Todarodes pacificus
氷 外出イベント
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gs23
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外出イベント
守村くんと
●●(あれ?
あそこにいるのは……。)
●●「氷室先生、守村君。
どうしたんですか?
今日はふたりで。
守村「海外の科学誌を読んでいたら、
わからないところがあって、
氷室先生に翻訳をお願いしたんです。
守村「お休みのところ
ありがとうございました。
氷室先生。
氷室「問題ない。
向学心のある生徒からの質問には
いつでも応える用意がある。
氷室「数学に限らず、質問があれば
また連絡するように。
守村「はい。
それでは僕はここで失礼します。
●●さん、さようなら。
●●「じゃあね、守村くん。
氷室「気をつけて帰りなさい。
●●「守村くん、がんばってますよね。
氷室「彼は高い志を持った学究の徒だ。
彼の進む道は長く険しい……。
●●「険しい道か……
あんまり無理しないといいけど。
氷室「●●。
君の進む道は、
もう少し険しくてもよい。
●●「はぁい……。
あそこにいるのは……。)
●●「氷室先生、守村君。
どうしたんですか?
今日はふたりで。
守村「海外の科学誌を読んでいたら、
わからないところがあって、
氷室先生に翻訳をお願いしたんです。
守村「お休みのところ
ありがとうございました。
氷室先生。
氷室「問題ない。
向学心のある生徒からの質問には
いつでも応える用意がある。
氷室「数学に限らず、質問があれば
また連絡するように。
守村「はい。
それでは僕はここで失礼します。
●●さん、さようなら。
●●「じゃあね、守村くん。
氷室「気をつけて帰りなさい。
●●「守村くん、がんばってますよね。
氷室「彼は高い志を持った学究の徒だ。
彼の進む道は長く険しい……。
●●「険しい道か……
あんまり無理しないといいけど。
氷室「●●。
君の進む道は、
もう少し険しくてもよい。
●●「はぁい……。
藤井さんと
●●(あ、氷室先生だ!)
●●「氷室先生!
氷室「来るな。
それ以上私に近づいてはいけない。
●●「え!?
……どうしてですか?
氷室「落とし穴があるからだ。
●●「落とし穴?
……うわっ!?
氷室「……忠告した筈だ。
何故落ちる……。
氷室「出てきなさい、藤井。
君のいたずらで
また被害者が出たぞ。
藤井「あはは、
バレでましたぁ?
●●「あ、藤井さん!
氷室「高校生にもなって
こんなバカげたことを
考えつくのは君くらいのものだ。
●●「藤井さん!
じゃあ、この落とし穴は
藤井さんが?
藤井「ゴメ〜ン……。今度こそ、
氷室センセーのビックリした顔が
見れると思ったんだけどさぁ。
氷室「藤井……君はその情熱を
もっと有意義な方向に
向けるわけには行かないのか?
藤井「いきませ〜ん。
センセーの慌てた顔を見るのが
高校生活の意義なんです!
氷室「……では、
もう少しまともな意義は
持てないのか?
藤井「無理で〜す!
さいならぁ!?
●●「あ、あの〜
それじゃわたしも……。
氷室「待ちなさい。
君にはまだ用がある。
●●「は、はい?
氷室「この穴を埋めて、
元のとおりにしておきなさい。
●●「えぇ!?
私がですか?
氷室「君がだ。
それから、
藤井に伝えておきなさい。
氷室「“挑戦は何度でも受ける。
しかし君の努力が報われることは
決してない”と。
●●「……はぁ。
氷室「……コホン……
以上だ。
行ってよろしい。
●●(なんか、どっちもどっちのような
気がしてきたな……。
●●「氷室先生!
氷室「来るな。
それ以上私に近づいてはいけない。
●●「え!?
……どうしてですか?
氷室「落とし穴があるからだ。
●●「落とし穴?
……うわっ!?
氷室「……忠告した筈だ。
何故落ちる……。
氷室「出てきなさい、藤井。
君のいたずらで
また被害者が出たぞ。
藤井「あはは、
バレでましたぁ?
