Adobe Flash
概要
アドビシステムズが開発している、動画を扱うための規格。及び再生するためのプラグイン、開発するためのソフト。
他の動画規格と決定的に違う点
- ベクター画像が基本である。
- トゥイーンで、ベジェ曲線の制御点単位で動かすことができる。
- リアルタイムでレンダリングしているため、情報量が多いと、再生しているPCの性能によっては処理落ちしやすい。
- ライブラリに格納されたシンボルを使いまわすことができる。
- 上記の手法で、ファイルサイズを小さくする事ができる。
- ActionScriptという高級プログラム言語を組み込むことによって、インタラクティブなコンテンツやゲームの制作が可能。ネットワークを使った通信も。
等。
作品としてのFlash
上記の特徴から、線や塗りが単調になりやすく、平面的な動きが非常に滑らかになる。
また、
ASを使用した作品はアイデア次第で様々な作品を作る事ができ、ゲーム作品はもとより、簡単なシミュレーションプログラムを作る事もできる。
Flash作家の商用展開の増加や
GilCrowsの映像技術研究所の影響からか、最近は自主制作アニメと混同される事も増えた。
作家の技量でどんな作風も作る事ができるが、素人目にはあまり差がないために、しばしばFlashではない作品がFlash製と勘違いされる事もある。
ソフトとしてのAdobe Flash
特徴としては、絵コンテから仕上げ、ファイルの書き出しまでを全て一つのソフトでできるという点がある。
故に、個人で作品を制作・公開する事が可能なのである。
ツールの名前やレイアウトはもともと
アドビ製品に似ていたが、
マクロメディアがアドビに買収されてからはよりそれが顕著になっている。
公式の制作ソフトが最も多機能かつ使いやすいと思われるが、かなり高価であり、Flash制作を始める際の第一関門にもなっている。
バージョンによっては学生向けの廉価版、旧バージョンユーザー向けのバージョンアップ版、さらに高機能かつ高価なプロ仕様版もある。
旧称は「Macromedia Flash」だが、2005年12月3日にアドビシステムズが開発元のマクロメディアの買収を完了した為改名。
これにより競争率の低下や価格の更なる吊り上げ(所謂アドビ価格)が懸念されている。
「Flash」という名称について
正式な名称はすべてアルファベットでFのみ大文字。
当サイト内での表記は全てこれで統一するが、板名やスレッド名、サイト名等に別略称が使用されている場合はそれに準ずるものとする。(『FLA板』『フラハク』等。)
最終更新:2009年04月21日 15:08