プレリリース


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黒絹を思わせる澄み切った冬の闇空の下、祝福の夜に賑わい躍る人と街並み
窓の外の四角く切り取られた夜景は、宝石箱のように煌めきで満ち溢れていた
「……聖夜か
昔は大嫌いだったんだがな……」
革張りのアームチェアに寛ぎスコッチを呷るギデオンの背、鈴を転がすような声がかけられる
「……あ、あの……っ
お風呂、上がりました……」
「おぅ、思ったより早かったな」
振り返った先、身を縮めるように立つのはギデオンと揃いのバスローブを纏う若い白人の女性
薄暗い部屋の中で艶やかに光る、僅かに湿りを残した淡い金の長髪
桜色に上気した肌、布地の落とす陰影が奥まった部分への妄想を掻き立てる
「その……お待たせしては、いけませんから」
羞恥か不安か、胸元を抱くような仕草で豊かな乳房が押しつぶされ、深い谷間が刻まれた
赤く染まった愛嬌のある顔、逸らされた大粒の瞳は月光のように神秘的な金色
ナナエル=リキテンシュタイン
ギデオンと志を同じくする仲間であり、清廉を旨とする気高い戦士であり、一回りも年下な口喧嘩の相手
そんな女性と今、ギデオンはホテルの同室で向かい合っている
奇妙な背徳感に、鼓動が速まり背筋が震えた
実感を求めて手を伸ばすと女らしい薄い肩がビクリと震える
頬に触れた手に重ねられる、熱く湿った小さな手のひら
親指に感じた桃色の唇の柔らかさに、知らず唾を飲み込む
「ナナちゃん……キス、しても良いかい」
「え……? ――んんっ」
返事を待たずに口づけると、戸惑うように震える儚い感触
「んっ……ちゅ……」
やがて受け入れるように開かれ、互いを包み吸い合う動きが生まれる
「ん、ん……んぁ……っ
――ぷはっ……はぁ……」
ナナエルの方から唇が離され、見下ろすと、そこに不安と期待が入り交じった表情
「……あの……本当に、するん……ですよ、ね……?」
見上げる揺れた瞳が妙に色っぽく、「あぁ……」という答えの言葉が喉に絡む
真っ赤になって俯いた娘の腰に手を回し、エスコートするのは数歩先のツインベッド
「はぅ……っっ」
土壇場まで来て緊張がピークに達したのか、羽毛布団の上に腰掛けたナナエルはまるで人形のように固くなっていた
「大丈夫、優しくするから……」
隣に腰を下ろし肩を抱く
再びの口づけを合図にしようと、俯く美貌に顔を寄せた
と、何故か突然「閃いた!」といった表情の淑女
「あ、あははは……
何だか熱いですねギデオンさん、少しお酒でも飲みませんか?」
「……は?」
「お酒は駄目ですか?
な、なら映画観ましょう映画
オンデマンドで好きなの観れますよ」
「いや、待て……」
「知ってますかギデオンさん
このホテル、枕選べるんですよ
私は低反発でギデオンさんは蕎麦殻♪」
「……予約したの俺だからな」
「じゃ、じゃあ私もう一回シャワー浴びてきます!
ほら、何だか汗かいちゃって……えへへ」
「……ナナちゃん」「あと……えーと、えぇっーと……」
「ナナエル」
名前を呼ぶと同時に肩を掴み、ベッドへと押し倒す
「ひゃ……っ!?
