ハリー・ウー氏講演会 中国の「労働改造所」の実態


無事終了しました。
中国のラオガイについて、貴重な講演を頂きました。
講演内容は以下の動画をご覧ください。






中国の強制労働収容所である労働改造所(労改:ラオガイ)についての講演会を行います。
無賃で、劣悪な環境下で強制労働を課せられている人々は、中国全土で数百万人いると言われ、国家に莫大な利益をもたらしています。
ご自身も19年間投獄された、アメリカ在住の人権活動家のハリー・ウー氏(呉弘達氏)にご講演頂きます。氏が創設された「労改基金会」の働きにより、欧米各国では「ラオガイ(laogai)」の単語とともに、その実態が広く知られるようになりました。
皆様のご参加お待ちしております。



日時:4月22日(木)19:00 - 21:00
 基調講演:ハリー・ウー氏(中国語表記:呉弘達氏 在米人権活動家 米国「労改基金会」創設者)
 コメント・質疑応答
資料代:1000円

場所:新宿区落合第一地域センター 3F 第一集会室
 東京都新宿区下落合4丁目6-7  03-3954-1611

主催: ウイグル問題を考える会
協力:日本ウイグル協会、アジアと中国の民主主義を考える会

配布用チラシはこちら
英語版はこちら


当日配布した資料は、http://laogai.org/our_work/laogai を日本語訳したものです。
こちらをご覧ください。


中国の独裁政権は、強権と恐怖によって維持されている。中国共産党政府に異議を唱える者には不当に逮捕、拘禁、死刑などが行われてきたが、その中でも「労働改造」制度が果たした役割は大きい。
「労働を通して更生する」という刑事罰により送られるところが「労働改造所(労改・ラオガイ)」であり、60年間に5千万人もの人々が拘禁され強制労働を課せられてきたと見られている。現在でも千箇所、数百万人の人々が苦しんでいると推定されている。
労働改造所では、収容者はほとんど無賃で、劣悪な環境下で、収容所内の農場や工場などで働かされている。現在は「監獄」と名を変えているが、実態に変化は無い。普通の国の刑務所などと異なり、労働改造所での強制労働は中国政府にとっては「儲かるビジネス」となっている。
また労働改造所は、一般企業のような企業名を持ってビジネスをするため、我々日本人も気付かぬままに強制労働によってつくられた商品が輸入されて、市場に出回っているのである。

今回の講演会は、労働改造所に19年間収容され、その後アメリカに亡命されたハリー・ウー(呉弘達)氏に、その実態について語って頂く。
ウー氏は「百花斉放百家争鳴運動」で中国共産党を批判したため、1960年に23歳で投獄され、鉱山や農場などでの強制労働を強いられた。1985年に渡米、教職に就いた後、人権活動家として活動を始め、何度も中国に潜入し、調査を続けている。1992年に「労改基金会」を設立し、中国の強制労働や、中国で行われている広範な人権侵害についての情報を集約し、発信している。

ソ連の「グラーグ(強制労働収容所)」やナチス・ドイツの「KZ(強制収容所)」などについては、国際社会は人道的な観点から非難をしてきた。ウー氏の働きにより、中国の「労改(laogai)」も次第に浸透し、英語など各国語の辞書に載るようになってきている。
日本に於いても「労働改造所」の名称と共に、強制労働の実態が広く周知されることを望む。



労改基金会(Laogai Research Foundation)のHP
http://laogai.org/