シンジきゅん受け系SSまとめ

レイ×シンジ8

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匿名ユーザー

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「あ、うぅ……駄目っ……」
 温かいを通り越して熱い肌の感触が感覚を麻痺させるのか、シンジの両手をずるずると左右に開かせ、なすがままのされるがまま横たわっていた。
 視界には見下ろすレイ。その後ろ――つまりは上――には安っぽい蛍光灯。
 逆光なのにレイの肌の白さはよくわかる。
 色気よりも透明感に近い神秘さが有り、性欲より可笑しな恐怖心を扇る。
「奥まで届いてる。碇君の勃起したペニス」
 リップサービスだとすぐにわかった。
 突き上げれば未だ奥に進めそうな、そんな細く狭く熱い道に性器を押し込んでいると、シンジ自身が1番感じている。
「ちゃんと我慢していたから、私が射精するまで動くわ」
 押し付けられていたレイの体が離れた。
 突然の別離が妙に寂しい。だが口にしては女々しいと思われそうで別の言葉を吐く。
「……い、いいよ。その体勢で動くの、難しいから……今度は、僕が……」
「その位置から、下から動けるの?」
 大人しく黙っていなさい、子供なのだから。
 レイの疑問は熱を秘所で感じながらも冷たい瞳と合わさると命令系の言葉に聞こえた。
 返事が出てこないシンジの細く折れそうな腹に手を置いたレイがゆっくり腰を引き上げる。
――グプッ
 結合部から汚らしい水音が響いた。
 性器を引き抜こうとするゆっくりとした速度で、随分と繋がったままだった箇所が離れようとする。
 しかし離れない。雁首から先は腰を浮かしたままのレイと未だ繋がっている。
「ん、んう……」
 このまま射してしまいそう。その位、苦しい位に気持ち良い。
「目を閉じては駄目」
 言われて無意識に閉じた目をシンジは開いた。
「ヴァギナに出したら精子が流れるのが見えないから、その時だけ目を瞑るの」
 それはつまり観客へのサービス。もしくはわかりやすい解説。
 すぐ側にレイ以外の人間が居る事を思い出した。他者に見られている事を。
「……は、恥ずかしいから、止め……」
「う……ドロドロした精子を……私の中に流し込むのよ……もう、射しても良いのよ……は、あ……動いてもいないのに、射したって……もう、射したいのでしょ?」
「んぅんっ……未だ、射したり、しない……ン、あぁ……」
 なけなしのプライドが止めようと続ける言葉を言わせてくれない。
 体重を掛けるようにレイが腰をゆっくりとおろし、再び深く結合する。
「は、あぁ……やだ、ァ……」
 シンジの口から出てくる声は甲高い、まるで今まさに破瓜したばかりの少女のような声。
 自らの耳で聞いて、か細いレイと言う名の少女に強姦されているような感覚と、儚い少女が誰かに犯されている様を見聞きしている感覚とが入り混じった。
「嫌じゃない、本当は。ほら……ウ、ここ……お腹の中で硬いまま」
 わかりやすい言葉を喘ぎの中で言いながら、レイは少し背を丸めてわざと重なったままの局部が動かないように器用に腰を前後させる。
「う、く……」
 性器を柔らかな何かが強い力で曲げてくるような刺激に声が殺しきれない。
「碇君は毛が……生えていない、から……アあ、う……この姿勢だと、ここが……」
 少し腰を前に出して動きを止めた。
「ここが、ね……ん、クリトリスが、少し痛いわ……」
 性器の付け根近くに陰核が当たっているのはシンジからでもわかる。
 べっとりと濡れたそれは硬さと柔らかさを持っており、レイの秘所を無理矢理引き出したようなグロテスクな、それでいて卑猥な感触が本来陰毛で覆われて然るべき肌を往復している。
 すっとレイの右手が伸びて、親指がシンジの左胸の尖端を掠めた。
「あっ! ……な、何?」
「高い声出すのね。痛い方が良いの?」
 親指が真上から潰す位強い力で尖端を押してくる。
「や、痛いっ……」
 その声も、唇を噛み締めて堪えようとした声もまた恥ずかしくなる程高い。
 ぐりぐりと動く指、先程から陰核を摩擦するように小刻みに前後する腰、時折眉をしかめて色を見せる顔。どれをとってもシンジはレイが自分以上に手馴れているとしか思えなかった。
 しかし性経験を聞くのは客だろうと友人だろうと失礼に当たる。
 それに望んでいない答えが返されるのも怖いし、その確率がかなり高そうだ。
「今……何時位、かしら」
 左手も右手の後を追うように尖端を弄び始めさせたレイが答えを欲しがらずに呟く。
