ゾンビは年々進化する - Eve News Japan

2008/12/24
ゾンビは年々進化する担当：Kapp　　　→原文

ニューヨークタイムズにてゲーム業界に関する総括記事の中、EVEが紹介されていました。他MMOにあるようなGMのヘルパーではなく、プレイヤー自体がゲームシステムへの意見をダイレクトに出せるThe Council of Stellar Managementシステムが評価されているようです。

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さまざまに多様化するゲームプレイヤーの嗜好に対して、ビデオゲーム業界はまだ活路を見出していないように見えます。現に、次世代機と呼ばれる新ハードが登場してからのこの3年間、ゲームが他の娯楽分野と比べて品質的にも内容的にも大きくリードしたとは言えないように思います。

ここ数年のゲーム人口の爆発的な増加は、ゲーム開発者たちにひとつの試練を与え、また希望を抱かせました。試練というのは、プレイヤーがより高い品質のゲームを求めるようになり、中途半端で未完成の製品に対してはお金を払わない、そうカンタンにはダマされなくなったということです。また、希望としては、ゲーム開発技術の進歩により、開発者はレベルの高い、インタラクティブ（双方向性）なエンタテイメントを提供できるようになったということです。そして、ゲームファンも、ゲームの微妙なニュアンスを感じたり、あるいは重厚なストーリーを味わえるほどに洗練されてきました。

これは別に、「俺は何かを撃ちたくてしょうがないんだ！」という単純な目的でゲームをプレイすることが悪いということではありません。昨今のビデオゲームの良さは、だれもが参加できるということもあると思います。2008年のゲーム業界も、たくさんのおもしろい、興味深い事件やトレンドがありました。

まだまだ未熟ながらも民主化を受け入れ始めたEVE ONLINE

アイスランドのオンラインゲーム会社 CCP（お約束のこの国の経済についてのジョークはやめておきます）は今年、20万人以上のEve Onlineプレイヤーに対して、プレイヤーの懸念や提案事項をとりまとめてCCPと意見交換を行うための9人の代表者を選ぶ選挙を実施しました。
これは非常に革新的なことです。CCPは彼らをアイスランドの本社に招待し、数日間におよぶゲーム開発者とのミーティングを持ちました。CCPは6ヶ月ごとに選挙を行い、ゲーム世界にこの動きを広めようとしています。
是非、マイクロソフトもこれを見習って公式に、ユーザーの投票によって決まるクレーム委員会を設置するくらいやってほしい。航空会社の経営陣も常連客と年に2回くらいは机を並べてミーティングをやるべきです。いやまったく、ゲームが世の中を良くすることもアリじゃね？

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