シンジきゅん受け系SSまとめ

レイ×シンジ6

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
 白くて細くて体温の低い、まるで作り物のような、でもどこか懐かしい手。
「綾波……」
 どこまでも表情を変えないレイの顔立ちに翳が浮かんで見える。
 それよりも尚沈んだ表情のシンジの足が左右共、頭から離れてしまったレイの手で立てた膝を寝かせて床に付けられた。
「っ……」
 なすがままの今の状況に対し何を言えば良いのかわからず、言葉にはならない熱い息が漏れる。
 1度レイが振り返って客の方を見る。その位置からちゃんとこちら――の局部――が見えているかの確認に。
 シンジの幼いながらも猛る性器を中央として両方の膝を彼の左右の床に付けて跨いで体を制止させた。
 未発達のレイの胸が目の前に、まさに文字通り近過ぎる程の目の前に有る。
 レイの左手はシンジの肩に乗せられ、右手は性器の付け根を捉えた。
「……本当に、するの?」
 少し不機嫌そうな声で尋ねたのはシンジ。対するレイは答えないが、どちらの手もまた離さない。
 綾波も1人の人間なんだから、やり方位知ってて当然なのに。
 だのに何故こんなにも違和感にまみれているのだろう。心の中の疑問は消えない。
 このままインサートしても達せずに苦しみ苛立つだけかもしれないが、拒めない。
 悪戯をしたと認めて怒られるのを待つ、構ってもらいたいとすら言えない古い時代の子供のように、否定しないのは本人も気付かない理由が有るから。

