った視点で世界を見ており、気分によって現実がねじ曲がった悪ふざけのように見える事がある。 --ウルヴァリンが指にフォークを挟んで襲ってくるように見えたり、パニッシャーがサムライ姿に見えたり… --それが彼を愛くるしいコメディ・リリーフとする事も、冷酷なキラー・サイコパスとする事もあり独特の造詣を持ったキャラクターとなっている。 -精神崩壊の結果、多重人格者ともなっている。 --会話の際には黄色いフキダシを使う。思考の際には黄色いボックスであり、脳内の別人格と会話する際には白いボックスと黄色いボックスとで一人で掛け合いをする。(リランチ後白いボックスは消滅した) --白人格とボックスを介さず直接声に出して会話する事もよくあるため、周囲の人間に気味悪く思われる事もしばしば。 -さらに、コミックブックのキャラクターが気付いてはいけない様々な事に気付いてしまっている。 --&bold(){この世界がコミックの中である事を理解している}。更には、編集部や読者の存在をも認識している。 --前述のフキダシも彼には実際に形を伴って見えているようだ。 -……と、日常的に気が狂って当然の状況に置かれているためか、自殺願望を持っている。 -傭兵と言うより殺し屋として働く事も多いが、デッドプールとなってからは基本的に一般人や善人は殺さないようにしているようだ。 **日本での生活 -ウェポンX計画に関わるより更に前、依頼主の命令で日本の相撲部屋に弟子入りしていた時期がある。(デッドプール#900) -元横綱である親方を張り手で倒すまでの実力を身に着け、力士として才覚を見せ始めていた。 -親方の娘と婚約までしていたが、親方暗殺の命令を受け、これを遂行せず逃走。幸せな時間は終わった。 **vsカーネイジ -脱獄して凶行を繰り返すカーネイジを仕事として追い始める。 -対決を繰り返すうち、互いの狂気が共鳴するかのように作用し、カーネイジに「デッドプール化」の兆候が現れ始める。 --カーネイジは自ら逮捕され、精神を安定させる事を優先した。 **シビルウォー -登録法案によって正式にヒーローになれると喜び、ノリノリで登録。 -手始めにグレートレイクスアベンジャーズを襲撃し、彼らを倒して登録を迫ろうとするが、既に登録済みだったというオチがついた。 -相棒状態になっていたケーブルは反登録法側に付いたが、「お前とは戦いたくない」と対決を避けた。 **シークレットインベージョン -ニック・フューリーの依頼でスクラル艦に乗り込み、スクラル女王の弱点を探り出す任務に就く。 -激闘の末にスクラルに捕まってしまう。スクラルは彼の力を利用すべくクローンを作成し、彼自身を教官として用いるが、彼はそのスクラルクローンデッドプール達に彼の「狂気」までも正しく教え込んだ。 -混乱の渦と化した敵艦で、彼は無事任務を成功させるが、フューリーに送るはずだった女王のデータはノーマン・オズボーンに横取りされてしまった。 --その後、タスクマスターやサンダーボルツを巻き込んだ大騒動の末、大金をせしめることに成功する。 **ネイションX -X-MENに仲間入りしたくて仕方ない彼は、サイクロップスのユートピアに合流しようとするが、サイクロップスに拒絶されてしまった。 -どうしても自分のユートピア入りを認めて欲しかった彼は、「サイクロップスに娘を連れ去られた」と訴えていたマーキュリーの父親を暗殺してあげれば、きっと認められるに違いないと思い込み、「X-MEN」と描かれた自作のタイツを着用し、行動に移ってしまった。 --すんでの所で暗殺は阻止されたが、彼がサイクロップス&X-MENの名を使って暗殺を目論んだ様子は、全てTVで中継されてしまった…。 ---すったもんだの末、TVカメラの前でマーキュリーの父親に真相を語らせる&デッドプールをぶちのめす事で事件は解決した。 **ネクローシャ -ユートピアにあるロアの部屋に勝手に侵入し人形遊びをしていると、部屋の外からロアの悲鳴が聞こえ駆けつける。そこで復活したファビアン、メレンキャンプ、デルガドと遭遇した。 **X-FORCE -サイクロップスによってXフォースは解散させられたが、暗殺チームの必要性を感じていたウルヴァリンは密かにチーム活動を継続。デッドプールもメンバーに加わる事となった。 -子供化したアポカリプスであるエヴァン少年がブラザーフッド&ダケンに狙われた事件では、彼を救うため戦い、アポカリプス化しそうになったエヴァンを必死に説得し、踏みとどまらせた。 **自殺願望 -自分の人生に絶望し、ハルクを怒らせて自殺を試みるも失敗。精神病院に入れられる。 -精神病院の看護婦は実は彼のストーカーだった。彼女は彼の落とした体のパーツを集めており、再生したスペア体と戦う羽目に。 -今度は毒薬を作って自殺を試みるが、結果、副作用でイケメンになってしまった。 -が、すぐに再度火傷してしまい、元通りの顔になってしまった… -その後、ドラキュラの婚約者であるシクラと紆余曲折ありなんと結婚までしてしまう。 --彼女はサキュバスで、モンスターメトロポリスの女王。その後、バトルワールド編では彼女をメインとした「Mrs. Deadpool and the Howling Commandos」まで刊行された。 **AXIS -マグニートーの集めた援軍=ヴィランチームの一員としてレッドスカルとの決戦に加わり、再びエヴァンを守って戦う事となる。 --アイアンマンを救い、戦いの趨勢を決める働きをもこなす。 -決戦の結果、ヒーロー・ヴィラン達の「善悪反転」現象が発生した後も、善悪どちらでもないポジションから独自の役割を果たす事となる。 --ちなみに、狂気に蝕まれた彼の反転は「禅」であった… **全く新しく、全く違う…! -バトルワールド編を経て新世界が誕生し、空白の八ヶ月が設定されてからの新シリーズでは… --なんと、ついにアベンジャーズ入りした状態で登場。おまけにグッズもバカ売れの大人気っぷり。 --アンキャニーアベンジャーズ入りした上、スパイディとのチームアップ誌まで獲得。 --一体空白期間に何が…!? --一方、シーハルク主催のクリスマスパーティーでは「デッドプールお断り」と入場禁止されており、ヒーロー内での株が上がったワケではないようだ。 -デップー本人の中でも、だからと言って過去の悪行が許されるワケじゃねーんだぞ、と理解はしており、内心複雑な思いを抱えてヒーローとしての活動を続けていた。 -その後、ソロがデッドプールの衣装で変装したことにヒントを得て、自分のチーム「マークス・フォー・マネー」(元の名前はヒーローズ・フォー・ハイアーだったが、諸般の事情で変更)を組織。 --自分の報酬を上げるために使う腹づもりだった。 --当初のチームは短期で解散し、ドミノがリーダーのチームに変わった。 --しかし最初のチームにいたソロ、フールキラー、スラップスティックがミニシリーズを獲得、チーム解散後としては珍しい展開だった。 **シークレット・エンパイア -現実改変によってキャプテンアメリカがヒドラ首領となった際、デッドプールは敬愛するキャプテンを信じ、ヒドラの側で戦う。 --フィル・コールソンを暗殺するよう指示される等、普段と違うキャップに疑問を抱きながらも任務を遂行していくが、やがて居候先のシールド捜査官が彼の異変に気付いてしまい・・・。 ---結果、今まで築き上げようとしてきた贖罪、シールド捜査官一家との家族ぐるみの付き合い、ヒーローとしての再起の道も全て断たれる事となる。 ---- **能力・技能 -ヒーリングファクター --ウェポンXによって付与された能力。老化耐性も持っている。 -強化身体能力 -異常精神 --ヒーリングファクターの副産物。癌による脳細胞の破壊と再生が繰り返されるため、常に精神に異常を来している。 --精神異常により、その行動は予測不可能であり、サイキック・テレパスに対する耐性をも持ち合わせている。 -傭兵としての技術 --マーシャルアーツ・銃・刀に習熟。また、多くの言語を使いこなす。 -テレポート装置(現在は所有していない) --ケーブルが使用するテレポート装置とシンクロし、強制的に同じ場所に転送される時期もあった。 -不死の呪い(サノス) --死の女神デスとの仲を嫉妬したサノスにより、死ねなくなる呪いをかけられている。ヒーリングファクターも加えると、その不死身さはあのウルヴァリンすら凌駕しかねないほどのもので、文字通り粉々になっても復活する事がある。 --それどころか切り落とされた腕や足や胴体や頭(!?)がくっ付いて、もう一人の邪悪なデッドプールが発生したりしている。 -第4の壁の破壊(コミックのお約束や文法を無視) --「第4の壁」とは舞台の用語で、「(舞台から見て)演劇には右の壁、左の壁、後ろの壁の他に『前の壁』がある」という意味。 --つまり、演じている間はお客さん側も「壁」であり、お客さんはそこにいないという前提で役者は演じている。 --漫画でも同じく、登場人物は読者=お客さんはいない、作品世界こそが唯一の世界という前提で話を進めているが、デッドプールはこの「お約束」を破り、読者の存在を知っている…というキャラなのである。 --なので、平気で読者や作者にツッコミを入れたり、自分がコミック世界の住人であることに触れたりもする。 ---『マーヴルvsカプコン3』の勝ちポーズでこちら側に向かってくるのは、この演出を再現したものである。 ---同作では体力バーで殴り、ハイパーコンボゲージで相手をホームランするという『4.W.C』という技さえもある。 --デッドプール自身が狂気に冒されているため、周囲からはまともに受け取られてはいない。 ---- *登場作品一覧 -主役 Deadpool(Vol.1)(ミニシリーズ) [[Deadpool(Vol.2)>刊行誌:DEADPOOL(Vol.2)]] Agent X Cable & Deadpool Deadpool(Vol.3)(2008年-) Deadpool(vol.4) -単行本 Deadpool: The Circle Chase Deadpool: Sins of the Past Deadpool in Mission: Improbable Wolverine/Deadpool: Weapon X Cable & Deadpool 1: If Looks Could Kill Cable & Deadpool 2: The Burnt Offering Cable & Deadpool 3: the Human Race Cable & Deadpool 4: Bosom Buddies Cable & Deadpool 5: Living Legends Cable & Deadpool 6: Paved With Good Intentions Cable & Deadpool 7: Separation Anxiety Deadpool Vs. The Marvel Universe Wolverine Origins 5: Deadpool Deadpool 1: Secret Invasion Deadpool / Thunderbolts : Dark Reign Deadpool 2: Dark Reign Deadpool 3: X Marks The Spot Deadpool 4: Monkey Business Deadpool Classic 1 Deadpool Classic 2 -翻訳本 シビル・ウォー:X-MEN ユニバース デッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウス デッドプール/パニシャー・キルズ・マーベルユニバース デッドプール:スーサイド・キングス デッドプール:デッド・ヘッド・リデンプション アイデンティティ・ウォー:デッドプール/スパイダーマン/ハルク デッドプールVS.カーネイジ デッドプール:モンキー・ビジネス デッドプールの兵法入門 X-フォース/ケーブル:メサイア・ウォー vol.1 X-フォース/ケーブル:メサイア・ウォー vol.2 ケーブル&デッドプール:青の洗礼 ベスト・オブ・デッドプール デッドプール・キラストレイテッド/デッドプール・キルズ・デッドプール デッドプール Vol.1:デッド・プレジデント デッドプール Vol.2:ソウル・ハンター デッドプール Vol.3:グッド・バッド・アンド・アグリー デッドプール Vol.4:デッドプールvsシールド デッドプール Vol.5:ウェディング・オブ・デッドプール デッドプール Vol.6:オリジナル・シン デッドプール Vol.7:アクシス デッドプール Vol.8:オール・グッド・シングス デッドプール SAMURAI (WEBコミック) ---- *メディア展開 **実写映画 -ウルヴァリン: X-MEN ZERO --ライアン・レイノルズがデッドプール役を務める。 ---ただし、あまりにもコミック版とかけ離れたキャラだったのでアメリカでは大不評。 ---コミック版のデッドプールが映画版のデッドプールを惨殺するファンアートまで作られた。 ----そして映画『デッドプール2』EDにて、ケーブルのタイムマシンで都合の悪い過去を改変して回っていたデッドプールがそのX-MEN ZEROのデッドプールと『グリーン・ランタン』出演のオファーを受けて喜んでいたライアン・レイノルズを射殺!公式からも事実上黒歴史扱いされることに・・・。 ---デッドプールになる前の傭兵(ウェイド・ウィルソン)は比較的コミック版に近い。 --『マーヴルvsカプコン3』では「(ウルヴァリンを倒すのに)オプティックブラストなんていらない」という皮肉のようなセリフも用意されていた。 -デッドプール --デッドプールの主演スピンオフ。引き続きライアン・レイノルズがデッドプール役を務める。 --告知自体はかなり早期(2009年)に出ていたが、音沙汰が無いまま長い年月が経過。 ---ファンをやきもきさせ続けた後の2014年、テスト用の映像が流出。版権獲得から16年が経過した後の2016年、ようやく劇場公開。 --R指定作品。ご家庭でのご視聴の際は連発するシモネタにご注意を! -デッドプール2 --ストーリーの繋がった続編。未来からの暗殺者・ケーブルが登場。コミックとは違う形で新チームも結成される。 --制作費が倍増。派手なアクションシーンが増えている。(一応)X-MENに保護され、登場キャラクターも増加。 --R指定作品だが、後にPG-13版も制作された。そちらは日本国内では配信のみ。 **アニメ -X-MEN(90年代版) --本人は出ていないが、変身能力を持つモーフがウルヴァリンを動揺させるために次々違う姿に変身する場面で一瞬だけデップーに変身。 -ハルクvsウルヴァリン(OVA) --ハルク捕獲に動くウルヴァリンと対立するチームの一人として登場。 -X-MEN(マッドハウス版) --最終回でワンカットのみ静止画で登場。セリフ無し。 -アルティメットスパイダーマン 第41話 「アルティメット・デッドプール」に登場。 --スパイダーマンと組んでタスクマスターと戦う。 -ディスクウォーズ・アベンジャーズ 第27話「禁断のヒーロー登場?」に登場。 --日本製フィギュアを発売してもらうべく、アベンジャーズ入りを狙う。 CV:子安武人 --30話「クリス 決断の時」に再登場。ギャグキャラだった前回と違い、シリアスな傭兵としての側面を見せる。 ---キャラクター人気投票・ヒーロー部門においてアベンジャーズメンバーを押さえて1位を獲得した **小説 **ゲーム -『X-MEN LEGENDS Ⅱ Rise of Apocalypse』 --ゲームクリア後、プレイヤーキャラクターとして使用可能 -『マーベル:アルティメット・アライアンス』(1&2) --プレイヤーキャラクターとして使用可能。 --Weasel, ブラック・ウィドウ、S.H.I.E.L.D.エージェント、ジャービス、 エンシェント・ワン、ハンクピム、ヴァルキリー、ニック・フューリー、ブラックボルト、アーケード、ダークスパイダーマンに対して会話イベントあり。 --声が非常に強力な音波になっているブラックボルトを意地でも喋らせようと試みる。 --レベルアップ時にはウルヴァリンの口癖「俺の右に出る者はいやしねえ」をパロった「俺の右に出るウルヴァリンはいやしねえ」というセリフを言う。 --※一作目は日本語版も発売されているが、音声は英語のため、数々の彼の軽口を原語で楽しむ事ができる。ターラー -『Marvel vs Capcom3』 --プレイヤーキャラクターとして初参戦。このゲームでもやりたい放題で、戦闘中に鼻歌は歌うわSHORYUKENするわ(コミックでも実際にやった)、体力&スパコンゲージ掴み出して鈍器に使うわ、バンバンバンとか言うわテレポート失敗するわ、勝ったらプレイヤーに文句言うわ、ムービーでカッコよく決めた後にモリガンに肛門を(アッー!)されるわ、デッドプールらしさ全開な模様。 --声優は Hulk vs. Wolverineからの続投で、ノーラン・ノース氏。 --続篇のUltimate Marvel vs Capcom3では、ダウンロードコンテンツとして、ケーブル風コスチュームが登場した。 -『MARVEL HEROES』(サービス終了済み) --MMO RPGゲーム。サーバーラグやチートコードを技として習得したり、動かないプレイヤーがいると「誰か離席してるなぁ?」と発言したり、相変わらずである。 --人気キャラにもかかわらず、順次行われるキャラの全面改修がなぜか最後だった。 ---SPゲージの代わりにデップーの顔(Awesomeゲージ)が配置され、全ての技が消費0になったり、無消費でテレポート移動できるクセになぜかスクーター移動技が追加されたり、増々アレな感じになった。 --海賊や保安官等様々なコスチュームがある他、コス扱いで別人であるテップーザキッド、レディ・デップーも使える他、ペット枠でヘッドプールまで実装されていた。 --声優はMVC3からの続投でノーラン・ノース。 -『Deadpool』 --ついにデッドプール主役作品が登場。 --Comicon 2012にて本人が会場に現れ拡声器でジョークをまくし立てて徘徊。 ---別のゲーム(というが実はかつてスパイディとともに戦ったヒットモンキーを主人公にしたという架空のゲーム)を発表しようとしていた製作スタジオのブースに乱入。 ---「HIGH MOON STUDIOSは俺が買い取ったぜ!ザマァ!」と勝手に自分のゲームの宣伝を始め、ファンを沸かせた。 --公式サイトは本人がデザインしたフリーダムなサイトになっている。 --声優はやはりノーラン・ノース。 --序盤で自己演出をして製作陣にグラフィックで予算を使わせすぎる事に成り、所々「安く」つきそうな演出がシナリオ内にある。 --ゲーム性やシステム面での作り込みは甘く、ゲーマーからの評価は低い。結構な頻度でSteamで投げ売りもされている。グラボ起因の盛大なバグもアリ。 --使い捨てマローダーズ、使い捨てMrシニスター…… -『ディスクウォーズ:アベンジャーズ 魂ロワイヤル』 --データカードダスゲーム。第2弾アメイジングレアとして登場、続く第3弾にも登場する。 --カード登場後、本編にも登場。日本製のかっちょいいフィギュアを出してもらいたくてアベンジャーズに入ろうとした。声優は子安武人。 --子供向け番組だからと子供を活躍させる事に愚痴ったり、原作にない設定にケチを付けたり、相変わらずノリノリであった。 ---- *関連キャラクター **ヒーロー -ケーブル --腐れ縁で相棒となったが、割と本気で仲がいい。当人からも「お前とは戦いたくない」と思われている。 -ウルヴァリン --時には本気で殺しあう仲だが、互いに不死身であるためか、極めて好意的(デップーからは)。 --映画「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」の件をネタにちょくちょく弄る -ドミノ --傭兵仲間で腐れ縁。サイクロップスに頼まれて彼のお目付け役になった事も。 -グレートレークス・イニシアチブ --超人登録法で国家のエージェントとなったデップーが、真っ先に逮捕に向かった相手だが、彼らは登録チームであり、事実無根の襲撃だった。 --チームには彼の恋人だったビッグバーサもいる。 --ちなみに、デッドプールはビックバーサの太った姿がお気に入りである。 --彼らとの戦いでは他の全員をのしたあと、スクィレルガールにフルボッコにされるのがお約束になっており、デッドプールは彼女を苦手としている。 -スパイダーマン --デッドプールが一方的に友人だと思っている。 ---周りの普通の人は、スパイディーとデップーのコスチュームがよく似ていることから、仲間とみなしている。デップーはコスチュームが似ていることに気付いている。 --また、デッドプールはピーターがメフィストと契約した事を知っている唯一の人間である。 --同人界隈ではよくカップリングされるが、公式ではそんなに縁は無い。 ---が、2015年、ついに二人のチームアップ誌が登場。公式が認めた…!? -レディー・デッドプール(ヒーロー?) --earth-3010にいたデッドプールの女性版。本名:ワンダ・ウィルソン(Wanda Wilson)。 **ヴィラン -タスクマスター --ヴィランというよりはただの腐れ縁に近い。オズボーンがアベンジャーズをのっとった際、デッドプールはオズボーンに不満を抱き、抗議したが返り討ちにされかけ、タスクマスターと手を組んだことがある。この際デッドプールはタスクマスターに自身の予備のタイツを渡して、自分に成りすまさせた。 --2人そろったため、偽物だということがばれたが、正体がタスクマスターであるということまではばれなかった。このときデッドプールはサンダーボルツに首を切られたが、蘇生している。 --サンダーボルツを打ちのめした後、デッドプールはタスクマスターとともにオズボーンのキャッシュカードを盗み、ATMから大金を引き出した。 --彼の行動模写能力ではデッドプールの予測不能な行動までコピーできず、デッドプールに対し「気を散らす達人」と評している。 --(異次元だが)「デッドプール・キルズ・マーベル・ユニバース」で、最後までデッドプールを追っていたのがタスクマスターである。 -T-RAY --一時期、存在を無かった事にされるも「しったことか」と復活。 -シクラー --妻。ドラキュラから寝取ったサキュバスの女王。 **その他 -ウィーゼル --スパイダーマンの高校時代のクラスメートでもある科学者。デッドプールのお気に入り。 --スパイダーマンのヴィランっぽく、ウィーゼル(セイウチ)のパワー、スピードなどを持つとされる。 --しかし、一般にセイウチのイメージは「ずんぐりむっくり」であまりよくない(北米版のドラえもんの紹介で、「まるでセイウチみたいだ」と言われる)。 -ボブ --通称ハイドラ・ボブ、HYDRAの戦闘員。ビルという彼そっくりな戦闘員がA.I.Mにいる。 --赤鼻で、冴えた奴にはみえない。 -コピーキャット/バネッサ・カーライル --ミュータントの超能力まで写して変身できるミュータント。 --デッドプールが超能力を持つ前からの恋人。いろいろな経緯があって、ケーブルを暗殺するためドミノに変身してX-Forceに潜り込んでいた。 --映画「デッドプール」では普通の人間として登場。同じくデッドプールの恋人。 -デス --死を司る女神。彼女から惚れらている、備考の記述も参照。 ---- **備考 -不死の呪いは彼が死亡し、死後の世界に行った際あまりにもデスとラブラブだった為、嫉妬したサノスが二度と会えないように死ねない呪いをかけた、というもの。 --だが、その後も何度か二人は会うことがあったらしい。 -ネバーランドに突入し、マイケル・ジャクソンと競演した事もある。 -女優ビアトリス・アーサーの熱烈なファン。「最もセクシーな女優はハルベリー」と聞いて「ビー・アーサー!!」と叫んで激昂した事もある。 --映画デッドプールでも「欠かせない」として、彼女の顔のプリントTシャツ(版権使用料が超高額…)を着ている。 -クリード(バンド)が大嫌いである。 -性的指向は、男女や年齢など関係なく好きになる「オムニセクシャル(あるいはパンセクシャル)」である。 --これは脳の細胞が不安定で、どのような感情でも湧くので、思いつきで恋愛感情を持つため。 --なお、vol.4の27話でモンスターメトロポリスの女王シクラと結婚している。 -MAX版(成人向け)のデッドプールのコミックスがある。CIAのエージェント、ハイドラ・ボブが敵のボスに近づくため、ゲイの恋人となるとか。 -DCコミックス公認でのデスストロークのパクリキャラである。 --隻眼でないことを除けば、本名(デスストロークはスレイド・ウィルソン)や刀の差し方などが似ている。またデスストロークの改造人間の設定ももらってきている。 --デッドプールの制作陣が、キャラクターに人気が出るようにと、こっそり親戚にしたらしい。 --ちなみにDCの2006年のスーパーマン/バットマン・アニュアルに、「アース3のデスストローク」として、デッドプールそっくりの「口数の多い傭兵」キャラクターが登場している。 ---アース3はキャラクターの善悪が反対になっており、ブルース・ウェインを殺そうとしたデスストロークに対して、ブルース・ウェインを守ろうとしている。 -ギャラクタスのヘラルドになったことがある。 -マーベル・ユニバースのヴィランを描いたカードの監修をしている。 --このカードのセットを、スクィレルガールが持っており、知らないヴィランが出ると参照していた。 --コレクタブルカードらしく、スクィレルガールの持っているレアカードがウィップラッシュに真っ二つにされて怒りくるった。 --豆知識が書いてあるらしい。「Dr.ドゥームは学位を持っていないので、本当はドクターじゃない」とか。 -デッドプールという名前は、「ダーティハリー5(原題 The Dead Pool)」からとった。 -メキシコ料理のチミチャンガ(油でしっかり揚げたブリトー)が好物であるとされる。 --特に名前の響きが気に入っているように描かれている。 --映画では、復活したバネッサ・カーライルがチミチャンガの移動販売店を開いていた。 --しかし作家陣は、チミチャンガへの偏愛はジョークであり、本当はあまり気にしていないと表明している。 -ウシ恐怖症と、ピエロ恐怖症である。
*概要 -初登場:New Mutants #98 (1991年) -クリエイター・アーティスト: ファビアン・ニシーザ、ロブ・ライフェルド 通称「口数の多い傭兵」。 不死身の再生能力を持った屈強な傭兵。多重人格者であり、自他共に認める狂人。 発狂した結果、決して気付いてはならない世界の秘密「この世界はコミックの中である」という真実を知ってしまい、読者や編集部に向けて話しかけて来る。 金のためなら汚い仕事でも引き受けるため、決して正義のヒーローではない。 が、彼の中にも善悪の線引きは存在し、人助けや悪への制裁のために戦う事もしばしばある。 陽気に振る舞ってはいるが、深い絶望と自殺願望を抱えており、時にそれは世界をも巻き込む惨劇にも発展する。 ---- *設定 **プロフィール -本名:ウェイド・ウィルソン -種族・人種:ミューテイト(後天的ミュータント)/カナダ人(厳密には不明) -ホームタウン: -現参加チーム:アンキャニーアベンジャーズ -過去参加チーム:[[シックスパック]]、X-FORCE、デッドプール・コープス、マークス・フォー・マネー **キャラクター **オリジン -彼は金で動く傭兵である。