オウプン家の兄妹・SIDE-B Dark

「見~つけた☆」

こんな薄汚いやつがお兄ちゃんの同類ってわけにね
クズにはゴミがお似合いだわ
あ~あ早くお兄ちゃんに逢いたいな
そして早く苦痛に歪むその顔が見たいわ
絶望に悶えるその声が聞きたいわ
早く逢いたいよお兄ちゃん




「もう飽きちゃった。そろそろ終わろっか☆」

アメイジング3から連絡が来た!
お兄ちゃんがこっちに向かってるって
早く情けない馬鹿面が見たいわ
壊れてないでしょうね?
お兄ちゃんを滅茶苦茶にしていいのはこの私だけなんだから!




「あれ、お兄ちゃん私にそんな口が聞けるの?弱虫で、引篭もりで、最低で、
どうしようもないくらいの落ちこぼれの癖に。ずいぶん偉くなったものじゃない」

あははっ変わってない、ぜんぜん変わってない
おどおどした動き
頼りない話し方
そして如何にも私を虐めて下さいと言っているようなその表情
ゾクゾクするわ
さぁ、どうやて苦しみと悲しみの唄を歌わせようかしら




「あーあ、しらけちゃった。熱いのってなんか好きじゃないのよ。もういいわ、私帰る。
楽しみは次まで残しておくわ。負け犬同士精々傷の舐め合いでもして頂戴。それじゃまたね☆」

つまらないわ
変に希望を持っちゃっているなんて
お兄ちゃんにはそんなもの似合わないのよ
私の為だけに苦しみ傷ついてくれないと困るわ
せっかく小学校のとき虐められるようにしてあげたのに
いいわ、これからゆっくり壊していけばいいのよ
肉体的にも精神的にもね
そうね今度逢ったときには目玉を貰おうかしら
そしてネックレスにしましょう
きっと綺麗だわ
いつまでも一緒にいられるしね
その時どんな声で哭いてくれるのかしら
楽しみだわ
大好きよお兄ちゃん…


~オウプン家の兄妹・SIDE-B Dark 完~

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最終更新:2008年11月04日 01:47
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