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女性は、やりたいことをやるために社長になり
男性は、社長になるために社長になる。


どっかのなんかのセミナーのあとの座談会みたいな場で
言われたせりふ。


今回、一番苦戦したロゴデザインなんですけど
一番最後に見積もりを取った会社は、とっても変わっていました。

と、言うのも、代取の男性は全然違う会社の会社員だったのです。
当然社員1名のデザイン会社。
「やりたいことはなんでもやっちゃえ。って思って」
というせりふまでは感心してたのですが・・・・。

まず、副業だからだろうけれど
見積もりおよびサンプルが出来上がるまでに他社の2-3倍の時間。(早いところは2日くらい)
で、出来たサンプルはとくにこれといったオリジナリティも
才能も感じない凡作。というか手抜き。

極めつけは、今回何社もサンプル頼んで
先方からは一度も言われたことがなかった
「サンプル作成料」の請求。
(払うべきだと感じた会社には
こちらから、お支払を申し出ています。
そして全ての会社から、発注にいたらなかったので、と
お支払の申し出を断られました。)

あぁ、この人のやっていることは
「会社ごっこ」なんだなと。

ものすごい競争、競合の分野なのに
才能もとくにない、人手があることで実現できる早さや安さもないし。。
やはり、リスクをとらずにあまーい気持ちで仕事をしているのが
見事に出ているんですよね~。
本来プロとしてお金を取れる仕事をしていないんです、要は。


少し前に、女性起業家のほうが、男性起業家よりも廃業率が高い、というニュースを読みました。

これは、女性が気軽に起業するわけでも
根性がないからでもなく
「自分がこれ以上進んでも、周りに迷惑をかけるだけだ」
という撤退の勇気を、男性は持てず、女性は持てる、
その差なんじゃないかなと、思います。

社「長」(社長に限らず、院長でも代表でもなんでも、上の立場であること)
であることを辞められず、諦められず
その仕事はもはやお金をもらえる価値を生み出していないことを
認められない、気付けない人、気付きたくない人、
(引退の時期を見定められない人も含め)
周囲に一人くらいは思い当たりませんか?

でも、余計なお世話かもしれないけれど
「相手に喜んでもらえる仕事」が
出来ないことは、ムナシイんじゃないのかなあ。って。
第一、生じるお金が次のお金を生まない、いわば死に金なんですよね。
そのお金からは腐敗臭しかしないから
あとはもう負の連鎖というか。
私はただただお金になりさえすればいいなんて、
思えないんですよねー。
お得意のキレイゴトですが。

男性の経営者が全てそうだは言いません。
女性の中にもただ上に立ちたいがために「長」を
やりたがる人もたくさん居ます。

批判がしたいわけではありません。
他人のフリみて我がフリ直せ、
自分を客観的に厳しく評価する勇気を、
いつまでも持てますように。


カテゴリ: [ごっこ] - &trackback() - 2007年05月01日 19:39:04
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最終更新:2007年05月01日 22:38