●●「あ、藤井さん!
氷室「高校生にもなって
こんなバカげたことを
考えつくのは君くらいのものだ。
●●「藤井さん!
じゃあ、この落とし穴は
藤井さんが?
藤井「ゴメ〜ン……。今度こそ、
氷室センセーのビックリした顔が
見れると思ったんだけどさぁ。
氷室「藤井……君はその情熱を
もっと有意義な方向に
向けるわけには行かないのか?
藤井「いきませ〜ん。
センセーの慌てた顔を見るのが
高校生活の意義なんです!
氷室「……では、
もう少しまともな意義は
持てないのか?
藤井「無理で〜す!
さいならぁ!?
●●「あ、あの〜
それじゃわたしも……。
氷室「待ちなさい。
君にはまだ用がある。
●●「は、はい?
氷室「この穴を埋めて、
元のとおりにしておきなさい。
●●「えぇ!?
私がですか?
氷室「君がだ。
それから、
藤井に伝えておきなさい。
氷室「“挑戦は何度でも受ける。
しかし君の努力が報われることは
決してない”と。
●●「……はぁ。
氷室「……コホン……
以上だ。
行ってよろしい。
●●(なんか、どっちもどっちのような
気がしてきたな……。
葉月くんと
●●(あれ?
氷室先生と葉月君。)
氷室「……それでは質問する。
なぜ君は街中で眠っている?
葉月「……はあ、
眠かったからだと思います。
氷室「……それはそうだろう。
しかし私が聞いているのは
そういうことでは無い……。
氷室「よろしい、質問を変える。
例えば、君は眠たければどこでも
寝てしまうわけではないだろう?
葉月「……いえ。
寝ます。
氷室「待ちなさい……
質問の意味を理解しているか?
葉月「はい、たぶん。
氷室「……では、道を歩いている途中、
眠くなったとする。
君はどうする?
葉月「……寝ます。
氷室「……道端でか?
葉月「はい。
氷室「………………。
今日のところは行ってよろしい。
分析する時間をもらいたい……。
葉月「がんばってください。
氷室「……彼の言動は難解だ。
しばしば私の理解を超える。
氷室「しかし、
私はなぜか彼に
深いシンパシーを感じる……。
氷室「●●。
それは何故だ?
●●「は、はい!?
えーと、ですね……。
●●(似たもの同士だからですよ。
氷室先生。)
氷室先生と葉月君。)
氷室「……それでは質問する。
なぜ君は街中で眠っている?
葉月「……はあ、
眠かったからだと思います。
氷室「……それはそうだろう。
しかし私が聞いているのは
そういうことでは無い……。
氷室「よろしい、質問を変える。
例えば、君は眠たければどこでも
寝てしまうわけではないだろう?
葉月「……いえ。
寝ます。
氷室「待ちなさい……
質問の意味を理解しているか?
葉月「はい、たぶん。
氷室「……では、道を歩いている途中、
眠くなったとする。
君はどうする?
葉月「……寝ます。
氷室「……道端でか?
葉月「はい。
氷室「………………。
今日のところは行ってよろしい。
分析する時間をもらいたい……。
葉月「がんばってください。
氷室「……彼の言動は難解だ。
しばしば私の理解を超える。
氷室「しかし、
私はなぜか彼に
深いシンパシーを感じる……。
氷室「●●。
それは何故だ?
●●「は、はい!?