 ほんのりとしか色付いていないレイの胸の尖端が視界の上から下へと移動した。
 同時に性器の頂点の1番敏感な部分に熱を感じる。
 口を開いた事の無さそうな、見えないながらも桃紅色をしているのがわかる秘所が触れた。
 その感触はゴムか何かに酷似しているが、しかし秘所としてはシンジには初めての感覚。
 触れればベタベタしているのに、決して濡れてはいない。
 潤滑油も無しに自分に挿れようとした男は、このシンジ自身にとっては妙に不快な触りを気に入っているのだろうか?
 何と無く痛みや圧迫感を思い出す秘所がゆっくりとシンジの性器を包み始めた。
「あ、う……」
 怖い。レイと繋がってしまうのが怖い。
 大切な仲間の純潔を奪ってしまうのが。
 目に見えない知らない所の禁忌を破ってしまいそうで。
――みりみりっ
 シンジの性器を誰も触れる事の出来ない膣の道が飲み込んだ。
「あやな、み……は……」
 悪寒のような芋虫のような悦がゾワゾワとシンジの背筋を走る。
 性器の表も裏も、側面も全てが熱く柔らかな肉感に閉じ込められた。
 狭さ、正確には細さが過剰で動く事が出来ない。レイも慣れていないのか、どうすれば良いか知らないのか、動こうとしない。
 他に肌を重ねた女性とは違って愛液が極端に分泌されていないのか、滑りが酷く悪いのもまた動けない理由かもしれない。
「あ、僕……避妊してな……んっ」
 言葉を遮るように内壁がキュッとしまった。
 根本までしっかり咥え込まれると、恥丘もピッタリと触れ合う。自分も相手も体温がかなり熱い。
――むちゅっ……
 破瓜の血液が流れてはこないが、この狭さは処女を自称してきた客のそれと似ている気がした。
 だとすれば、自分が様々な意味で大人になれない、子供だった為に大切な物を奪ってしまった事になる。
「あや……な、み……ごめ……」
 ふ、とレイの体が離れる。
 両手をシンジの肩に――まるで倒れそうなシンジを支えるように――置いて、しっかりと顔が見える距離を
とった。
「碇君、また泣くの?」
「え……?」
 また目に涙が溜っていた。自覚した途端鼻がツンとしてくる。
 きっとレイから見れば、彼女とは違った意味で目は真っ赤なのだろう。
「泣いてばかりでは、駄目」
 呟くような言葉と共に温かな肌に包まれた。
 レイは離した両手でシンジの頭を抱え、自らの胸を押し付ける。
「泣くのが癖になってしまう」
 双房での愛撫に感じられないのはその胸が未発達だからではなく、その暖かさがまるで乳飲み子を抱く姿だったから。
「綾波……」
 性器同士が繋がりながら、ましてやシンジの性器は硬直したままなのに、泣き喚いていた子供が疲れて眠る時のあの心地良い脱力感が体を支配してゆく。
「すぐに逃げ出したりとか、癖になってしまうから」
 少しの彷徨いと躊躇いを持って、シンジは両手をレイの白い背へと回した。
 抱き締めるのではなく、抱き付く為に。
「ご、め……ごめんなさ……う、っく……」
 この地を訪れてから暫くの間が過ぎ、この仕事を始めてからも月日は過ぎたが、今初めてシンジ自身を曝け出す事が、そして甘える事が出来た。
 思い返せば父に呼び出される前にもこうして甘えた記憶は見当たらない。
 だが産声を上げてから物心が付くまでの間、何度もこうしてきたのだろう。こんなにも涙が溢れて止まらないのも自然に思える程心が落ち着いている。
「……ごめん、中途半端に投げ出すのが、1番良くないよね」
 悪夢からの目覚めのように、未だ目は赤くとも、シンジはすっかりと落ち着きと性的な興奮を取り戻していた。
 慣れない体勢で繋がっているので、まるで全身が性器になったように隅々までレイの絡み付く膣肉を感じているようで。
 それなのに性器に全身を集中させて元居た子宮へと戻っていくような頭も心もついていけない悦。
 ゆっくりとレイが腰を引き上げては再度下ろす。面白い程に時間の掛かるピストン運動が始まった。
 シンジは赤子のようにレイの淡い色の乳首の片方を口に含み、歯を立てない事だけを意識して吸う。
「うっ……」
 漸くレイは微かで呻きに近いが喘ぎ声を漏らした。
「痛い?」
 口を放して尋ねるとレイは首を左右に振る。
「……でも、動きにくくなるわ」
 反対側の乳首に唇を寄せると、少し苛立った声がした。
「碇君は動かないで」
 必然的に見上げる形なのでレイの顔には照明が当たらず、高圧的に見える。
「私が全部するわ」
「絶対噛まないから、痛くないようにするから……」
「いいえ」
 膣の内壁が器用にキュッと締まり、そのまま性器ごと吸い付くす勢いでレイが腰を上げる。
「んンッ!」
「碇君はそのままで良いの。その方が……」
 卑猥に見えるから、と続けたかったのか、レイの顔が一瞬後ろを振り向こうとした。
 目の前のレイを通り過ぎれば本日の客が居る。すっかり忘れていたが。
 ちゃんと『魅せる』交接をしなくてはならないが、この受け身しか出来ない姿勢ならレイに任せた方が良い。
「ちゃんと射精出来るようにするわ」
 自分と同い年でエヴァのパイロットである事が全ての、月光に近い透明感の幼い少女が、すっかり射精と前立腺の快感を覚えたシンジを絶頂まで運べるとは思えない。
 しかしその予想を早速覆して、レイは後ろの床へ両手を付いた。
 両方の足首の上に太股を乗せる形で体が離れ、少し反り返らせるので小さいが形の良い両方の胸が唾液に濡れて上を向いている。
――グプっ
 膣への力を抜いたのか粘性の強い水音が結合部から鳴り、狭過ぎた入り口に若干余裕が出来た。
「見て」
 まるで男性器を思わせる程に、小さくはあるが真っ赤に充血させて膨らんだ陰核。
 その下の繋がっている部分は粘液でテラテラと光っている。



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

記事メニュー
目安箱バナー