概要
- 初登場:Captain America Comics #1(1941年)
- ウィンターソルジャーとして:Captain America(Vol.4) #1(2004年)
- ニュー・キャプテンアメリカとして:Captain America(Vol.4) #34(2007年)
- クリエイター・アーティスト:ジョー・サイモン、ジャック・カービー
ウィンターソルジャーとしてのバッキーは2005年以降の比較的新しい後付設定である。
本来は生き返ってはならないキャラクターであり、復活当初は非難も多かったらしい。
Captain America(Vol.4) #34(2008年)からは新たなキャプテンアメリカとなる。
当初は市民に偽者扱いをされていたが、自分を非難していた上院議員を救出したことで新たなキャップと認められた。
設定
プロフィール
- 本名:ジェームス・ブキャナン・バーンズ James Buchanon Barnes (バッキー・バーンズ)
- 別名:ウィンター・ソルジャー、キャプテンアメリカ
- 種族・人種:地球人・アメリカ人
- ホームタウン:
- 参加チーム:アベンジャーズ(2010年度以降)、ニューアベンジャーズ、インベーダーズ(第二次世界大戦時)、ソ連軍(冷戦時)
経歴(第二次世界大戦時):
オリジン
- 軍人だった父親がクリスマスの直前に死亡、彼は基地で育てられることとなった。
- 彼には暗殺者としての才能があり、特殊な訓練を受けることになる。
- 16歳でキャプテンアメリカと出会う。
仲間
- そして彼はスティーブ・ロジャースと出会い、彼のサイドキック(相棒)になる。
- 同じ基地にいたスティーブ・ロジャースがキャプテン・アメリカに着替えるところを見てしまい、この秘密を誰にも話さないかわりにサイドキックとして活動することを許された(コミックの設定)。
- また、ネイモア(サブマリナー)や初代ヒューマントーチのトロらとともにナチスと戦うチーム、インベーダーズも結成している。
- ニック・フューリーやダムダム・デュガン、ウルヴァリンとも大戦中に会っている。
行方不明
- 大戦末期、キャップと共に、ナチス幹部バロン・ジーモの無人爆弾飛行機を止める為に乗り込み、洋上で爆破して二人は行方不明となる。
- この時、キャップは誤って飛行機から手を離してしまい、爆発には巻き込まれていなかった。
- だがバッキーは爆弾を解除する為に最後まで残り、爆死した…とされた。
経歴(冷戦時):
- 爆死したと思われていた彼の死体は、自国にスーパーソルジャーが欲しいソ連の潜水艦によって秘密裏に回収された。
- 回収されたバッキーはスーパーソルジャーでこそなかったが、類まれなる暗殺者であり、アメリカに対する最高の皮肉でもあることからウィンター・ソルジャーとしてソ連のために暗殺任務に従事することとなった。
- また、脳に負った傷により、彼には一切の記憶が残っていなかった。
経歴(現代):
レッドスカル暗殺
シビルウォー、スティーブ・ロジャースの死
- シビルウォーでは、ニック・フューリーの命を受けて暗躍していた。
- また、クリスマスイブにはヤングアベンジャーズとも遭遇している。
ニューキャプテンアメリカ
ニューアベンジャーズ
- スティーブの家を隠れ家に、THE HOODなどのオズボーン勢力と戦う。
フィアー・イット・セルフ
後付設定など:
キャップ、バッキーの殺人
- 80~90年代の一時期には「大戦中も含めて、彼らは一度も人殺しをしていない」という設定があった。
- しかしこれにはリアリティが無いとして、現在のライターのエド・ブルーベイカーがこの設定を無くしてしまった。
- よって現在は「大戦中は戦争なので仕方なく殺していた。復活後のキャップは誰も殺していない。」という事になっている。
バッキーの死
- バッキーはブルーベイカー(前述)が幼少時より彼の死に疑念を持っていたことにより(ベンおじさんやグエン・ステーシーと違い、バッキーはコミック劇中に死ぬ場面が存在しない)、ウィンターソルジャーとして復活することになった。
- シルバーエイジには、レギュラーキャラとして登場する訳ではないが、キャップの心に残る過去の傷としてキャップのキャラクター像を形成する大きな要素となっているキャラクターであった。
- それもあって何かと「実は生きているかも」的な展開が出てきていたのも、その位置付けの故だろう。
レッドルーム
- ソ連に洗脳され、レッドルームで働いたことになった(ワスプ(ナディア))。
- ナディアの記憶に「肩に赤い星をつけた男」のことが残っている。
- 現在は、当人の洗脳が解けて記憶が残っていない。
能力・技能
- 諜報員兼暗殺者として培われた、高いスパイ技能や戦闘技術。
- キャプテンアメリカと異なり、銃やナイフを使う。
- サイバネティックアームの義手は強力な武器とも防具ともなり、EMPサージを放つ事も出来る。
- 義手の肩には赤い星(ソ連のマーク)が描かれている。
登場作品一覧
メディア展開
実写映画
- キャプテンアメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
- 設定がスティーブと同年代でスーパーソルジャーになる前からの親友に変更されている。
- キャプテンアメリカ/ウィンター・ソルジャー
- タイトルの通り、ウィンター・ソルジャーとして登場。ヒドラの尖兵としてキャップと戦うことに。
実写ドラマ
- ファルコン&ウィンターソルジャー
- バッキーとして登場し、サムと共闘している。ウィンターソルジャーだった自分に苦しんでいた。
アニメ
ゲーム
- Marvel Ultimate Alliance(2007年 インターチャネル・ホロン)
-
MARVEL HEROES
(2013年 Gazilion)
- プレイヤーキャラクターの一人として2015年に追加された。射撃スキルとサイバネティックアームスキルを使い分ける。
関連キャラクター
ヒーロー
- キャプテンアメリカ(スティーブ・ロジャース)
- ニック・フューリー
- 友人? 大戦時からの知り合いで、バッキーが記憶を取り戻してからは諜報活動を依頼したり、義手をバージョンアップしたりとギブ&テイクの関係。大戦時にはバッキーにポーカーでだいぶ負けていた様子。
- ファルコン
- 友人。バッキーにポーカーで負けた人その2。が、ピンチになるとちゃんと助けてくれる良いひと。
- アイアンマン
- スティーブの遺書を渡し、ニューキャプテンアメリカのコスチュームを共同制作。
- ブラックウィドウ
- 恋人兼相棒。旧ソ連時代(ウィンターソルジャーだった時代)には教官的な役割をしたこともあった。
- リッキー・バーンズ
- REBORNユニバースのバッキー。オンスロート・リボーン事件で616世界に流れ着いた。現在はバッキーではなくNOMADのコスチュームを着ている。
ヴィラン
- レッド・スカル
- Captain America Comics #1以来の宿敵。実は同号の中で一回死んでるが、後に影武者という後付け設定が作られた。
- 現在はルーキンの肉体を乗っ取っている
- アーニム・ゾラ
- Dr.ファウスタス
- グランドディレクター
- アレクサンダー・ルーキン
- ソ連、ロシア時代の上官
- 現在はレッドスカルに肉体を乗っ取られている。
- バトロック・ザ・リーパー
- 組織や兵器によらず肉体によってキャップに挑む古参の敵。
- A.I.M.
- ハイドラ
その他
最終更新:2021年06月19日 15:28