2017/11/25(土)
この日は本来は例年通り山手線一周レースを行いその後引き継ぎ式をする予定だった。しかし数日前にAbemaTVから出演のオファーが流れ込み、急遽引き継ぎ式を行わずレース後にそちらの生放送に参加するという形になった。

当の内容はというと、お笑い芸人の田村淳が100日で青学合格を目指す『田村淳の青学一直線』という番組内で、青学のキラキラサークルを紹介するというもの(なお当サークルはキラキラとは一切無縁であり対極である)。そして計8人の野宿メンバーが集まり、撮影現場へと足を運んだ。

現場へ着くと制作スタッフらしき方に楽屋へ通され、台本を渡された後一連の流れの説明を受ける。その後リハをするということで、会場へと案内される。

会場へ着くと、その規模の大きさに圧倒される我々。スタッフや業界人、加えて大勢の他サークルの人々に囲まれ、まるで異世界に迷い込んでしまったかのような感覚に襲われる。緊張感が伝わって来る。

いざリハーサルが開催されると、他のイケイケサークルに圧倒される我々。筆者はもう怖くて不安でしょうがなかった。一通りリハが終わると、少しの休憩時間が設けられた。筆者がこれだけ緊張しているのだから、会長の及川はもっと緊張しているだろうと思って声をかけると

「僕平場強いんで」

なんとも心強い言葉が返ってきた。流石お笑いで場数を踏んできたという感じである。緊張で手が固まっていた筆者もこれにはやるしかないと腹をくくり、いざ本番を待つ。

「淳さん入られまーす」

スタッフの声が響くと田村淳が現れた。会場に緊張が走る。

「本番1分前ー!」

数分前まで賑やかだった会場が不気味な静けさのようなものに包まれる。

「これが生放送か」

固唾を飲みただ時が流れるのを待つ。30秒前、10秒前、5秒前------







「さあ始まりました、田村淳の青学一直線。今夜は番組二回目の生放送で...」
最終更新:2017年11月27日 18:35