はじめに


どうもこんにちは。青山学院大学文学部史学科の及川だ。
私は大学一年の夏休みにカンボジアをおよそ一週間(2016年8月3日~11日)一人旅をしてきた。この一人旅を記録しない形で残すのは少しもったいない気がしたので紀行を書いてみることにした。文才はないかもしれないけど赦してほしい。

 まあ高校時代からバックパッカーとしての一人旅に憧れがあって、大学生になったらアルバイトをしてお金を稼いで絶対にやろうと決めてたんだよ。 第一志望校だった青山学院大学に合格したら兄貴にバックパックを買ってもらう約束もして、私は偏差値54の高校内で勉強しまくって合格を果たしたわけだ。兄貴は約束通り、グレゴリーのバックを買ってくれたね。

 さてさて、まあ自分の金で旅をしようと決めてたんで非正規雇用労働をしなければならなっかたのよ。客層の悪いマクドナルド明大前店ではたらいたよ。まあ旅が終わった後すぐ辞めたんだけどね。


なぜ行き先がカンボジアか?と疑問を抱くかもしれない。 私はもともとインドに夏休み行きたかった。でもお金と時間に余裕がない。じゃあ物価も安くて短期間で回れるカンボジアに決めたってわけだ。アンコール遺跡という目玉の観光地もあるしね!行くと決めた都市はまず首都のプノンペン。そしてちょっと田舎のコンポンチャム。最後にアンコール遺跡のあるシェムリアップ。どれも素敵な場所だったな。うん。

特筆すべき持ち物

  • 村上春樹 「海辺のカフカ」上下巻どっちも
  • 地球の歩き方「アンコール・ワットとカンボジア」僕のバイブル


第零話

 8月2日のヒッチハイクレースを終えた私はすぐに福岡から東京へとんぼ返りして、3日23:45分発クアラルンプール行きの飛行機に乗るために羽田へと向かった。大きなリュックを背負い、近所の武蔵家のラーメンを食べて、品川から京急で向かうわけよ。天空橋あたりで本当にドキドキしちゃったね。はい。
羽田空港国際線ターミナルに到着し、チェックインを済ませて搭乗口へ向かう。出国手続きを終えた時、「ああ、ついに始まるんだな。」て思った。この旅でもしかしたら命を落とすかもしれないという不安と、見たことない世界への期待を抱きながら私はエア・アジアXの飛行機に乗り込んだ。窓側の席だった。誰が隣だったかは、もう覚えてない。ただ、空港の光、近くのビルの光。それらが私の旅にエールを送ってくれてるようだったね。そうして飛行機はトランジット先のクアラルンプールへ旅立ったんだ。


最終更新:2017年07月30日 23:55