Todarodes pacificus
若 クラス
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文化祭(クラス)1年目
●● 「今日の文化祭、
わたしたちの
クラスの出し物は喫茶店。
●● 「早く教室に行って
開店準備しなきゃ!
わたしたちの
クラスの出し物は喫茶店。
●● 「早く教室に行って
開店準備しなきゃ!
友好
●● 「コーヒーと、サンドイッチ
お待たせしました。
●● (はぁ。忙しくて目が回る……。)
若王子「2名様ご案内〜!
●● 「あ、若王子先生!
お客さん連れてきてくれたんですか?
若王子「今日の先生は、サンドイッチマンです。
看板は背負ってないけど
サンドイッチマン。分かりますか?
●● 「え〜と……とにかく!
お客さんをありがとうございます。
若王子「なんのなんの。
先生に出来るのはこれくらいです。
後はみなさんにおまかせします。
女生徒A「若サマ先生!
サンドイッチ食べましょうよ〜!
若王子「や、先生、
お客さんを連れてこないと……
女生徒B「ひど〜い、約束ですよ?
若王子「そうでした。
じゃ、ちょっとだけ。
女生徒A「やったー!!
若王子「というわけです。
●●さん、コーヒーと
サンドイッチ、お願いします。
●● 「かしこまりました。
……オーダー入りまーす!
お待たせしました。
●● (はぁ。忙しくて目が回る……。)
若王子「2名様ご案内〜!
●● 「あ、若王子先生!
お客さん連れてきてくれたんですか?
若王子「今日の先生は、サンドイッチマンです。
看板は背負ってないけど
サンドイッチマン。分かりますか?
●● 「え〜と……とにかく!
お客さんをありがとうございます。
若王子「なんのなんの。
先生に出来るのはこれくらいです。
後はみなさんにおまかせします。
女生徒A「若サマ先生!
サンドイッチ食べましょうよ〜!
若王子「や、先生、
お客さんを連れてこないと……
女生徒B「ひど〜い、約束ですよ?
若王子「そうでした。
じゃ、ちょっとだけ。
女生徒A「やったー!!
若王子「というわけです。
●●さん、コーヒーと
サンドイッチ、お願いします。
●● 「かしこまりました。
……オーダー入りまーす!
好き以上 失敗したので、ありません
成功
若王子「うん、ごちそうさま。
●● 「あの、サンドイッチの味は
どうでした?
若王子「バッチグーです!
他のお客さんも喜んでました。
誰が作ったんです?
●● 「実は、わたしなんです。
若王子「そうでしたか。
えらい、えらい!
●● (やったー!
若王子先生にほめられたよ!)
●● 「あの、サンドイッチの味は
どうでした?
若王子「バッチグーです!
他のお客さんも喜んでました。
誰が作ったんです?
●● 「実は、わたしなんです。
若王子「そうでしたか。
えらい、えらい!
●● (やったー!
若王子先生にほめられたよ!)
失敗
若王子「先生、ちょっとビックリしました。
●● 「えっ!?
どうしたんですか?
若王子「あのサンドイッチ、
君が作ったんですよね。
あの揚げ物、何が入ってるの?
●● 「えーっと……エビです。
えびカツサンドです。
若王子「……えびカツサンド。
アメリカザリガニの臭いがしました。
懐かしさにビックリです。
●● (うっ、生臭かったみたい……
大失敗だよ……。)
●● 「えっ!?
どうしたんですか?
若王子「あのサンドイッチ、
君が作ったんですよね。
あの揚げ物、何が入ってるの?
●● 「えーっと……エビです。
えびカツサンドです。
若王子「……えびカツサンド。
アメリカザリガニの臭いがしました。
懐かしさにビックリです。
●● (うっ、生臭かったみたい……
大失敗だよ……。)
文化祭(クラス)2年目
●● 「今日の文化祭、
わたしたちの
クラスの出し物はディスコ!
●● 「早く教室に行って
開店準備しなきゃ!
●● 「ようこそ!
ディスコ”ヤング・プリンス”へ。
●● (そろそろ混むころかな、
フロアー係、がんばらなきゃ!)
わたしたちの
クラスの出し物はディスコ!
●● 「早く教室に行って
開店準備しなきゃ!
●● 「ようこそ!
ディスコ”ヤング・プリンス”へ。
●● (そろそろ混むころかな、
フロアー係、がんばらなきゃ!)
友好
若王子「今日の先生は、客引きの黒服です。
黒い服じゃないけど黒服なんです。
分かりますか?
●● 「え〜と……とにかく!
