論点:「科学と社会(政策含め)で問題・課題だと思う点」についての、論点リスト化のためのページです。
科学政策や、社会における科学のあり方について問題だと思う点について、箇条書き+説明といった形で加筆していってください。
メモ程度でもいいですし、もう少し細かい説明についても付記していただいても結構です。
資料となるようなURLのリンクを張っていただくというのもアリです。
-一般の人に科学ファンになってもらい応援してもらう
長尾正@不良ITおじさんです。結構びっくりだったのは、一般の人に応援してもらうことなどあまり重要視されていないことです。緊急アピールがいくつかでていますが、自分たちのコミュニケーションに課題があったとは考えていないようです。
-科研費について
- 中間マージンは無駄やなって思っていましたが、それで食べている業者さんが身近にいると思うと、複雑になりませんか?
- 景気対策で研究費にガッポリお金を落とすのはいいのですが(旧政権)それで海外の製品を買ったんじゃ日本の景気対策にはならないのでは・・・という意見もありました。
- 研究用途の試薬や機械、高価な顕微鏡も産業になっているいるんですよね。研究施設の建設、研究室の改装、センターのトイレの改装だって、公共事業だなと思います。それで食ってる人がいるんですよね。
-ポスドク問題
- なぜ学生が博士課程に進むことを躊躇してしまうのか?
- そもそもポスドク問題の実態とは?
- ポスドク問題があまりにも騒がれたため、今はポスドクが特任助教と名前を過えた感がありますが、勘違いでしょうか。
- まず、ポスドクがどのような労働環境に置かれているのかを調査する必要があると思います。最近、学生が「ポスドクになったら終わり」と話をするのをよく聞きますが、私はポスドクという制度自体はたいへん有用で、重要だと思っています。アカデミアを目指し研鑽すべき人材が、ポスドクという自由な時間を有意義に使って成長して行ってくれたらと願っています。ただ、そのためには、まるで「ポス毒」となってしまっている現状を改善することが必要不可欠だと感じています。
- 私の勘違いであればご指摘していただければと思うのですが、文科省が行っていたポスドク調査は終わってしまったのでしょうか。
- ポスドクの就業意識の低さ(頑張っている方も多いと思いますが、「とりあえずしばらくポスドク」という方も一定数いるのではないでしょうか?)
-大学院システムは目的に適った仕組みになっているのか?そもそも目的はなにか?
- 文科省の調査を見てみると、大学院の教員のうち、教授、准教授の数は大幅に増大し、逆に若手研究者の就職先である講師、助教は減少しています。このように、教員の年齢バランスがくずれてしまった理由はどこにあるのでしょうか。私が知る限りでは、大学院重点化に際する採用促進により教員の数が急激に増え、後の少子高齢化による学生数減少により教員が余ってしまったことに原因があると感じています。つまり、官と学、双方の政策失敗のつけが、今、若手研究者を直撃しているのではないでしょうか。
- ええと、僕みたいな老人が発言すると言い訳臭いですが、ことはそう単純じゃなく。昔の「教授、助教授」は若いうちはまずなれませんでした。教授、助教授が増えた頃から、30才でも教授になりやすくなりました。だから、助教が減って本当に若い人が大学の教員になりにくくなったかちゃんと調べないといけません。あと、昔の助手は期限付きじゃ無かったので、上に上がれない人がたくさん残っていました。だから、現実には助手がみな若かったわけじゃないです。僕が修士、博士の時の助手の人は2名とも40歳を越えていました。まあ、その後でちゃんと出世しましたけど。 -- 田口善弘 (2009-11-25 01:26:03)
- 研究者として「優秀な人」だけがサポートをうければいいのか?
-科学と社会の関係性
- 社会の中の科学、社会のための科学
- 科学をめぐる、社会や政治とのコミュニケーションのあり方
- (研究者も、それ以外の人も含め)人を大切にする=より人々・社会を意識した科学・研究のあり方
最終更新:2009年11月28日 18:40