――……あっ」
自分の上に覆い被さる男の影に、穢れ無き乙女は小さく身を震わせた
強ばっていた童顔の中で不安げに瞳が揺れ――しかし、小さく頭を振って精一杯の笑顔に変わる
「ごめんなさい
私、つい嬉しくてはしゃいじゃって……」
掠れた声が嘘だと言っていたが、ギデオンは敢えて気づかない振りをする
「俺も嬉しいよ、ナナちゃん」
無理をしているのは承知していたが、「無理するな」などと言えば返って無理を通す気丈な娘だ
それにナナエルとは約束がある
ギデオンの前でだけは、弱いままの自分でも良いという約束
故に、ナナエルが大丈夫と笑うなら、ギデオンに出来るのは信じて応える事だけだ
「……しかし、これは」
腕の間から見上げてくる小さな姿に、ギデオンは唸る
危うげな光を宿す金の妖眼、広がり乱れた金の髪
それはまるで男を誘い堕落させる妖精のようだ
いつも隣にいた清楚な娘の女の部分を目の当たりにし、焦燥にも似た気が沸き上がってくる
「……こうして見ると、意外に色っぽいなナナちゃんも」
「意外は余計です!」
そっぽ向いた顔に「悪い悪い」と謝りつつ、顎に指をかけ無理矢理に唇を奪う
「んー……んちゅ……ふぃ……っ
……んんんっっ!?」
力の抜けた口へ舌を滑り込ませると、気持ち良さげに溶けていた目が見開かれた
「んんーっ、ふむっ……ちゅぷっ……んむー……っっ」
何か言いたげな様子だが、無理も無い
何しろ夕方にファーストキスを受け入れた彼女にとって、これは人生で三度目のキスなのだ
強ばる背中を撫でてやり、ギデオンは少女の咥内を舐めとるようにして探っていく
やがて縮こまっていたナナエルの舌を探し出すと、強引に擦り合わせ上下左右に弄ぶ
「――ンんっ……むぁ……ぷはっ……ちゅぷ……あふ……っ」
小さな舌が少しずつ応えだしたのを見計らい、今度は唾液ごと吸い込み唇と舌で愛撫していく
淑女の口の端から漏れる声が艶を帯び始め、小さな手が男の背中を彷徨う
「ふぅ、ぷふっ……んっ、ンぁ……ふぁ……ぢゅるっ……あぷっ……むぁっ……」
延々と互いを貪り合ってから、最後に咥内へ溜まっていた二人分の唾液をナナエルの中に流し込んでやる
僅かな躊躇の後、淫らに泡だった二人分の体液が潔癖性の淑女の中へ飲み込まれていった
「…………ん
……んっ、んくっ、こくっ……」
やがて名残惜しげに離れる唇
銀の糸が二人を結び、ギデオンの手で途切れた
「……ぷはっ……はぁ、はぁ……
……今のキス、何か変です……」
唇に指を当て、とろんと蕩けた表情で溜息を零す
「これが大人のキスって奴さ
どうだい、感想は?」
「よ、良く分かりません……
すごく恥ずかしくて……でも、何だか躰がゾクゾクして……んっ」
余韻に上せている隙に、頬へ、顎へ、更なる口づけを降らせる
眩しい程に白い喉を舌がなぞり上がっていき、形の良い耳たぶを甘咬みする
「んっ……駄目ですよギデオンさん……私、そこ弱くて……ひぁっ」
「それは何より……はぐ」
「や……ほんとに駄目っ……
……ふぁ……ピリピリする……ンッ」
耳の複雑な凹凸に唾液を塗り込んでいく度、拙い言葉で綴られた未熟な快楽が耳元に溶けていく
「胸、触るぜ」
「はぁ、ふわぁ……えっ?」
息を荒げているナナエルに一応断ってから、バスローブの合わせに右手を忍び込ませた
「あ、ストップ!
まだ良いって言ってませんっ」
「気にするな、時間の問題だし」
「何ですかそれ!
……んっ」
適当に言いくるめつつ、手のひらに触れる女性らしいまろやかな感触を味わう
みっちりと詰まった柔肉はギデオンの大振りな手でも掴みきれない程で、指を沈めると心地良い弾力で応えてくれる
「ナナちゃんのおっぱい、いつ揉んでも最高だな」
「んっ……いつも揉んでるのは……セクハラっ……ですよ……っっ」
「なら、今は揉んで良いんだな」
子供のように勝ち誇るギデオンに、ナナエルは諦めの溜息で返した
「い、今だけですからね……あっ……んんっ」
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