ガーリィトーク&チョコレート 第五夜


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interlude(a)
「…二人とも行ったみたい
さーて、後はサクッと隠し味を加えて素早く退散っと
そして明日…きっと次郎ならチョコの隠し味に気づいてくれるの
そして『実は私が勝手に…』と泣きながら謝る私を慰めてくれて、『むしろ感動したよ』とか言ってくれて
沙羅とデス子も感謝する中、私と次郎の顔は少しづつ近づいていって…キャーこれ以上はらめぇ!
ふ、ふふっ…さすがは私、完璧な作戦なのっ
それじゃあ甘党の次郎の為に砂糖、砂糖っと
て、砂糖切れてる――っ!!
ななななんでなのっ、何か他に甘い物、甘い物は!?
…はっ、そうなのっ
こないだ読んだ本に書いてたはず
心臓病のヒロインの台詞に「ニトロって甘いんだよ…?」って
そうと決まれば善は急げ、研究室からニトロ盗ってくるのっ」


interlude(d)
(くふふっ…私の完璧な演技で今、二人は厨房に居ない
つまり隠し味を加えるチャンス…!)
(そう…食材は発酵すれば美味しくなる
つまり究極の発酵食品である、このシュールストレミングは究極の美味)
(これで明日、隠し味に気づいたジロー達はわたしを褒めてくれるはず
そうすれば、もう不気味とか外道とか言われて仲間外れにされたりもしない…!)
(それじゃあ…どばぁ、と
て、うわ臭ッ!?
さすがにこれは危険すぎっ
何か臭いの消える…
そうだっ、いつも使ってるゾンビパウダーなら…)
(ヘヴィメタル、急工房からゾンビパウダー持ってきてー…ッ)


interlude(s)
「ふぅ、何とか二人を追い出しました
これで隠し味を入れられますよー
実はわたし、カンパニーに居た時に聞いちゃったのです
『カレーにチョコを入れると美味しくなる』って
という訳で、早速カレーだばぁ
……

なんだか、やたら水っぽくなった気がしますねー
…これ、固まらなかったらどうしよう…
…そしたら、わたし勝手な事したって怒られちゃいますよねっ?
そんなぁー…せっかくチョコを美味しくして、次郎さんに撫で撫でして欲しかったのに…
…はっ、そうです!
こんな時は、凝固剤で固めてしまえば問題解決じゃないですか
火薬庫のナパーム剤なら、主原料はパーム椰子だし身体に優しい!
やっぱりわたし、完璧な理性ですねっ」


結果として、チョコは完璧な仕上がりになった
そう、完成した物は見た目も匂いも完全にチョコレートだったのだ
だが、それを奇跡や神の思し召しなどといった言葉で呼ぶのは間違いである
何故ならそれは、こう呼ばれるべきものだからだ
『悪魔の罠』と
こうして、外見だけチョコレートに酷似した危険物Xは次郎に手渡された
その後、次郎が冥界から現世に帰還するまでの愛と激闘の日々が始まるのだが
それはまた、別の物語である

「ねぇ次郎、チョコ欲しくない?」
「わたしたち、三人で作ったんですよー」
「……食…べ……て……」

『ガーリィトーク&チョコレート』fin
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