若王子先生楽しそうですね?
若王子「楽しいです!
君も楽しんでください。
女生徒A「若サマ先生!
踊ってくださ〜い!
若王子「や、実は先生、
踊りはちょっと……
女生徒B「ずる〜い、約束ですよ!
若王子「困りました。
でも、約束だから、
先生、ちょっとフィーバーしてきます。
女生徒A「キャー!!
●● (あんまり困ってなさそう……
とにかく、がんばらなくちゃ!)
黒い服じゃないけど黒服なんです。
分かりますか?
●● 「え〜と……とにかく!
若王子先生楽しそうですね?
若王子「楽しいです!
君も楽しんでください。
女生徒A「若サマ先生!
踊ってくださ〜い!
若王子「や、実は先生、
踊りはちょっと……
女生徒B「ずる〜い、約束ですよ!
若王子「困りました。
でも、約束だから、
先生、ちょっとフィーバーしてきます。
女生徒A「キャー!!
●● (あんまり困ってなさそう……
とにかく、がんばらなくちゃ!)
好き以上
若王子「4名様ご案内〜!
●● 「あ、若王子先生!
お客さん連れてきてくれたんですか?
若王子「はい。黒服先生にまかせれば、
ザッとこんなもんです。
あ、黒い服じゃないけど黒服です。
●● 「え〜と……とにかく!
若王子先生楽しそう!
若王子「うん、楽しいよ。
こういうの、あまり経験が無いから。
君も楽しんでる?
●● 「はい、わたしも——
女生徒A「若サマ先生!
踊ってくださ〜い!
若王子「や、スイマセン。
先生、ちょっと疲れちゃったので。
女生徒B「ずる〜い、約束したのに〜!
若王子「え〜と……
●● 「行ってきたらいいじゃないですか。
若王子「スイマセン。
じゃあ、
ちょっとフィーバーしてきます。
女生徒A「キャー!!
●● (…………。
とにかく!
がんばらなくちゃ!)
●● 「あ、若王子先生!
お客さん連れてきてくれたんですか?
若王子「はい。黒服先生にまかせれば、
ザッとこんなもんです。
あ、黒い服じゃないけど黒服です。
●● 「え〜と……とにかく!
若王子先生楽しそう!
若王子「うん、楽しいよ。
こういうの、あまり経験が無いから。
君も楽しんでる?
●● 「はい、わたしも——
女生徒A「若サマ先生!
踊ってくださ〜い!
若王子「や、スイマセン。
先生、ちょっと疲れちゃったので。
女生徒B「ずる〜い、約束したのに〜!
若王子「え〜と……
●● 「行ってきたらいいじゃないですか。
若王子「スイマセン。
じゃあ、
ちょっとフィーバーしてきます。
女生徒A「キャー!!
●● (…………。
とにかく!
がんばらなくちゃ!)
成功
●● (よしよし。
お店は大繁盛!
みんな盛り上がってるし!)
若王子「●●さん。
●● 「若王子先生!
若王子「ディスコはフィーバーですね!
●● 「若王子先生が、
たくさんお客さんを
連れてきてくれたからですよ!
若王子「なんのなんの、
親切でカワイイ看板娘のおかげです。
●● (やったー!
若王子先生にほめられたよ!)
●● 「わたしたちのクラスのディスコは
大人気だったし、
楽しい文化祭だったな!
お店は大繁盛!
みんな盛り上がってるし!)
若王子「●●さん。
●● 「若王子先生!
若王子「ディスコはフィーバーですね!
●● 「若王子先生が、
たくさんお客さんを
連れてきてくれたからですよ!
若王子「なんのなんの、
親切でカワイイ看板娘のおかげです。
●● (やったー!
若王子先生にほめられたよ!)
●● 「わたしたちのクラスのディスコは
大人気だったし、
楽しい文化祭だったな!
失敗
●● (う〜ん……
どうも、
お客さんがすぐ帰っちゃうな……。)
若王子「●●さん。
●● 「若王子先生。
若王子「みんなどんどん帰っちゃいますね。
●● 「すみません。
せっかくお客さんを
連れてきてもらってるのに……。
若王子「仕方ない……
みんなが逃げられないように、
出口を封鎖しましょう。
●● 「ええっ!?
●● (もう少し丁寧に接客すれば
よかった……。)
●● 「ミスが多くて
みんなに迷惑かけちゃったな。
反省……。
どうも、
お客さんがすぐ帰っちゃうな……。)
若王子「●●さん。
●● 「若王子先生。
若王子「みんなどんどん帰っちゃいますね。
●● 「すみません。
せっかくお客さんを
連れてきてもらってるのに……。
若王子「仕方ない……
みんなが逃げられないように、
出口を封鎖しましょう。
●● 「ええっ!?
