明楽いっけいの憂鬱修行編


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「今のキミではこの先生きのこることはできない。それはわかるだろう、明楽いっけい」
「くっ……いきなり後ろから襲ってきてそれはひでーんじゃねえか?だいたいアンタ誰だ。見たことない顔だ」
「ふむ、そうだな。まあさしずめアナルラトホテプとでも呼ぶがいい。キミを鍛えにきたと言えば感謝の念を示してもらえるかな」
「ふん……鍛えにね。奇襲しなきゃ俺に勝てない奴がか?」
「その気配に気づかなかったのはどこの誰だい?それより周りを見てみたまえ」
「……!?何だこの空間は……」
「やれやれ、まさか攻撃を受けた瞬間に別の次元へ飛ばされたのにすら気づかないとはな。まあいい、それでこそ鍛えがいがあるというものだ」
「俺をこんな場所に連れてきて何をする気だ?」
「言ったろ、キミを鍛える。まあ少なくとも裏6位が他人に奪われない程度には。知っているかい?バーバラがキミの後がまを狙っていることを」
「ああ、後カマって……」

「うおっ!あいかお前どこから湧いて出た!?」
「ずっと後ろにいましたが?気づきませんでした?」
「つまり、今のキミはその程度のレベルってことだ。どうだい?修行する気になったかい?」
「ああわかったよ。やってやるさ!」

「術式『火線』、対象『範囲』、付与『無限』、ゲッセッレディ?アイマイスター」
「おっけーベルゼルカ。いくよおにいちゃん、纖滅術式『灼金の雨』、ファイア!!」
「くそっ!こんなの避けきれるか!血闘術『赤キ城塞』……!?なっ……盾が破られただと!?ぐあああっ!!!!」
「あちゃあ……おにいちゃん大丈夫?一応田中さんクラス程度には手加減はしたつもりなんだけど……」
「まさか血が足りないとか泣き言を言うんじゃないんだろうな。まだ開始30分も経っていないんだぞ」
「お前ら好き放題言いやがって……」
「まあ雑魚は何言われても仕方ないですけどね。まだやれる?それとも休憩する?」
「甘やかすなあいか。仮にもこいつは裏六位を名乗っている奴だ。少なくとも裏十三位程度は倒せなくては問題にならん」
「ああ畜生、やってやる…よ…………ばたっ」
「ああ!おにいちゃんが倒れた!?」
「貧血だな。30分で貧血なんか女子中学生レベルだぞ」
「どうしようもないですね」
「どうしようもないな。とりあえずひとまず休憩するか」
「そうですね、ザ・ホール。それともおにいちゃんって呼んだ方が良いですか?」

「ほう……いつから気づいてたんだ?」
「最初から、と言うのはまあ冗談ですが。確信したのはほんの数分前ですね。初対面の女性をいきなりファーストネームで呼ぶのはまずありえませから」
「なるほど、そこは盲点だった。それで、何か聞きたいことがあるかい?それとも言いたいことが?」
「まあいろいろとありますが、あんまり聞いても楽しくないので一つだけ。そちらの私は元気ですか」
「……厳しいことを。すべて知っていて、なおかつ問いただそうとも聞こえる。……死んだよ。みんな死んだ。生き残ったのは俺1人だ。みんな……殺された」
「通りで、力からいろんな匂いが漂ってきます。それで、みんなを殺して生き延びたと」
「否定はしないさ。結局俺は誰1人助けられずにのうのうと生き延びた」

「だから罪滅ぼしのつもりで……」
「いや、単なる自己満足さ。罪からの逃避でも構わないがね」
「とことん自虐キャラですね。私の虐待キャラっぷりが発揮できなくてつまんないです」
「懐かしいなその言い回しも。結局向こうでも最後までキミにあしらわされっぱなしだったよ」
「惜しんでも無くしたモノは戻りませんよ?」
「ははっ残念。俺には元からモノはついてないよ」

「なん……だと……」
「ようやくキミに勝てたな。そうだとも、俺は、女さ。まさかキミのそんな唖然とした顔が見れるとは本当に愉快だ」
「でもどこからどう見ても……」
「これは写し身だからね。本体は全くの別ものさ」
「驚きですね。ああなるほど、それでこの能力と」
「ご名答。ところで彼の名刀は?」
「未だ抜かれぬ赤鰯と言ったところですね。抜けば珠散る氷の刃とはなかなか」
「まあ仕方ないな。いっそ今から研ぐか」
「抜け駆けはダメですよ。後で命さんが怖いですから。ママは強しとはあのことですね」
「ああ、たしかに。残念ではあるけど仕方ないね。ではそろそろ続けるか。おい、さっさと起きろクズ野郎、蹴り殺すぞ。てめえは体力まで女子中学生か」
「ぐぅ……いっそ女の子に生まれてたら……」
「ほう?じゃあ女の子らしく扱ってやろうか。なに、遠慮するなって…そらっ!!」
「ああっ!!おにいちゃんがヤられた!?」
~明楽いっけいの憂鬱修行編~
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