十六聖天外伝 ~ネッシーと湖畔の騎士の 終章~


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(きゃつらめ、この妾の弱点を突く的確な攻撃。なるほど、なかなか侮れんの…。甘ぅ見す
ぎておったわ。不覚じゃ)
「ネス子!隠れても無駄だよ。今の君は目はホオズキのように真っ赤で
背中には苔や木が生え、腹は血でただれ、8つの谷、8つの峰にまたがるほど巨大な龍 じゃ
ないか。隠れきれるわけないよ」
《…汝には別れの言葉を言ったはずじゃがの。何をしにきたのかえ》
「何をしにって… 友達が怪我してるんだ!それを見て見ぬふりなど、この湖畔の騎士たる
ジョン・ランスロットには不可能だよ!」
《…汝、妾が怖くないのかえ》
「ぶっちゃけ、めっちゃ怖ぇ」
「けどッ!君は怪我をしているじゃないか!どんな姿になってもネス子はネス子!僕の友達
で女の子だ!
これを使うんだ!そう、何を隠そう人類の英知が生んだ消毒液、マキロンさ!」
《…》
「えぇい。じれったいなぁ!クールに消毒するよ!つーか八つある顔のうち、どれに話しか
ければいいんだい。スーパーわかんねぇ!」
《染みる楠。人類の英知も馬鹿にはできんの。自然を破壊するだけではないという事か》

「そうさ。使い方さえ誤らなければ、どんな力も、知恵も、素晴らしい恵みをもたらしてく
れるんだ」
「よぉしッ これで消毒は終了だ!これで傷口が化膿する可能性はノーナッシングさ!」

《礼を言うべきなんじゃろうな。感謝するぞ、ジョン》
「良いんだ、ネッシー。いいや、ネス子。僕は騎士だ。友達や女の子を守るのが騎士の勤め
、スコットランド紳士の勤めさ
それに、僕は昔からネッシーの大ファンなんだ。これからもずっと守っていってあげるよ!

《そうか…。のう、ジョン。汝は妾を守ると言った。その言葉の真偽はどうあれ、妾はそな
たに感謝の印として、これを授けよう》
「これは…?なんだい。このクールな輝きは。どう見ても日本の最上大業物に匹敵する剣じ
ゃないか…」
《それはの。妾がかつて生み出し、そして妾と交流のあった騎士団に作った聖剣のうちの一
振り…》
《聖剣・アロンダイト…》
「まさか、これがあのエクスカリバーやガラティンと並び称された円卓の騎士の所持してい
たといわれている、あの聖剣なのかい!?」
「まさか、これがあのエクスカリバーやガラティンと並び称された円卓の騎士の所持してい
たといわれている、あの聖剣なのかい!?」
《左様。エクスカリバーと違って、アロンダイトのマスターは円卓の騎士・ランスロットし
かおらぬ。
 そしてアロンダイト、そやつはあまりに潔白すぎる性格故に自我すら芽生えておらぬ》

《見事、真の騎士に恥じぬ生を歩むがよい。そして汝がもし、アロンダイトに自我を芽生え
させるに相応しい人物になった時
また逢おうぞ》
「それってどういう… ネス子!まってよネス子! ネス子オォー!」
「うぅ…酷いよ。一方的すぎる…。だいたい、僕の身長に匹敵する剣を捻挫した足で持って
帰るなんてハードすぎる
家まで何十キロあると思ってるんだいネス子…」
「ううん、けど頑張るよ。またネス子に逢うために。そして真の騎士になるために…」
「よろしくね、アロンダイト。僕、頑張ってキミに相応しい立派な騎士になるよ!」
「そしてネス子!聞いてるんだろう?きっと君に僕はまた逢いにくる!約束だ…!」
―十年後
〈マスター。常に思うが卿の母上は破天荒すぎる。我は性を満たす道具ではない。柄をあの
ように使われては、困る〉
「ママめ…!またそんな事をしてたのか!あのママ野郎!通りで柄が微妙にチーズ臭いわけ
だよ!」
「…!恥ずかしいところを聞かれちゃったね。けど…僕は約束は守ったよ」
「久しぶりだね、ネス子」

クリムゾンブロウ曰く「この耳くそすげえ。マジでけぇ」
ブラックパイソン曰く「また奥深いコレクションが増えちまったな」
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