「……そろそろ、終わった方が良い?」
「は、アっ……ン、うん……んっ……」
 返事になっていないと忠告されそうな喘ぎでしか答えられなかったが、レイは承知したと言わんばかりに両手を再びシンジの腹に戻し目を閉じた。
 紅色の強い力を持つ瞳が隠れるだけで、世界は1つ色が失われたような物悲しさに包まれる。
 ほぼ同時にシンジも目を閉じなくてはならなくなったが。
――ぐしゅっ、ぐぷっ、ぐじゅっ
 腹を掴む両腕と床に付けた両足に力を込めてレイが激しく腰を振り出す。
「うっ、あッ! んっ!」
 急な動きにシンジは声が止められない。対してレイは自ら動いているからこそ出る余裕なのか、深く低い息を少し漏らすだけで一切喘がなかった。
 顔を俯かせたレイは目を開いているのかどうかが見えない。ただ端正な鼻の辺りを一筋汗が線を描いたので、体はきちんと反応しているらしい。
 いつの間にかトロトロに熟れた肉壁となった膣が性器を咥え込んだまま、緩急を付ける事等知らない動き。
 まるで男であるシンジの側が犯されているような……否、完全に犯されている。先程のレイ1人のマスターベーションと何ら代わり無い。
「ウぅ、あ、ンっ……んンぅっ……」
 シンジのか細く切ない喘ぎも、空気と粘液の入り混じった鈍い音も、パンパンと肉のぶつかり合う音も超えて、レイが声を出さないので静かに思える部屋。
 そのほぼ中央でレイは腰をグラインドさせ続ける。
 小柄だと言われる自分の体より更に少し小さめな作りの体をしているレイは、当然のように秘所も小さい。
 狭く細く、未発達なシンジの性器でも最奥へと届いてしまう位。
 レイが無理矢理に動けば動く程、性器の先端がコツコツとぶつかる。射精を促しているのか出さないように入り口を塞ごうとしているのかはわからない。
 やり場が無くただ垂らしていた両手を天へと伸ばして、唐突にシンジはレイの両方の胸を掴んだ。
「あ、ンっ……」
 漸く自分と性交をして、声を出してくれた。
 手の中の乳房は今まで触れてきた女性達のそれよりも幾分小振りだが、年齢を考えれば当然の事。
 手の平の中央にぷっくりとした尖端の感触が当たる。
 こねくり回すように両手で円を描くと、レイの唇から漏れる声の印象が変わった。
 寂しげな甘い声と、どこか苛立ちを含む声。次々と変わるピアノの音色の如く。
 手の平に伝わるコリコリとした感触と、胸を遊ばれても尚止まる事の無いレイの腰の動きからくる直接的過ぎる悦と、頭の片隅にはきちんと残っている第三者の舐め回すような視線が頭をどんどん白く濁らせてゆく。
「……や、は、んッ、あいぃイ、イク……イ、もうイクっ……駄目っ!」
「あんっ……イクの、ね……碇君、イクのね……」
 爪が食い込む位にギュッと――本来なら射す為に腰を掴みたかったが――レイの胸を掴み、下からの無理な体勢で無意識に腰を動かした。
「駄目ッ!!」
 射る、と言う前にレイは膝立ちの状態になって性器同士を放す。
――ずるり
 急に温か過ぎて熱くすら思えた膣の中から引き抜かれてしまった。
 外の空気が余りにも冷たく感じられて、それすらも性器は悦として感じてしまう。
「あ、アあぁっ……」
 レイの秘所が離れ、このままでは何も無い所で射精するという羞恥の極みに……なんて考えていられる余裕も無い。

―――どぴゅ、ぴゅるるっ

 我慢に我慢を重ねていた割には少量の精が、勢いだけは高らかに噴き出した。
 白濁色のそれは恐らくレイの予定通りに彼女の尻の間、肛門を汚す形で放たれ、すぐにポタポタとシンジの太股近辺に落ちる。
「……は、あ、あゥ……」
 掠れた声と共にシンジは更に鈴口から精を出す。……次は勢いと色すら失って、頼りない噴出の仕方だったが。
 力無くレイの顔が左隣に有る。幼い赤子の寝息とも思える程大きな呼吸音が聞こえた。
 顔が下になっているのでどんな表情をしているのかわからない。
 怒ったり泣いたりしていないと良いな。
 笑っていて欲しいとも思わないが。射精後の快感や達成感が湧かないまま目を閉じたシンジはぼんやりと思った。

「あぁ、お疲れ様。シャワー入ってきて良いよ。タオル……バスタオルは1枚、確か押入れに入っていたし」
 忘れていたが、今は『お仕事』の真っ最中で。この痴態も彼に見せる為の、所謂SHOWに過ぎなかったのだ。
 汗と汁と疲労とで疲れきったシンジからすると、随分と平然とした客の口調で漸く思い出す。



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