Starbase Exploit - Update - continue

最終更新:

evenewsjapan

- view
メンバー限定 登録/ログイン
担当 Raj&Futo
記載日 2008/12/16
コメント EVEで起きた不正行為とその波紋について - 続報の続報

さらに前回からのUpdateです。 
※おなじく下記はFunサイト「Massively」で記載されている内容です。


Starbase Exploit - Update - continue

Fanサイト「Massively」ではバグの不正利用について追ってきました。他のゲームと違って今回の事件は、EVEの一番重要ともいえる「経済」に強く影響しています。EVEでは全プレイヤーが同じGalaxyに存在しているため、このように一人の小さな行動が全体に影響するような問題に発展することが起こりえます。

EVEのDevTeamはメディアの質問を答えるより勘査の方に集中し、週末にはプレイヤーに選ばれたCSMと会議を行い、EVEのサイト上にその詳細が記された議事録を発表するとの事。また、CCP社員はGMの力を正しく使ってることなど「EVE社内」の問題を検査しているそうです。


下記は2008年12月14日(日)に行われたCSM Meetingの議事録に記されている内容です。


-Fanサイトである"Scrapheap Challenge"に投稿されていた中に「4年間不正を行い続けていた」とあるが、正確な期間は?
CCPのLead EconomistであるDr.EyjoGによると、発覚したのは2008年3月との事。問題が大きくなったのは2008年5-6月頃と議事録に記載されています。この「期間」の調査は進行中で、現在も古いデータをマイニングしている、二週間程度で解析できる見込みとの事。さらにCCPは、バグについては以前から察知していたが、2008年3月までユーザこれの不正利用している事の確証が得られなかったと話しています。(CCPのDiagoras氏によると、この不正行為は2007年2月から実施可能だった事がわかっている、しかし過去データをマイニングしない限り4年前から実施できていたかは判断できないとの見解。)


-バグの不正利用による壮大なマーケット相場操作が起こっていたとしたら、なぜ今になってそれが発覚したのか?
Dr.EyjoGによると、このバグ不正利用は今年まで大規模では行われていなかった為、マーケットへの影響は緩やかなものだったとの事。また、バグ利用で生成されたMaterialの全てがマーケットへ流れていなかったそうです。確かにほとんどのバグ利用で生み出されたMaterialはT2品生産などに使われたり、マーケット外での取引されていたら、マーケット自体への影響は少なかったはずだ。また、CCPは彼らがどのように品質保証をしていたのかを再検討し、マーケットのモニタリングとデータマイニングにより今以上に不正利用が無かったか調査する意向。


-Eve上にこのバグ不正利用により生成されたリソース(量)はどのぐらいの量ですか?

本件がEveの経済へどのぐらいのダメージを与えたかまだ判っていません。CCPのDiagroas氏から提出されたラフの報告書によると、最大の影響を与えているのはFerrogelで、マーケット上で取引されている約35%がバグ不正利用により生み出されたものだそうです。他のMineralも不正に生み出されていますがFerrogelよりは影響が少ないことが判っています。


-Scrapheap ChallengeにPostされていた内容によると「2.5~3.5trillionISKを儲けた」とありますが、この数値は正確ですか?
CCPはマーケットを混乱させない為にもまだ解明出来ていない部分、どの程度彼らが不正により設けたかは憶測しない様にしています。しかしながらDr.EyjoGによると、バグ不正利用による「儲け」は数trillion ISKに登ることが判っているそうです。Eveのマーケットで1日の取引量は約3trillion ISKであることから、この事件の影響は壊滅的ではないにしろ、大きな問題だということを強調します。


-上記のようなISKが0.0支配戦争へどのようなインパクトを与えたのですか?
これについては不明で、調査後でも全ては把握できない見込みだそうです。


-関与・またはバグ不正利用により利益を得たアライアンス名・キャラクター名を教えて下さい。
CCP Arkanon氏:プレイヤー名またはプレイヤー情報等はEve外へ公開など漏洩することは会社のポリシーにより禁じられています。それゆえプレイヤー名・コープ名・アライアンス名などは公表されません。


-本件について処罰を受けた対象の中で、確実に不正を行った人・実は無罪の人の判断について確証・保証はありますか?
この件についてはとても難しい部分です。CCPは「知らずに利益を得ていた人々」・「直接関与はしていないが、その行為へ間接的に協力していた人々」(Market外でバグ不正利用により生成されたMineralを購入した人々も含め)のカテゴリに対する処罰についてどの程度行うべきか検討中との事です。CCPは「有罪と認められる確証が無い限りは無罪」というスタンスで調査を進めており、安易にプレイヤーをBANするような対応はしていません。

-今回BANされたプレイヤーが4年前、彼等自身からこのバグについて報告されていたにも関わらず、CCPが現在まで無視していたというのは本当ですか?
Dr.EyjoGによると、この件については現在も調査中でCCP側から信頼性のある答えはまだ出せないそうです。Petitionのシステム自体が昔とは違う事、当時はカスタマーサポートを他会社へ外注していた事も関連し、過去データの調査が必要との事です。


-このバグ不正利用についてCCP社員が何かしら関わっていたのでは?
CCP Arkanon氏:現時点までの調査から、CCP社員が本件へ関わっているような報告はありません。ただ内部調査は深い部分まで行っており、結果が出次第全てが明らかになる事でしょう。




さらなる情報、またはシンプルに「誰が何をした・・」という部分を知りたい方は、CSMミーティング議事録がオフィシャルのForumに投稿されています。
こちらをご覧下さい。





















目安箱バナー