武器は銃やカタナなど。『口数の多い傭兵』と呼ばれるほど口が軽いのが特徴。 -好物はメキシコ料理のチミチャンガ。 -傭兵だった彼は悪性肺ガンに侵された為ウエポンX計画に自発的に参加。 --ウルヴァリンのヒーリングファクターを移植され、命を繋ぎ驚異の回復能力まで得たものの、常に癌細胞が再生されてしまうため、爛れた醜い容姿に変容。さらには精神にも異常をきたしてしまう。 -普段は醜い容姿をコスチュームで隠している。 --自身の容姿に悩んでおり、マスク無しでは電話にも出ない。顔見えないってば。 ---…と思いきや平然と自分から顔を見せたりもするし、マスク無しで日常生活を送る事もある。 -再生能力の副作用により、脳細胞も常にダメージを受け続けているため、精神面でも非常に不安定。 -常人とは違う狂った視点で世界を見ており、気分によって現実がねじ曲がった悪ふざけのように見える事がある。 --ウルヴァリンが指にフォークを挟んで襲ってくるように見えたり、パニッシャーがサムライ姿に見えたり… --それが彼を愛くるしいコメディ・リリーフとする事も、冷酷なキラー・サイコパスとする事もあり独特の造詣を持ったキャラクターとなっている。 -精神崩壊の結果、多重人格者ともなっている。 --会話の際には黄色いフキダシを使う。思考の際には黄色いボックスであり、脳内の別人格と会話する際には白いボックスと黄色いボックスとで一人で掛け合いをする。(リランチ後白いボックスは消滅した) --白人格とボックスを介さず直接声に出して会話する事もよくあるため、周囲の人間に気味悪く思われる事もしばしば。 -さらに、コミックブックのキャラクターが気付いてはいけない様々な事に気付いてしまっている。 --&bold(){この世界がコミックの中である事を理解している}。更には、編集部や読者の存在をも認識している。 --前述のフキダシも彼には実際に形を伴って見えているようだ。 -……と、日常的に気が狂って当然の状況に置かれているためか、自殺願望を持っている。 -傭兵と言うより殺し屋として働く事も多いが、デッドプールとなってからは基本的に一般人や善人は殺さないようにしているようだ。 **日本での生活 -ウェポンX計画に関わるより更に前、依頼主の命令で日本の相撲部屋に弟子入りしていた時期がある。(デッドプール#900) -元横綱である親方を張り手で倒すまでの実力を身に着け、力士として才覚を見せ始めていた。 -親方の娘と婚約までしていたが、親方暗殺の命令を受け、これを遂行せず逃走。幸せな時間は終わった。 **vsカーネイジ -脱獄して凶行を繰り返すカーネイジを仕事として追い始める。 -対決を繰り返すうち、互いの狂気が共鳴するかのように作用し、カーネイジに「デッドプール化」の兆候が現れ始める。 --カーネイジは自ら逮捕され、精神を安定させる事を優先した。 **シビルウォー -登録法案によって正式にヒーローになれると喜び、ノリノリで登録。 -手始めにグレートレイクスアベンジャーズを襲撃し、彼らを倒して登録を迫ろうとするが、既に登録済みだったというオチがついた。 -相棒状態になっていたケーブルは反登録法側に付いたが、「お前とは戦いたくない」と対決を避けた。 **シークレットインベージョン -ニック・フューリーの依頼でスクラル艦に乗り込み、スクラル女王の弱点を探り出す任務に就く。 -激闘の末にスクラルに捕まってしまう。スクラルは彼の力を利用すべくクローンを作成し、彼自身を教官として用いるが、彼はそのスクラルクローンデッドプール達に彼の「狂気」までも正しく教え込んだ。 -混乱の渦と化した敵艦で、彼は無事任務を成功させるが、フューリーに送るはずだった女王のデータはノーマン・オズボーンに横取りされてしまった。 --その後、タスクマスターやサンダーボルツを巻き込んだ大騒動の末、大金をせしめることに成功する。 **ネイションX -X-MENに仲間入りしたくて仕方ない彼は、サイクロップスのユートピアに合流しようとするが、サイクロップスに拒絶されてしまった。 -どうしても自分のユートピア入りを認めて欲しかった彼は、「サイクロップスに娘を連れ去られた」と訴えていたマーキュリーの父親を暗殺してあげれば、きっと認められるに違いないと思い込み、「X-MEN」と描かれた自作のタイツを着用し、行動に移ってしまった。 --すんでの所で暗殺は阻止されたが、彼がサイクロップス&X-MENの名を使って暗殺を目論んだ様子は、全てTVで中継されてしまった…。 ---すったもんだの末、TVカメラの前でマーキュリーの父親に真相を語らせる&デッドプールをぶちのめす事で事件は解決した。 **ネクローシャ -ユートピアにあるロアの部屋に勝手に侵入し人形遊びをしていると、部屋の外からロアの悲鳴が聞こえ駆けつける。そこで復活したファビアン、メレンキャンプ、デルガドと遭遇した。 **X-FORCE -サイクロップスによってXフォースは解散させられたが、暗殺チームの必要性を感じていたウルヴァリンは密かにチーム活動を継続。デッドプールもメンバーに加わる事となった。 -子供化したアポカリプスであるエヴァン少年がブラザーフッド&ダケンに狙われた事件では、彼を救うため戦い、アポカリプス化しそうになったエヴァンを必死に説得し、踏みとどまらせた。 **自殺願望 -自分の人生に絶望し、ハルクを怒らせて自殺を試みるも失敗。精神病院に入れられる。 -精神病院の看護婦は実は彼のストーカーだった。彼女は彼の落とした体のパーツを集めており、再生したスペア体と戦う羽目に。 -今度は毒薬を作って自殺を試みるが、結果、副作用でイケメンになってしまった。 -が、すぐに再度火傷してしまい、元通りの顔になってしまった… -その後、ドラキュラの婚約者であるシクラと紆余曲折ありなんと結婚までしてしまう。 --彼女はサキュバスで、モンスターメトロポリスの女王。その後、バトルワールド編では彼女をメインとした「Mrs. Deadpool and the Howling Commandos」まで刊行された。 **AXIS -マグニートーの集めた援軍=ヴィランチームの一員としてレッドスカルとの決戦に加わり、再びエヴァンを守って戦う事となる。 --アイアンマンを救い、戦いの趨勢を決める働きをもこなす。 -決戦の結果、ヒーロー・ヴィラン達の「善悪反転」現象が発生した後も、善悪どちらでもないポジションから独自の役割を果たす事となる。 --ちなみに、狂気に蝕まれた彼の反転は「禅」であった… **全く新しく、全く違う…! -バトルワールド編を経て新世界が誕生し、空白の八ヶ月が設定されてからの新シリーズでは… --なんと、ついにアベンジャーズ入りした状態で登場。おまけにグッズもバカ売れの大人気っぷり。 --アンキャニーアベンジャーズ入りした上、スパイディとのチームアップ誌まで獲得。 --一体空白期間に何が…!? --一方、シーハルク主催のクリスマスパーティーでは「デッドプールお断り」と入場禁止されており、ヒーロー内での株が上がったワケではないようだ。 -デップー本人の中でも、だからと言って過去の悪行が許されるワケじゃねーんだぞ、と理解はしており、内心複雑な思いを抱えてヒーローとしての活動を続けていた。 -その後、ソロがデッドプールの衣装で変装したことにヒントを得て、自分のチーム「マークス・フォー・マネー」(元の名前はヒーローズ・フォー・ハイアーだったが、諸般の事情で変更)を組織。 --自分の報酬を上げるために使う腹づもりだった。 --当初のチームは短期で解散し、ドミノがリーダーのチームに変わった。 --しかし最初のチームにいたソロ、フールキラー、スラップスティックがミニシリーズを獲得、チーム解散後としては珍しい展開だった。 **シークレット・エンパイア -現実改変によってキャプテンアメリカがヒドラ首領となった際、デッドプールは敬愛するキャプテンを信じ、ヒドラの側で戦う。 --フィル・コールソンを暗殺するよう指示される等、普段と違うキャップに疑問を抱きながらも任務を遂行していくが、やがて居候先のシールド捜査官が彼の異変に気付いてしまい・・・。 ---結果、今まで築き上げようとしてきた贖罪、シールド捜査官一家との家族ぐるみの付き合い、ヒーローとしての再起の道も全て断たれる事となる。 ---- **能力・技能 -ヒーリングファクター --ウェポンXによって付与された能力。老化耐性も持っている。 -強化身体能力 -異常精神 --ヒーリングファクターの副産物。癌による脳細胞の破壊と再生が繰り返されるため、常に精神に異常を来している。 --精神異常により、その行動は予測不可能であり、サイキック・テレパスに対する耐性をも持ち合わせている。 -傭兵としての技術 --マーシャルアーツ・銃・刀に習熟。また、多くの言語を使いこなす。 -テレポート装置(現在は所有していない) --ケーブルが使用するテレポート装置とシンクロし、強制的に同じ場所に転送される時期もあった。 -不死の呪い(サノス) --死の女神デスとの仲を嫉妬したサノスにより、死ねなくなる呪いをかけられている。ヒーリングファクターも加えると、その不死身さはあのウルヴァリンすら凌駕しかねないほどのもので、文字通り粉々になっても復活する事がある。 --それどころか切り落とされた腕や足や胴体や頭(!?)がくっ付いて、もう一人の邪悪なデッドプールが発生したりしている。 -第4の壁の破壊(コミックのお約束や文法を無視) --「第4の壁」とは舞台の用語で、「(舞台から見て)演劇には右の壁、左の壁、後ろの壁の他に『前の壁』がある」という意味。 --つまり、演じている間はお客さん側も「壁」であり、お客さんはそこにいないという前提で役者は演じている。 --漫画でも同じく、登場人物は読者=お客さんはいない、作品世界こそが唯一の世界という前提で話を進めているが、デッドプールはこの「お約束」を破り、読者の存在を知っている…というキャラなのである。 --なので、平気で読者や作者にツッコミを入れたり、自分がコミック世界の住人であることに触れたりもする。 ---『マーヴルvsカプコン3』の勝ちポーズでこちら側に向かってくるのは、この演出を再現したものである。 ---同作では体力バーで殴り、ハイパーコンボゲージで相手をホームランするという『4.W.C』という技さえもある。 --デッドプール自身が狂気に冒されているため、周囲からはまともに受け取られてはいない。 ---- *登場作品一覧 -主役 Deadpool(Vol.1)(ミニシリーズ) [[Deadpool(Vol.2)>刊行誌:DEADPOOL(Vol.2)]] Agent X Cable & Deadpool Deadpool(Vol.3)(2008年-) Deadpool(vol.4) -単行本 Deadpool: The Circle Chase Deadpool: Sins of the Past Deadpool in Mission: Improbable Wolverine/Deadpool: Weapon X Cable & Deadpool 1: If Looks Could Kill Cable & Deadpool 2: The Burnt Offering Cable & Deadpool 3: the Human Race Cable & Deadpool 4: Bosom Buddies Cable & Deadpool 5: Living Legends Cable & Deadpool 6: Paved With Good Intentions Cable & Deadpool 7: Separation Anxiety Deadpool Vs. The Marvel Universe Wolverine Origins 5: Deadpool Deadpool 1: Secret Invasion Deadpool / Thunderbolts : Dark Reign Deadpool 2: Dark Reign Deadpool 3: X Marks The Spot Deadpool 4: Monkey Business Deadpool Classic 1 Deadpool Classic 2 -翻訳本 シビル・ウォー:X-MEN ユニバース デッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウス デッドプール/パニシャー・キルズ・マーベルユニバース デッドプール:スーサイド・キングス デッドプール:デッド・ヘッド・リデンプション アイデンティティ・ウォー:デッドプール/スパイダーマン/ハルク デッドプールVS.カーネイジ デッドプール:モンキー・ビジネス デッドプールの兵法入門 X-フォース/ケーブル:メサイア・ウォー vol.1 X-フォース/ケーブル:メサイア・ウォー vol.2 ケーブル&デッドプール:青の洗礼 ベスト・オブ・デッドプール デッドプール・キラストレイテッド/デッドプール・キルズ・デッドプール デッドプール Vol.1:デッド・プレジデント デッドプール Vol.2:ソウル・ハンター デッドプール Vol.3:グッド・バッド・アンド・アグリー デッドプール Vol.4:デッドプールvsシールド デッドプール Vol.5:ウェディング・オブ・デッドプール デッドプール Vol.6:オリジナル・シン デッドプール Vol.7:アクシス デッドプール Vol.8:オール・グッド・シングス デッドプール SAMURAI (WEBコミック) ---- *メディア展開 **実写映画 -ウルヴァリン: X-MEN ZERO --ライアン・レイノルズがデッドプール役を務める。 ---ただし、あまりにもコミック版とかけ離れたキャラだったのでアメリカでは大不評。 ---コミック版のデッドプールが映画版のデッドプールを惨殺するファンアートまで作られた。 ----そして映画『デッドプール2』EDにて、ケーブルのタイムマシンで都合の悪い過去を改変して回っていたデッドプールがそのX-MEN ZEROのデッドプールと『グリーン・ランタン』出演のオファーを受けて喜んでいたライアン・レイノルズを射殺!公式からも事実上黒歴史扱いされることに・・・。 ---デッドプールになる前の傭兵(ウェイド・ウィルソン)は比較的コミック版に近い。 --『マーヴルvsカプコン3』では「(ウルヴァリンを倒すのに)オプティックブラストなんていらない」という皮肉のようなセリフも用意されていた。 -デッドプール --デッドプールの主演スピンオフ。引き続きライアン・レイノルズがデッドプール役を務める。 --告知自体はかなり早期(2009年)に出ていたが、音沙汰が無いまま長い年月が経過。 ---ファンをやきもきさせ続けた後の2014年、テスト用の映像が流出。版権獲得から16年が経過した後の2016年、ようやく劇場公開。 --R指定作品。ご家庭でのご視聴の際は連発するシモネタにご注意を! -デッドプール2 --ストーリーの繋がった続編。未来からの暗殺者・ケーブルが登場。コミックとは違う形で新チームも結成される。 --制作費が倍増。派手なアクションシーンが増えている。(一応)X-MENに保護され、登場キャラクターも増加。 --R指定作品だが、後にPG-13版も制作された。そちらは日本国内では配信のみ。 **アニメ -X-MEN(90年代版) --本人は出ていないが、変身能力を持つモーフがウルヴァリンを動揺させるために次々違う姿に変身する場面で一瞬だけデップーに変身。 -ハルクvsウルヴァリン(OVA) --ハルク捕獲に動くウルヴァリンと対立するチームの一人として登場。 -X-MEN(マッドハウス版) --最終回でワンカットのみ静止画で登場。セリフ無し。 -アルティメットスパイダーマン 第41話 「アルティメット・デッドプール」に登場。 --スパイダーマンと組んでタスクマスターと戦う。 -ディスクウォーズ・アベンジャーズ 第27話「禁断のヒーロー登場?」に登場。 --日本製フィギュアを発売してもらうべく、アベンジャーズ入りを狙う。 CV:子安武人 --30話「クリス 決断の時」に再登場。ギャグキャラだった前回と違い、シリアスな傭兵としての側面を見せる。 ---キャラクター人気投票・ヒーロー部門においてアベンジャーズメンバーを押さえて1位を獲得した **小説 **ゲーム -『X-MEN LEGENDS Ⅱ Rise of Apocalypse』 --ゲームクリア後、プレイヤーキャラクターとして使用可能 -『マーベル:アルティメット・アライアンス』(1&2) --プレイヤーキャラクターとして使用可能。 --Weasel, ブラック・ウィドウ、S.H.I.E.L.D.エージェント、ジャービス、 エンシェント・ワン、ハンクピム、ヴァルキリー、ニック・フューリー、ブラックボルト、アーケード、ダークスパイダーマンに対して会話イベントあり。 --声が非常に強力な音波になっているブラックボルトを意地でも喋らせようと試みる。 --レベルアップ時にはウルヴァリンの口癖「俺の右に出る者はいやしねえ」をパロった「俺の右に出るウルヴァリンはいやしねえ」というセリフを言う。 --※一作目は日本語版も発売されているが、音声は英語のため、数々の彼の軽口を原語で楽しむ事ができる。ターラー -『Marvel vs Capcom3』 --プレイヤーキャラクターとして初参戦。このゲームでもやりたい放題で、戦闘中に鼻歌は歌うわSHORYUKENするわ(コミックでも実際にやった、なおShoryuken!と言いつつ実は上げる足が左右逆でアパカッになっている。ミスではなく原作再現なので仕方ない。)、体力&スパコンゲージ掴み出して鈍器に使うわ、バンバンバンとか言うわテレポート失敗するわ、勝ったらプレイヤーに文句言うわ、ムービーでカッコよく決めた後にモリガンに肛門を(アッー!)されるわ、デッドプールらしさ全開な模様。 --声優は Hulk vs. Wolverineからの続投で、ノーラン・ノース氏。 --続篇のUltimate Marvel vs Capcom3では、ダウンロードコンテンツとして、ケーブル風コスチュームが登場した。 -『MARVEL HEROES』(サービス終了済み) --MMO RPGゲーム。サーバーラグやチートコードを技として習得したり、動かないプレイヤーがいると「誰か離席してるなぁ?」と発言したり、相変わらずである。 --人気キャラにもかかわらず、順次行われるキャラの全面改修がなぜか最後だった。 ---SPゲージの代わりにデップーの顔(Awesomeゲージ)が配置され、全ての技が消費0になったり、無消費でテレポート移動できるクセになぜかスクーター移動技が追加されたり、増々アレな感じになった。 --海賊や保安官等様々なコスチュームがある他、コス扱いで別人であるテップーザキッド、レディ・デップーも使える他、ペット枠でヘッドプールまで実装されていた。 --声優はMVC3からの続投でノーラン・ノース。 -『Deadpool』 --ついにデッドプール主役作品が登場。 --Comicon 2012にて本人が会場に現れ拡声器でジョークをまくし立てて徘徊。 ---別のゲーム(というが実はかつてスパイディとともに戦ったヒットモンキーを主人公にしたという架空のゲーム)を発表しようとしていた製作スタジオのブースに乱入。 ---「HIGH MOON STUDIOSは俺が買い取ったぜ!ザマァ!」と勝手に自分のゲームの宣伝を始め、ファンを沸かせた。 --公式サイトは本人がデザインしたフリーダムなサイトになっている。 --声優はやはりノーラン・ノース。 --序盤で自己演出をして製作陣にグラフィックで予算を使わせすぎる事に成り、所々「安く」つきそうな演出がシナリオ内にある。 --ゲーム性やシステム面での作り込みは甘く、ゲーマーからの評価は低い。結構な頻度でSteamで投げ売りもされている。グラボ起因の盛大なバグもアリ。 --使い捨てマローダーズ、使い捨てMrシニスター…… -『ディスクウォーズ:アベンジャーズ 魂ロワイヤル』 --データカードダスゲーム。第2弾アメイジングレアとして登場、続く第3弾にも登場する。 --カード登場後、本編にも登場。日本製のかっちょいいフィギュアを出してもらいたくてアベンジャーズに入ろうとした。声優は子安武人。 --子供向け番組だからと子供を活躍させる事に愚痴ったり、原作にない設定にケチを付けたり、相変わらずノリノリであった。 ---- *関連キャラクター **ヒーロー -ケーブル --腐れ縁で相棒となったが、割と本気で仲がいい。当人からも「お前とは戦いたくない」と思われている。 -ウルヴァリン --時には本気で殺しあう仲だが、互いに不死身であるためか、極めて好意的(デップーからは)。 --映画「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」の件をネタにちょくちょく弄る -ドミノ --傭兵仲間で腐れ縁。サイクロップスに頼まれて彼のお目付け役になった事も。 -グレートレークス・イニシアチブ --超人登録法で国家のエージェントとなったデップーが、真っ先に逮捕に向かった相手だが、彼らは登録チームであり、事実無根の襲撃だった。 --チームには彼の恋人だったビッグバーサもいる。 --ちなみに、デッドプールはビックバーサの太った姿がお気に入りである。 --彼らとの戦いでは他の全員をのしたあと、スクィレルガールにフルボッコにされるのがお約束になっており、デッドプールは彼女を苦手としている。 -スパイダーマン --デッドプールが一方的に友人だと思っている。 ---周りの普通の人は、スパイディーとデップーのコスチュームがよく似ていることから、仲間とみなしている。デップーはコスチュームが似ていることに気付いている。 --また、デッドプールはピーターがメフィストと契約した事を知っている唯一の人間である。 --同人界隈ではよくカップリングされるが、公式ではそんなに縁は無い。 ---が、2015年、ついに二人のチームアップ誌が登場。公式が認めた…!? -レディー・デッドプール(ヒーロー?) --earth-3010にいたデッドプールの女性版。本名:ワンダ・ウィルソン(Wanda Wilson)。 **ヴィラン -タスクマスター --ヴィランというよりはただの腐れ縁に近い。オズボーンがアベンジャーズをのっとった際、デッドプールはオズボーンに不満を抱き、抗議したが返り討ちにされかけ、タスクマスターと手を組んだことがある。この際デッドプールはタスクマスターに自身の予備のタイツを渡して、自分に成りすまさせた。 --2人そろったため、偽物だということがばれたが、正体がタスクマスターであるということまではばれなかった。このときデッドプールはサンダーボルツに首を切られたが、蘇生している。 --サンダーボルツを打ちのめした後、デッドプールはタスクマスターとともにオズボーンのキャッシュカードを盗み、ATMから大金を引き出した。 --彼の行動模写能力ではデッドプールの予測不能な行動までコピーできず、デッドプールに対し「気を散らす達人」と評している。 --(異次元だが)「デッドプール・キルズ・マーベル・ユニバース」で、最後までデッドプールを追っていたのがタスクマスターである。 -T-RAY --一時期、存在を無かった事にされるも「しったことか」と復活。 -シクラー --妻。ドラキュラから寝取ったサキュバスの女王。 **その他 -ウィーゼル --スパイダーマンの高校時代のクラスメートでもある科学者。デッドプールのお気に入り。 --スパイダーマンのヴィランっぽく、ウィーゼル(セイウチ)のパワー、スピードなどを持つとされる。 --しかし、一般にセイウチのイメージは「ずんぐりむっくり」であまりよくない(北米版のドラえもんの紹介で、「まるでセイウチみたいだ」と言われる)。 -ボブ --通称ハイドラ・ボブ、HYDRAの戦闘員。ビルという彼そっくりな戦闘員がA.I.Mにいる。 --赤鼻で、冴えた奴にはみえない。 -コピーキャット/バネッサ・カーライル --ミュータントの超能力まで写して変身できるミュータント。 --デッドプールが超能力を持つ前からの恋人。いろいろな経緯があって、ケーブルを暗殺するためドミノに変身してX-Forceに潜り込んでいた。 --映画「デッドプール」では普通の人間として登場。同じくデッドプールの恋人。 -デス --死を司る女神。彼女から惚れらている、備考の記述も参照。 ---- **備考 -不死の呪いは彼が死亡し、死後の世界に行った際あまりにもデスとラブラブだった為、嫉妬したサノスが二度と会えないように死ねない呪いをかけた、というもの。 --だが、その後も何度か二人は会うことがあったらしい。 -ネバーランドに突入し、マイケル・ジャクソンと競演した事もある。 -女優ビアトリス・アーサーの熱烈なファン。「最もセクシーな女優はハルベリー」と聞いて「ビー・アーサー!!」と叫んで激昂した事もある。 --映画デッドプールでも「欠かせない」として、彼女の顔のプリントTシャツ(版権使用料が超高額…)を着ている。 -クリード(バンド)が大嫌いである。 -性的指向は、男女や年齢など関係なく好きになる「オムニセクシャル(あるいはパンセクシャル)」である。 --これは脳の細胞が不安定で、どのような感情でも湧くので、思いつきで恋愛感情を持つため。 --なお、vol.4の27話でモンスターメトロポリスの女王シクラと結婚している。 -MAX版(成人向け)のデッドプールのコミックスがある。CIAのエージェント、ハイドラ・ボブが敵のボスに近づくため、ゲイの恋人となるとか。 -DCコミックス公認でのデスストロークのパクリキャラである。 --隻眼でないことを除けば、本名(デスストロークはスレイド・ウィルソン)や刀の差し方などが似ている。またデスストロークの改造人間の設定ももらってきている。 --デッドプールの制作陣が、キャラクターに人気が出るようにと、こっそり親戚にしたらしい。 --ちなみにDCの2006年のスーパーマン/バットマン・アニュアルに、「アース3のデスストローク」として、デッドプールそっくりの「口数の多い傭兵」キャラクターが登場している。 ---アース3はキャラクターの善悪が反対になっており、ブルース・ウェインを殺そうとしたデスストロークに対して、ブルース・ウェインを守ろうとしている。 -ギャラクタスのヘラルドになったことがある。 -マーベル・ユニバースのヴィランを描いたカードの監修をしている。 --このカードのセットを、スクィレルガールが持っており、知らないヴィランが出ると参照していた。 --コレクタブルカードらしく、スクィレルガールの持っているレアカードがウィップラッシュに真っ二つにされて怒りくるった。 --豆知識が書いてあるらしい。「Dr.ドゥームは学位を持っていないので、本当はドクターじゃない」とか。 -デッドプールという名前は、「ダーティハリー5(原題 The Dead Pool)」からとった。 -メキシコ料理のチミチャンガ(油でしっかり揚げたブリトー)が好物であるとされる。 --特に名前の響きが気に入っているように描かれている。 --映画では、復活したバネッサ・カーライルがチミチャンガの移動販売店を開いていた。 --しかし作家陣は、チミチャンガへの偏愛はジョークであり、本当はあまり気にしていないと表明している。 -ウシ恐怖症と、ピエロ恐怖症である。

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