群像ファンタジー 世界観DIC



あ行

【異界】
 【白い霧】の向こうにある、【魔法】の支配する世界。【魔物】たちはここからやって来たと言われている。実際には連絡通路のようなものでしかない。時間が経つにつれて、この世ならざる世界へとシフトしていく。

【M*】
 その状況で観測された目的であり、運命を変えうる可能性。

【エルフ】
 【魔法】によって遺伝子が変異した人間の種族。美しい容姿と尖った耳が特徴。ごく軽度の【妖精】化を起こした人間といえる。
 生物的に魔法に順応しており、優秀な魔術師としての素養と、【魔術】への耐性を持つ。100年ほど前に存在が認められ、当初は心ない魔術師から魔術の実験台とされるなどひどい扱いを受けた。
 現在では人々から奇異の目で見られることはあるが、特別迫害を受けているわけではない。ただ、エルフの側は人族を警戒し、あまり関わろうとはしない。


か行

【怪獣】
 【魔素】を取り込み、撒き散らす生物。その点において【魔物】とすら一線を隔する異形のもの。何かの影響を受けたわけではなく、それは初めからそれとして存在している。
 人類に対して明確な敵対行動を取る。一般には魔物と同一視されて認識されている。
 生物ではあるが。その生態は明らかにこの世界のものではない。解剖の結果、袋状の器官をいくつも備えていることがわかったが、用途は不明。また、観測者の扱う【魂の共有】と似た術を扱うともいわれる。

【加護】
 運命に愛されていることの証明。常人を超えた幸運をもたらす。

【可能性世界】
 可能性の違い。世界はいくつもの可能性ごとに観測される。同じ状況であっても、観測する世界ごとに些細な違いが現れることがある。そのため、状況に関わる人間が入れ替わることもしばしば起こりうる。

【観測者】
 【魂の共有】をもって多様な可能性世界を認識する者たち。世界間の確率の偏りを観測することで、異常とも言える幸運、【加護】を生み出す力を持つ。その目的は不明。【M*】を観測し、それを達成することで異なる可能性を観測している。

【この状況をどうにかする】
 最悪なレベルの状況で観測される【M*】において、しばしば見られる目的。同時に、不定な状況は変えられる運命の大きさを表している。

さ行

【自然魔術】
 【魔法】の力を発散、凝固、発生、浸蝕の4つの自然現象で表現した【魔術】
 【命術】【晶術】【樹術】【崩術】の4つの体系に分かれる。

【樹術】
 【自然魔術】のひとつ。【魔術】を発生の力として発動する。発生は自然の息吹のイメージであり、雷撃や森の力を表す。

【純粋魔術】
 【魔法】を現実に即した形ではなく、異質なエネルギーのままに放つ破壊魔術。この【魔術】は、同じ純粋魔術によるものを除いて、あらゆる防御を無視して効果を及ぼす。秘術であり、学ぶには高等な教育を受けられる環境が必要。

【晶術】
 【自然魔術】のひとつ。【魔術】を凝固の力として発動する。凝固は冷気のイメージであり、凍結や結晶の力を表す。

【白い霧】
 結晶化した【魔法】の粒子。通常の大気中にも含まれており、この世に少しずつ魔法をもたらしている。物質ではないため、人体を含めたあらゆる物理的な影響を受けずに透過する。視界を遮られることも通常の霧と変わらないが、当然水分は持たない。ある時、突如として世界を覆い始め、【異界】をあちこちに生み出した。

【精霊】
 【魔物】と同様に人の想像力によって生まれた存在だが、中でも魔術学の形式によって形を成した存在。自然界の要素を象徴していることが多い。自分たちの存在を維持するために魔術師と契約し、召喚に応えて力を行使する。

【セリアンスロープ】
 【魔法】によって遺伝子が変異した人間の種族。獣耳や尻尾といった獣の特徴を持つ。ごく軽度の【魔物】化を起こした人間といえる。
 生物的に魔法に敏感であり、その反応を動物の嗅覚のようにかぎとることができる。また、獣的特徴から運動能力が高い。100年ほど前に存在が認められ、その容姿から迫害を受けた。それからも流浪の民として、人類社会に混じって生き続けている。今では優秀な【冒険者】として歓迎される向きもある。


た行

【魂の共有】
 【観測者】たちが用いる介入行為。介入対象を表す言葉を依代に、その魂と自身の魂を共有化することで、介入対象そのものとなって行動ができる。観測者としての記憶、思考は残るが、行動はその他者が取りうる範囲に限られる。そのため介入された側が違和感を持つことはない。


な行

は行

【崩術】
 【自然魔術】のひとつ。【魔術】を浸蝕の力として発動する。浸蝕は死のイメージであり、毒や腐食の力を表す。

ま行

【魔術】
 人が形式化した【魔法】。学問の一種とされているが、その根源的意味を探ることは禁忌とされている。

【魔素】
 【魔法】を構成する目に見えない最小の粒子。魔法の正体であり、これが増えるほどに魔法は人の制御を外れ、世界を侵し始める。
 物理法則が浸食された時点で世界は終わる。

【魔法】
 よくわからない力の総称。意味を追い求めるほどに弱体化し、形式と手間を求めるほどに力を増す。

【魔物】
 人の想像力を糧に、恐怖や信仰、崇拝、畏怖の対象の姿を取るこの世ならざるもの。依代をもとに、【魔法】によって存在する。魔法によって変質した生物も含まれる。
 魔物は自分たちの存在を維持するために人を襲う。

【魔力】
 【魔法】に対する順応性、才能を表す。

【命術】
 【自然魔術】のひとつ。【魔術】を発散の力として発動する。発散は熱のイメージであり、炎や生命の力を表す。


や行

【妖精】
 【精霊】と似た存在だが、こちらは民間伝承から発生した偶発的存在であり、その正邪も個体によって大きく異なる。邪悪な性格をしたものは、【魔物】と同一の存在といえる。


ら行

わ行
最終更新:2014年03月02日 00:46
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