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張コウ


魏の五将の一人。
あらゆる死地から生きて帰る不死身の男として魏全軍に知られている。
元々は袁紹の配下。

彼はいわゆる異能力者である。
若い頃、張コウは黄巾党討伐の軍に参加し、名を馳せた。
だがある時、張コウの所属していた部隊は黄巾の策にハマり、険しい渓谷に誘い出され、
落石と火計によって全滅してしまった。
落石で圧死を免れ、火計で焼死から逃れた者も傷は深く、やがて次々と死に絶えていく。
張コウ自身も身動きすることもできず、三日三晩その場で重傷の身体を野晒しにされた。
だが、なぜか彼は生き延びることができた。
なぜ自分だけが生きて帰ることができたのか、その理由は張コウ自身にもわからない。
しかし、そんな彼にも一つだけわかっていたことがあった。
絶対的な危地から生還した張コウの身体が、以前とは決定的に変わってたのである。
生きて戻った張コウは、自分でも信じがたい能力を身に付けていた。
それはロープ上に限り、自分の身体をバラバラにして移動させ、
さらに元に戻すことができるというものだった。
この不可思議な能力こそが、張コウの生存能力を支えた秘密である。
身体をバラバラにできるということは、
敵から受けた衝撃を分散させて少なくすることができるのだ。
張コウ自身はこの特殊な能力を《立ち向かう者》という意味を込めて
《すたんど》と名付けていた。
(余談だが、張コウが誘いこまれたこの渓谷を、
現地の人々は悪魔の掌と呼んでいたのだという)
この特殊能力に加え、戦術眼にも戦略眼にも優れた張コウは
袁紹のもとでも大いに活躍し対公孫サン戦でも大きく貢献した。
しかし、実力的には袁紹軍随一であった張コウだったが、
その特殊能力ゆえに袁紹に薄気味がられ嫌われ、あまり高位につくことができなかった。

官渡の戦いの後、張コウは敵である曹操軍に降る。
袁紹とは対照的に曹操は張コウの能力と将才を高く評価し、重用した。
これに深く感謝した張コウは曹操に心から忠誠を誓い、
魏の躍進に大きく貢献するのだった。

…時は流れ、英雄たちが次々と病や戦に倒れて行く中、
健康にも恵まれた張コウはいまだ健在で、
いつしか魏随一の名将と呼ばれるようになっていた。
だが、その能力と名声ゆえに簒奪を狙う司馬懿の警戒を買ってしまう。
司馬懿は張コウを自身の野心の障害となるだろうと考えたのだ。
そして蜀の第四次北伐において悲劇が起こる。
蜀を撤退させた司馬懿は渋る張コウに無理な追撃を命じた。
同時に司馬懿は蜀側に張コウの能力の秘密を流していた。
張コウがどこまで司馬懿の野心に気付いていたかはわからない。
しかし、謹直な軍人である張コウが命令に逆らえるはずもなく、
追撃に出て、待ち構えていた蜀軍によって討たれてしまうのだった。
能力を使い身体をバラバラにしたところを、
そのバラバラにした各身体のパーツすべてに矢を打ち込まれての無惨な死だった。
なお、彼のルックスはイケメンである。