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――近くの小屋へと移動した杜若たち一行は
八戸のぶながらに三戦板の状況を語って聞かせた。

アンジェ「…クマッタの勢力に立ち向かうには、そもそも頭数が足りないのです。
それは私たち泡沫も一緒だけど、ロコ一族はその弱点を補うために、他板と手を結んだのです」

空気使いひょーりみ「そうして派遣されたのが、なりきり騎士団ってわけか」

アンジェ「なりきり騎士団はあまたにある他板の中でももっともコアの板の一つであるなりきり板の
実力者たちばかりで構成された集団だとか。しかもその実態はなりきりとは名ばかりの雑談だったり、
その板の新参に成り済ましスレッドを荒らすといった、公にはできない任務ばかりだとか」

騎士アレス「しかし、なんだってそのなりきりとかが、ロコに肩入れするわけ?」

ロコグリーン「じゃあ、あんたたちはどうしてこの板へやってきたんだ?
この板を…、三戦板を、夢板とやらのものにしたいからじゃないのかッ!?
なりきり板と夢板のやつらは、この板で雑談荒らしをおっぱじめようっていうのかッ!!」

アンジェ「やめなさい、ロコグリーン。言い過ぎよ」

聖騎士八戸のぶなが「…事情はわかっておじゃる。ロコグリーン、おぬしの質問に答えようでおじゃる。
麿呂たちはたしかに夢板の人間だ。しかし、今は夢板の騎士ではない。麿呂たちは追放されたんでおじゃる」

騎士アレス「オレたちは犯罪者なのさ。帰る故郷なんかないわけ」

空気使いひょーりみ「だからオレたちは仕事をさがしている。この腕を高く買ってくれる仕事をNE☆」

ロコグリーン「…そんな話、信じられるものかッ。これは俺たちの戦いなんだっ!」

アンジェ「もういいわ、グリーン。…騎士様、ご無礼の段、何卒ご容赦くださいませ」

聖騎士八戸のぶなが「ほっほっほ、詮無きことでおじゃる。それより、お前たちは、これからどうするでおじゃる?」

杜若「…社会党城に囚われた、デロリアン総統を助けなければ…」

聖騎士八戸のぶなが「デロリアン総統とは?きみたちのリーダーでおじゃるか?」

ロコグリーン「そうだ。俺たち新参コテ全員のリーダーだ。
クマッタ軍のやつらに捕まっている。処刑が近いってウワサなんだ。
なんとかしなくちゃいけない…」

空気使いひょーりみ
「助ければ、いいカネになりそうじゃん。どうだ八戸、やらねえか?」

ロコグリーン「…悪かったよ。確かに俺たちだけじゃ無理だ。あんたたちの力が必要だ」

騎士アレス「そうと決まれば『善は急げ』だ。社会党城へ行こうぜ。」

アンジェ「…ち、ちょっと待って。城には名無しが大勢いるわ。
私たちに…、いえ、騎士様にだって勝てないわ。無理よ、死んじゃうわ。
もう、戦いは、…たくさんよ」

聖騎士八戸のぶなが「…そちはどうでおじゃる?麿呂に意見を述べよ!」

杜若「…これは僕らの戦いです。あなた方の力は必要ありません」

聖騎士八戸のぶなが「そうか。では、こう考えて見るでおじゃる。
麿呂たちはこれから社会党城へ発つ。
きみたちの手助けをするためじゃない。麿呂たちの信ずるもののために戦うのでおじゃる。
たまたまその場所が一緒なだけ。目的が違えど、利害は一致する。
とゆうわけで、とりあえず共同戦線を張る、というのはどうかな?若ッ貴脳?」

ロコグリーン「もういいじゃないか。嫌だって言ってもこのオッサンたちはついてくるぜ」

聖騎士八戸のぶなが「うむ。では、準備にとりかかるとしよう」

八戸たちが準備のため小屋から出ていく。室内にはアンジェと杜若だけが残る。

アンジェ「…どうして、ドゥーチェのいうことがきけないの。
…言いたいことはわかるわ。でも、私はあなたを失いたくないのよ。
…考えたくないけど、父さんはきっと、死んでるわ。私にはあなたしかいないの…。
…そう、この世に血を分けた肉親はあなただけ。たった二人しかいない姉弟なのよ。死なせたくない…。
…ごめんね。あなたを止められるわけないのに。でも、約束して。姉さんから離れないって。ね?」

杜若「……わかってるよ、ドゥーチェ」

杜若、部屋を出ていく。入れ替わりでロコグリーンが戻ってくる。

ロコグリーン「ナニやってんだ?みんな待ってるぞ。…あんまり、弟を甘やかすなよ。あいつだって男なんだ」

アンジェ「少し黙っていて。弟はあなたみたいに自演と潜伏と複ハンが好きな男じゃないのよ」

ロコグリーン「やりたくてやってるんじゃねぇや。なんとかして成り上がりたいだけだ、俺は」

アンジェ「あの人たちを当てにしてるくせに、偉そうな口をきかないで」

ロコグリーン「あいつらをここへ入れたのはアンジェじゃないか! 何を今更…」

アンジェ「利用できそうだから、おべっかを使ってるんじゃない。
あなたみたいに、我を通すだけの能無しじゃないの、私は。少しは感謝なさいよ」

ロコグリーン「…ケッ。自分だけが利口だと思いやがって!やってらんねぇぜ」

アンジェ「…私は、もう誰にもインフェルノに行って欲しくないだけよ…」