えーと、ですね……。
●●(似たもの同士だからですよ。
氷室先生。)
理事長と(博物館)
●●(あれっ。
博物館から出てくる
男の人たち……。)
天之橋「君の洞察力には頭が下がるね。
まったく論理的だよ。
氷室「ありがとうございます。
しかし、理事長の歴史観には、
憶測や情緒的解釈が多すぎます。
氷室「私の解釈とは、
大きな隔たりがある。
天之橋「だから、
私は君の話を聞くのが好きなんだ。
勉強になる。
氷室「光栄です。
天之橋「しかし氷室君、君は歴史を、
客観的検証に耐えうる
科学であるべきだというが……。
天之橋「その中にドラマを見い出すから、
人は歴史に魅了され、そこから多くを
学ぼうとするんじゃないかな。
氷室「私にはわかりかねますが。
天之橋「いや、君にはわかるよ。
わかるはずだ。
……今日は君を誘ってよかった。
天之橋「おや、●●くん。
今帰りかな。
●●「はい。
天之橋「暗くなってきたから、
気をつけて帰りなさい。
●●(天之橋さんと氷室先生、
なんだか難しいことを
話していたみたい。)
博物館から出てくる
男の人たち……。)
天之橋「君の洞察力には頭が下がるね。
まったく論理的だよ。
氷室「ありがとうございます。
しかし、理事長の歴史観には、
憶測や情緒的解釈が多すぎます。
氷室「私の解釈とは、
大きな隔たりがある。
天之橋「だから、
私は君の話を聞くのが好きなんだ。
勉強になる。
氷室「光栄です。
天之橋「しかし氷室君、君は歴史を、
客観的検証に耐えうる
科学であるべきだというが……。
天之橋「その中にドラマを見い出すから、
人は歴史に魅了され、そこから多くを
学ぼうとするんじゃないかな。
氷室「私にはわかりかねますが。
天之橋「いや、君にはわかるよ。
わかるはずだ。
……今日は君を誘ってよかった。
天之橋「おや、●●くん。
今帰りかな。
●●「はい。
天之橋「暗くなってきたから、
気をつけて帰りなさい。
●●(天之橋さんと氷室先生、
なんだか難しいことを
話していたみたい。)
理事長と(レポート)
●●(あれ?
氷室先生と天之橋さんだ……。)
天之橋「……では、この私の希望を
聞き入れるわけにはいかないと、
君はこう言うんだね?
氷室「残念ながら、そのとおりです。
理事長。
天之橋「氷室君。
それでは、私は君に、
命令することになるよ?
氷室「ご自由に。
しかし、私の信念には
いささかの揺るぎもないでしょう。
天之橋「果たしてそうだろうか?
●●「氷室先生、天之橋さん!
いったいどうしたんですか!?
氷室「●●。
天之橋「おや、君か……。
そう言えば……。
天之橋「君は氷室君のクラスだったね?
どうだろう、私に代わって
説得してもらえないかな?
●●「は、はぁ……
なんのことでしょう?
氷室「……誰に頼もうと無駄です。
いいですか、理事長?
氷室「私の課外授業レジャーでは
ありません。出席された以上、
レポートは提出していただきます。
天之橋「もちろん、わかっているさ!
しかし、もう3日だけ
待ってもらえないだろうか?
氷室「提出期限は明日。
確実に提出していただきます。
以上。
天之橋「待ちたまえ!
氷室君!
●●(天之橋さんも、
氷室先生の宿題に
追われてるのか……。)
氷室先生と天之橋さんだ……。)
天之橋「……では、この私の希望を
聞き入れるわけにはいかないと、
君はこう言うんだね?
氷室「残念ながら、そのとおりです。
理事長。
天之橋「氷室君。
それでは、私は君に、
命令することになるよ?
氷室「ご自由に。
しかし、私の信念には
いささかの揺るぎもないでしょう。
天之橋「果たしてそうだろうか?
●●「氷室先生、天之橋さん!
いったいどうしたんですか!?
氷室「●●。
天之橋「おや、君か……。
そう言えば……。
天之橋「君は氷室君のクラスだったね?
どうだろう、私に代わって
説得してもらえないかな?
●●「は、はぁ……
なんのことでしょう?
氷室「……誰に頼もうと無駄です。
いいですか、理事長?
氷室「私の課外授業レジャーでは
ありません。出席された以上、
レポートは提出していただきます。
天之橋「もちろん、わかっているさ!
しかし、もう3日だけ
待ってもらえないだろうか?