●● (もう少し丁寧に接客すれば
よかった……。)
●● 「ミスが多くて
みんなに迷惑かけちゃったな。
反省……。
文化祭(クラス)3年目
友好以上
●● 「今日の文化祭、
わたしが参加するのは学園演劇!
●● 「準備、急がなきゃ!
わたしが参加するのは学園演劇!
●● 「準備、急がなきゃ!
主役→『学園演劇』へ
裏方
●● (一時はどうなることかと思ったけど、
舞台設営、
なんとか間にあったよ……。)
若王子「●●さん。
お疲れさま。
●● 「あ、若王子先生!
舞台設営、
間に合ってよかったですね!
若王子「スイマセン、先生が
つまづいてセットを倒さなければ、
もう少し早く出来ましたね……。
●● 「あの、いえ、
そういう意味じゃ……
放送 「これより、
羽ヶ崎学園、学園演劇を
開演いたします。
●● 「ほら!
お芝居がはじまりますよ!
若王子「はい。
先生、このお話が大好きです。
楽しみです。
舞台設営、
なんとか間にあったよ……。)
若王子「●●さん。
お疲れさま。
●● 「あ、若王子先生!
舞台設営、
間に合ってよかったですね!
若王子「スイマセン、先生が
つまづいてセットを倒さなければ、
もう少し早く出来ましたね……。
●● 「あの、いえ、
そういう意味じゃ……
放送 「これより、
羽ヶ崎学園、学園演劇を
開演いたします。
●● 「ほら!
お芝居がはじまりますよ!
若王子「はい。
先生、このお話が大好きです。
楽しみです。
王子 「ああ、なんとか私のこのルビーの瞳を
あのかわいそうな母子に
持っていってやれないだろうか?
つばめ「王子様。
そんなことをしたら王子様は
目が見えなくなってしまいます。
王子 「私には、目が見えなくなる
ことよりも、あの母子が寒さに
震えていることのほうが辛いんだよ。
つばめ「わかりました。
じゃあボクが王子様の瞳を
あの母子に届けてきましょう。
王子 「それはいけない。
もうおまえは南へ渡らなければ
凍えてしまうよ。
つばめ「ボクだって凍えて死ぬことより、
王子様のお役に立てないことの方が
辛いです。
王子 「ありがとう。
私たちは二人とも幸福だ。
つばめ「そうですとも!
王子様!
あのかわいそうな母子に
持っていってやれないだろうか?
つばめ「王子様。
そんなことをしたら王子様は
目が見えなくなってしまいます。
王子 「私には、目が見えなくなる
ことよりも、あの母子が寒さに
震えていることのほうが辛いんだよ。
つばめ「わかりました。
じゃあボクが王子様の瞳を
あの母子に届けてきましょう。
王子 「それはいけない。
もうおまえは南へ渡らなければ
凍えてしまうよ。
つばめ「ボクだって凍えて死ぬことより、
王子様のお役に立てないことの方が
辛いです。
王子 「ありがとう。
私たちは二人とも幸福だ。
つばめ「そうですとも!
王子様!
若王子「誰かの幸せのことだけを考えて、
自分のことを計算に入れないなんて、
実際にはそう出来ることじゃないです。
●● 「そうですね……。
若王子「でもね?
このお話を聞くと、
みんな優しい気持ちになるでしょ?
●● 「はい。
若王子「それは、誰でも心のどこかでは、
あの王子やツバメのように
生きてみたいと思っている証拠です。
若王子「人間に失望しそうになった時、
そういう事実が、
僕を勇気づけてくれます。
若王子「だから、僕はこのお話が好きです。
●● (失望……
若王子先生にも、
そんなことがあったのかな……。)
●● 「裏方だったけど、
それもいい思い出だな……。
自分のことを計算に入れないなんて、
実際にはそう出来ることじゃないです。
●● 「そうですね……。
若王子「でもね?
このお話を聞くと、
みんな優しい気持ちになるでしょ?
●● 「はい。
若王子「それは、誰でも心のどこかでは、
あの王子やツバメのように
生きてみたいと思っている証拠です。
若王子「人間に失望しそうになった時、
そういう事実が、
僕を勇気づけてくれます。
若王子「だから、僕はこのお話が好きです。
●● (失望……
若王子先生にも、
そんなことがあったのかな……。)
●● 「裏方だったけど、
それもいい思い出だな……。