ビーストハザード外伝 ~動き出す獣神~


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―ギアナ高地上空 高度1万八千メートル

「この鷲が来たからには問題ないぜお嬢ちゃん達!」
「ピヨピヨ」「ガーガー」
「そうかいそうかい。しかし、ゾウの奴ァ人使い粗すぎるよなァ。色気もねー空を…」

六大聖天の軍師的立ち位置にいる象の策で
鷲は敵本拠地、ギアナの空の上を飛んでいた
正直、ひよことアヒルは足手まといだろう、とは思うのだが
先行して偵察を行うといった彼らの意志を尊重したいとも思う鷲であった

「ま、気楽に頑張ろうや。なぁ?オメーら」
「ピヨピヨ」「ガーガー」
「チッ!きやがった!」

それに気づいた鷲はヒヨコとアヒルを突き飛ばしていた
凄まじい殺気がその背を射抜いたのだ
鷲の身体が巨大な影に包まれる。鷲が見上げたそこにいたそれは
空を飛ぶにはあまりに巨大な生物だった

「オメーらは俺の仲間に知らせてくれ。チョイとまずいことになったってな…」
「ピヨピヨ」「ガーガー」
「いいからいけ…!ヘッ…安心しな、羽毛のある俺が羽毛のない奴に負けるかよ」
「ピヨピヨ」「ガーガー」
「あぁ。羽毛の分俺が勝つ。間違いねェ。良し、いけ!」

その鷲の顔に男の覚悟と誇りを見出した二羽は、それを了承し大空を翔けた
鷲の無事を祈りながら

「で、誰だぃテメェ…いや、聞くまでもねェよなぁ。敵に違いねーもの」
―よーくわかってるじゃねーか。俺の名はブラフマー。アランボウルギアニアのブラフマー
「アランボウルギアニア…だと…面白ェ。ガキ共は下がってな、魅せるぜ。六大聖天一のイケメン様の戦いをな!」
―なかなか言うじゃねェか。受けきって見せな、魔空の顎!
「この鷲様を舐めんじゃねーぞ。喰らえ!烈風の斬撃!」

―サバンナ

「虎よ。何やらおかしな気配を感じぬか?」
「どういう事だ、コレは…」
「わからぬ。だがこの程度ではな」
「あぁ、象が心配だ。走るぞ」

六大聖天の虎と一緒にサバンナに立つのは
六大聖天に匹敵するといわれる金獅子のレオニダス
彼らは六大聖天の軍師でもある象の指示に従い、そこに立った。だがどうやら罠にはめられたらしい
とはいえ最強の獣である二匹は刺客全てをなぎ倒しながら、象の姿を探した

「その必要はありませんよ」

その声はまさしく象の物だった。だが彼らの知る象とは姿が違う
毛が生えていたのだ

「お主…象でござるか…フサフサではござらぬか…」
「象、その姿は一体…」
「象?フフ…ハハハハハ…アーッハッハッハ!象だと!?違うな、今の私はガネーシャ!
 インペリアルマンモスのガネーシャだ!貴方達はハメられたんですよ!この私に!」
「何…だと…」
「ちょっと待てよ!?」
「何です?」
「どういう事だってばよ…」
「人間を守るために戦うのはバカバカしい!そんな犠牲にはなりたくない!そういう事ですよ!」
「もっとも、シャチにそんな事を言えばタダじゃすみませんがね」

ニヤリ、と口元を歪めガネーシャは声を出さずに笑った
虎とレオニダスは、そんなガネーシャに驚きを隠せずにいなかった
まさかあの優しくて力持ちの象が裏切るなんて…
挙句ゾウはマンモスになっていたのだ…
そんな二人の背後から声が聞こえる。百獣の王である彼らを遥かに超えた威厳のある声が

―どうだ。お前達程の獣を失うのは惜しい。我らに下らぬか?
「…誰だ!」
「拙者、仰ぐ旗を間違えたつもりはござらぬ!」
―まぁ、そういうとは思ったがな。我が名はヴィシュヌ。エパンテリアスのヴィシュヌ。覚えておいても損はないだろう
「エパン…テリアスだと…」
「ティラノサウルスやギガノトサウルスと並ぶ最大級の獣脚類…」
―博識だな、この時代の獣の王よ

獣の王。ヴィシュヌのその言葉が、委縮しかけていた二頭の王に闘志を甦らせた
負けれぬ。王として。王の誇りに掛けて

「負けれん!ヴィシュヌよ、知るがいい!この時代の獣王の力を!」
「聞かれよ!百獣の咆哮!」「砕け!百獣の牙!」
―良い眼だ。ならば知るがいい。久遠を超えし時の胎動を…!

ティラノサウルスよりも巨大とされたエパンテリアスの牙が輝いた

クリムゾンブロウ曰く「他人の家での自慰行為は何かが違う。それを感じるに至った」
ブラックパイソン曰く「それは生死のやり取りに似ている。生きるか死ぬかの緊張感が、今はただ心地良い」

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