氷室「提出期限は明日。
確実に提出していただきます。
以上。
天之橋「待ちたまえ!
氷室君!
●●(天之橋さんも、
氷室先生の宿題に
追われてるのか……。)
姫条くんと
???「せやから反省してますって……。
見逃してくださいよ……。
●●「あれ、姫条くん。
氷室「……。
●●「氷室先生も……。
氷室「●●。
買い物か?
用が無いのなら、早く帰りなさい。
●●「ハ、ハイ!
姫条「そしたらオレもこの辺で……。
氷室「姫条、
君との話はまだ終わっていない。
姫条「あ、さいですか……。
●●「どうしたの?
姫条「いや、なんもないねん。
隣野高のアホ共と、その……
ちょこっとモメてたら……。
●●「ケンカ?
姫条「ま、まあ、そういう風にも
言うかも知れんけど……。
姫条「センセェ、
もうカンニンしてくださいよ……。
氷室「私の堪忍の問題ではない。
問題は君の暴力に対する認識だ。
姫条「イ、イヤやなぁ!
ボクはちょっぴり
ワンパクなだけですやん(ハート)
氷室「よろしい。
わからないのであれば説明する。
まず、暴力というものが……。
姫条「アー!
もう、付き合いきれんわ!!
さいなら!
氷室「待ちなさい。
●●(さすがの姫条くんも、
氷室先生には適わないか。)
見逃してくださいよ……。
●●「あれ、姫条くん。
氷室「……。
●●「氷室先生も……。
氷室「●●。
買い物か?
用が無いのなら、早く帰りなさい。
●●「ハ、ハイ!
姫条「そしたらオレもこの辺で……。
氷室「姫条、
君との話はまだ終わっていない。
姫条「あ、さいですか……。
●●「どうしたの?
姫条「いや、なんもないねん。
隣野高のアホ共と、その……
ちょこっとモメてたら……。
●●「ケンカ?
姫条「ま、まあ、そういう風にも
言うかも知れんけど……。
姫条「センセェ、
もうカンニンしてくださいよ……。
氷室「私の堪忍の問題ではない。
問題は君の暴力に対する認識だ。
姫条「イ、イヤやなぁ!
ボクはちょっぴり
ワンパクなだけですやん(ハート)
氷室「よろしい。
わからないのであれば説明する。
まず、暴力というものが……。
姫条「アー!
もう、付き合いきれんわ!!
さいなら!
氷室「待ちなさい。
●●(さすがの姫条くんも、
氷室先生には適わないか。)
校外指導
●●(買い物してたら
つい遅くなっちゃった!)
●●(あれ?
あそこにいるの……。)
●●「氷室先生!
●●「どうしたんですか?
氷室先生?
氷室「それは私が聞くことだ。
こんな時間まで何をしている?
●●「あ……もしかして?
氷室「そのとおり、校外指導だ。
●●(うわぁ……。)
氷室「●●。
質問に答えなさい。
こんな時間まで何をしている?
●●「え、え〜と……あの、
買い物していたら、ついつい……。
氷室「“ついつい”ではない。
子供ではないのだから、
自己の行動に責任を持ちなさい。
●●「はい……。
氷室「わかったら、行ってよろしい。
気をつけて帰りなさい。
●●(怒られちゃった……。
早く帰ろっと。)
つい遅くなっちゃった!)
●●(あれ?
あそこにいるの……。)
●●「氷室先生!
●●「どうしたんですか?
氷室先生?
氷室「それは私が聞くことだ。
こんな時間まで何をしている?
●●「あ……もしかして?
氷室「そのとおり、校外指導だ。
●●(うわぁ……。)
氷室「●●。
質問に答えなさい。
こんな時間まで何をしている?
●●「え、え〜と……あの、
買い物していたら、ついつい……。
氷室「“ついつい”ではない。
子供ではないのだから、
自己の行動に責任を持ちなさい。
●●「はい……。
氷室「わかったら、行ってよろしい。
気をつけて帰りなさい。
●●(怒られちゃった……。
早く帰ろっと。)