Todarodes pacificus
3氷 琉夏
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gs23
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校内イベント(琉夏1回目)
●●(そろそろ朝のHRかな……)
琉夏「××ちゃん。
●●「あ、琉夏くん、
おはよう!
今日は遅刻じゃ
なかったんだね?
琉夏「今日はセーフ。
ちょっと飛ばし過ぎたけどね。
●●「あっ!
またバイク?
安全運転しないと……
琉夏「!!
俺、行かなきゃ。
●●「え?
あ、琉夏くん!
???「待ちなさい。
琉夏「イタタ、耳……
ヒムロッチ、耳……
●●「あ、氷室先生。
おはようございます。
氷室「おはよう。
琉夏「すいません。
氷室「桜井、なにを謝る。
後ろ暗いことがあるのか?
琉夏「えぇと、まあ、
色々とありま……
●●(琉夏くん!)
氷室「”ありま”?
琉夏「すん。
氷室「なんだそれは……
まあ良い。
君にぜひ聞きたいことがある。
前回の期末考査で……
●●「あっ、琉夏くん!?
氷室「待てっ!
ここは2階だっ!!
琉夏「ハハッ!
また会おうっ!
●●「……逃げちゃいましたね。
氷室「なんたる野生児……
2階から飛び降りて
怪我も無しか……
何故だ?
●●「えっ?
それはですね、
えぇと……
ヒーローだから?
氷室「ん?
琉夏「××ちゃん。
●●「あ、琉夏くん、
おはよう!
今日は遅刻じゃ
なかったんだね?
琉夏「今日はセーフ。
ちょっと飛ばし過ぎたけどね。
●●「あっ!
またバイク?
安全運転しないと……
琉夏「!!
俺、行かなきゃ。
●●「え?
あ、琉夏くん!
???「待ちなさい。
琉夏「イタタ、耳……
ヒムロッチ、耳……
●●「あ、氷室先生。
おはようございます。
氷室「おはよう。
琉夏「すいません。
氷室「桜井、なにを謝る。
後ろ暗いことがあるのか?
琉夏「えぇと、まあ、
色々とありま……
●●(琉夏くん!)
氷室「”ありま”?
琉夏「すん。
氷室「なんだそれは……
まあ良い。
君にぜひ聞きたいことがある。
前回の期末考査で……
●●「あっ、琉夏くん!?
氷室「待てっ!
ここは2階だっ!!
琉夏「ハハッ!
また会おうっ!
●●「……逃げちゃいましたね。
氷室「なんたる野生児……
2階から飛び降りて
怪我も無しか……
何故だ?
●●「えっ?
それはですね、
えぇと……
ヒーローだから?
氷室「ん?
校内イベント(琉夏2回目)
???「俺、カンニングなんて
しないよ?
●●(……あれ?
琉夏くんと
氷室先生だ……)
???「それはそうだろう。
”問X”を解いたのは、
君だけだ。
●●「ええ!?
琉夏くん、解ったの?
琉夏「あ、××ちゃん。
氷室「ん?
●●「あ、すみません!
でも、問Xって、
いつも解答用紙の最後にある、
絶対解けない超難問……
氷室「絶対に解けない問いなど無い。
しかし、高校数学の
範囲ではないから、点数には
反映しないことにしている。
●●「琉夏くん、すごい……
琉夏「もっと言って。
俺、算数得意。
氷室「しかし、どうにも
腑に落ちない点がある。
氷室「”問X”に限らずだが、
君の答案用紙には、
裏面や余白に全く
メモ書きが見当たらない。
●●「へぇ……
そうなの?
琉夏「まあね。
氷室「何の躊躇もなく、いきなり解が
書かれているように見える。
……どういうことだ?
琉夏「それは……
●●「うん……
琉夏「シャーペンの芯が、
もったいないから。
●●「?
琉夏「結構高いんだよ、芯。
氷室「……なるほどな。
よくわかった。
行ってよろしい。
●●「???
琉夏「そんじゃ……
氷室「そうだ、桜井。
琉夏「ん?
氷室「シャーペンの芯を
使うに値する問題を
すぐに用意しよう。
楽しみにしていなさい。
琉夏「ゲェ……
当たったのに
宿題出された……
●●(琉夏くんって、
やっぱりすごいんだな……)
しないよ?
●●(……あれ?
琉夏くんと
氷室先生だ……)
???「それはそうだろう。
”問X”を解いたのは、
君だけだ。
●●「ええ!?
琉夏くん、解ったの?
