ケルヴィム・ケルベロスの消失


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「かの神獣ケルヴィム・ケルベロスの力、この程度のものではないでしょうに…
いや今は十六聖天裏三位のケルベロスと呼んだほうがいいでしょうか?」
ネプチューン七海聖の一人トリトンは不敵に微笑み言い放った
「・・・」
無言のままその相手を睨み返したケルベロスの全身は傷だらけで朱色の翼の片翼を
失っていた
(状況は不利、此処は一度退くべきか…)
盟友次郎の故郷高知と乾燥してミイラ化した香川の再生のためにこの地を訪れたケルベロスは
思わぬ戦いを強いられていた
トリトンとの戦闘は想定内であり、普通に相手をしていれば裏三位の実力を持つ
ケルベロスの圧倒的勝利に終わっていたはずだった
しかし予期せぬ人物―メルクルとラスカル―が現れたのである
その外見とは相反し、十六聖天や十大聖天と堂等の力を持つといわれている恐ろしい二人だ
それでも高知と香川をこれ以上傷つけないために本来の力を封じ、カルナック・バースト
も使用しなかったケルベロスは、かれらの強襲を砂貫に拘束され
高知を庇うかたちで受けてしまっていた
「手加減して戦うなどなんと愚かな…けれどそろそろ終わりにさせていただきましょうか、
乾いてしまってもう待てないのですよ」
トリトンはその能力でケルベロスの体力を奪っていく
あらゆるもの乾燥させることがきる能力、生命力も例外ではない
さらにメルクルとラスカルが技の体勢に入る
ラスカル「パワーを元気玉に!」
メルクル「いいですとも!!」
『W元気玉』、攻撃を避けることは可能、だがそれは背後にある高知の消滅を意味する
ケルベロスはその場を動かず攻撃を受けた
刹那、轟音と共に光が辺りを包む――――――
――――――音と光が消えるとそこにケルベロスの姿はなかった
「逃げましたか。あの攻撃を受けて無事とは流石といったところですね…
しかしあの傷ではもう戦えないでしょう。まだまだ乾き足りないですがね、フフフ」

カルナック・バーストで威力を相殺したもののケルベロスは致命的なダメージを受けていた
実力の十分の一も出していなかったとはいえ46億年の中で初めての敗北だった
(なぜタスマニアの悪魔メルクルとぽかぽかの森ラスカルがネプチューンと共闘を…
一度ネッシーに問質す必要があるな
それにしても…すまない次郎、お前の故郷は取り戻せなかった…)
悲しみと喪失感が襲う、彼と出会うまでは無かった感情だ
かつて人類を憎悪していたケルベロスであったが今や彼との信頼関係は深い
(この傷のままでは流石にまずいな…擬体になり回復を待つか)
現状からくも飛行しているがいつ落ちるとも知れない状態である
残りの力で擬体形態になりながらケルベロスは意識を失いそのまま地上へと落ちていった


~ケルヴィム・ケルベロスの消失 完~
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