琉夏「あ、××ちゃん。
氷室「ん?
●●「あ、すみません!
でも、問Xって、
いつも解答用紙の最後にある、
絶対解けない超難問……
氷室「絶対に解けない問いなど無い。
しかし、高校数学の
範囲ではないから、点数には
反映しないことにしている。
●●「琉夏くん、すごい……
琉夏「もっと言って。
俺、算数得意。
氷室「しかし、どうにも
腑に落ちない点がある。
氷室「”問X”に限らずだが、
君の答案用紙には、
裏面や余白に全く
メモ書きが見当たらない。
●●「へぇ……
そうなの?
琉夏「まあね。
氷室「何の躊躇もなく、いきなり解が
書かれているように見える。
……どういうことだ?
琉夏「それは……
●●「うん……
琉夏「シャーペンの芯が、
もったいないから。
●●「?
琉夏「結構高いんだよ、芯。
氷室「……なるほどな。
よくわかった。
行ってよろしい。
●●「???
琉夏「そんじゃ……
氷室「そうだ、桜井。
琉夏「ん?
氷室「シャーペンの芯を
使うに値する問題を
すぐに用意しよう。
楽しみにしていなさい。
琉夏「ゲェ……
当たったのに
宿題出された……
●●(琉夏くんって、
やっぱりすごいんだな……)
校内イベント(琉夏3回目)
???「フム……
君の見解は?
???「うん……
あれでもいいけど、
もっと確実な方法がある。
多分ね。
●●(あれ?
琉夏くんと氷室先生)
氷室「何故そう思う?
琉夏「途中まで読んでて……
なんかね、わかるんだ。
先に答えがわかった。
氷室「いつも、そうなのか?
琉夏「まあね。
答えがわかる時は、
いつもそんな感じ。
琉夏「ガラスの迷路に立って
目を凝らしてると、
出口がクリアに見えて来る。
琉夏「そうすれば後は、
出口を見失わずに
歩けばいい。
氷室「フム……
非常に興味深い。
琉夏「でも、俺。
大学なんて受けないよ?
氷室「よろしい。
それでも君にはやはり
万難を排してその才能を
開花させる義務がある。
琉夏「なんか、メンドクセーの。
氷室「君に紹介したい人物がいる。
教授も破天荒な人物だが、
恐らく君とは
ウマが合うだろう。
琉夏「教授?
氷室「そうだ。
近所の高校で教鞭を
とりながら、一流大学でも
教えている。
琉夏「だからさ、大学へは……
氷室「時間をかけて決めれば良い。
しかし興味が沸いたら
いつでも相談に乗る。
以上だ。
琉夏「……
あれ?
××ちゃん。
●●「琉夏くん、
ゴメン、立ち聞きする
つもりじゃ
なかったんだけど……
琉夏「いいよ。
●●「進路の話?
琉夏「進路?
俺の進路は、
ヒーローだよ?
●●(琉夏くん……)
君の見解は?
???「うん……
あれでもいいけど、
もっと確実な方法がある。
多分ね。
●●(あれ?
琉夏くんと氷室先生)
氷室「何故そう思う?
琉夏「途中まで読んでて……
なんかね、わかるんだ。
先に答えがわかった。
氷室「いつも、そうなのか?
琉夏「まあね。
答えがわかる時は、
いつもそんな感じ。
琉夏「ガラスの迷路に立って
目を凝らしてると、
出口がクリアに見えて来る。
琉夏「そうすれば後は、
出口を見失わずに
歩けばいい。
氷室「フム……
非常に興味深い。
琉夏「でも、俺。
大学なんて受けないよ?
氷室「よろしい。
それでも君にはやはり
万難を排してその才能を
開花させる義務がある。
琉夏「なんか、メンドクセーの。
氷室「君に紹介したい人物がいる。
教授も破天荒な人物だが、
恐らく君とは
ウマが合うだろう。
琉夏「教授?
氷室「そうだ。
近所の高校で教鞭を
とりながら、一流大学でも
教えている。
琉夏「だからさ、大学へは……
氷室「時間をかけて決めれば良い。
しかし興味が沸いたら
いつでも相談に乗る。
以上だ。
琉夏「……
あれ?
××ちゃん。
●●「琉夏くん、
ゴメン、立ち聞きする
つもりじゃ
なかったんだけど……
琉夏「いいよ。
●●「進路の話?
琉夏「進路?
俺の進路は、
ヒーローだよ?
●●(琉夏くん……)